「大いにやるべし!」蔵のある街 nnrさんの映画レビュー(感想・評価)
大いにやるべし!
本作では、諦めないことや、人に頼ること、家族の絆、町おこし、人の営みの美しさ、いろんなものが描かれていて、正直、最後の最後までは「いい話だけど、映画としてはテーマを絞るべき」と思って観てた。
だけどホントのラストで橋爪功さん演じる絵の神様(?)の「やるべし、大いにやるべしじゃあ!」というセリフですべてがストン、と腑に落ちた。
本作はコロナ禍で世の中全体が抑うつ的なムードの中、それを払拭するために全国各地であげられた「サプライズ花火」がもとになっているという。
エンドロールで実際に”大いにやった”人たちがあげた花火の映像が流れる。この映画の観た後に見ると、なんと勇気づけられる映像だろうか。この映画はフィクションだけど、近いことをやってのけた人がいるのだ。
また紅子役の中島瑠菜さん、本作で初めて知ったが、これはいい俳優になりますな。美人だし演技が本当にうまかった。あと走るのメッチャ速い。
自閉スペクトラムをもっと認知してもらうという点でも社会的意義はあったと思う。個人的にも勉強になった。こういうのって「認知広めるぞ!」っていうのが前面に出すぎて不自然になることもあるけど、本作はストーリーへの組み込み方が自然で良かった。
一個だけ引っかかるのは、「蔵のある街」というタイトル。言葉自体は趣がありそうで個人的には好きだけど、別に蔵そのものがクローズアップされるわけでもないし、内容とはあまり合っていないような。それになんか加齢臭のするタイトルなんだよなぁ。こんなに若くてハツラツとした内容なのに。このタイトルってだけで結構見る人減ってると思う。そこだけ、もったいない。
≫あと走るのメッチャ速い。
意外と大事ですよね。
特に青春映画だと、明らかに本気で走ってなかったりすると冷めるし。
タイトルは地域性に寄りすぎましたね。
自分も趣や文学的な雰囲気が好きで引っ掛かったのですけど。
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