SUPER HAPPY FOREVERのレビュー・感想・評価
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思い返せばいい映画だった
見終わってすぐの感想は、「これで終わり?」だったんだけど、、、
見終わって数時間後の今思い出すと爽やかな気持ちだけが胸に残っている。
風呂でおじさんが倒れる場面はじめ、常に死が匂わされ、こちらを不安にさせる音の演出などもあり、途中恐ろしいことが起きるのでは?とも思った。
一方で二人が出会う場面は会話のディテール、二人の演技含め多幸感に溢れていた。
それこそ、こういうことがあれば人生やっていけるよなあ、と思えるくらい。
ここにテーマの一つがあるのかな?
話題というかテーマがとっ散らかってる印象がなかったわけではなくて、、
というか主題もしっかり理解できてる自信はないんだけど
その分からなさ含め、これからしっかり考えていきたいと思える映画だった。
とにかく映画館でまたみたいと思える。
素晴らしい映画体験だった。
意外と
アイミタガイと通じるお話だった。こっちの残された人は壊れたままだったけど。
過去を描くとこの尺になるよなぁ、何故題名は怪しげセミナーと同じなんだろう。波打ち際のコントラストとかロケーションはキレイでした。
大きな黒子にピンときたら、やっぱりココでのはなしにも出てる人でした。
透き通るような景色の中に感じる儚さ
突然の出会いそして別れ。今の2日間と5年前の同じ場所の2日間、妻と別れた後、そして出会いをシンプルに描くことで、自然に過ぎ去っていく月日、その大切な瞬間を切り取った美しく切ない映画。
リアリティ溢れる温泉ホテル、伊豆の海辺を舞台に、透き通るような美しい映像と環境音楽を通じて、偶然がもたらす輝く瞬間、儚さを散りばめ、多幸感と喪失感を共に深く感じる作品。
ミニシアター映画としては、9月下旬からロングラン上映になっているのが、理解できる。
タイトルなし
雰囲気あっていい映画だと思うんだけど、言いたいことを言い切れていないように見えた。まあ何でも言い切ればいいってもんじゃないし、そもそも言いたいことが浅いだけなのかもしれないけど。
三宅唱の影響だと思う。「きみの鳥はうたえる」のラストは最高に素晴らしかった。誰しも憧れるぐらい完璧。そして、あれは監督が言いたいことを言い切る為にあのカットで終わるのがベスト。
「ナミビアの砂漠」も「ぼくのお日さま」もこの映画も、もっと突き詰めて突き詰めきってから撮り始めなければ傑作にはなれない。最近の若い監督のほぼほぼの作品が話の芯から距離をとって見えるけど、三宅唱とは決定的に違うかな。物語の芯に触れようとする覚悟の無さだけがこちらに伝わってくる。
結局主人公の男もその友達も赤い帽子も、何にも話し終えてないのよ。帽子は伏線のセリフ通りになったってだけで、あれで良いのかな?
ご時世もあってはっきり言えないんだけど、自分の中で表現を突き詰めきることはハラスメントにはならないんじゃないかなあ。自分一人なら何日も徹夜して精神がおかしくなってもいいんだし。
ん?ミステリー?
亡くなった妻が5年前に紛失した帽子を探す夫。果たした帽子はどこにあるのか?
妻との関係性も友人との関係性も起こるエピソードの数々も、どれもとってつけた感が否めなく。。。
どの心情も伏線も「それでは正解の映像です。」って言われてるような展開が続く。
冒頭の話から主人公の想いや経緯を読み取ろうとしたがどうにも眠くなった。。。
そして画面の前の全ての人の推理通りの帽子の居場所。そして何かあるのかと思いきやそこで終わるんかい!
この映画の言いたいことは妻の死による自暴自棄とふたりの出会いはシンクロニシティだったのかという所だと。
面白かったですよ。
構成美
構成がおもしろいといえばおもしろいのだけど、
それがむしろ感傷を和らげている気がする
ラストもカタルシスを感じなかったが、
あれ以上続けてしまうとそれはそれで、なのだろう
それにしても海沿いの旅館って魅力的
部屋の撮り方が美しかった
伊豆が好きという、ただそれだけの理由で観た映画であったが・・・・・・・
伊豆には頻繁に旅行に行くので、”永遠に続く幸せの時間”を風光明媚な旅情を交え描かれるのかなぁ・・・・・・・
そんな理由で観た作品ではあったが、どうやらこの先入観は大いなる過ちであったことに気付く。
ネタバレしてしまうので詳細には触れないが、題名とは裏腹の現実!!
ただそれを許容できない人間の心の弱さ!!
忘れられない思い出を”赤いキャップ”に固執し、それを持って心の拠り所とする宗教(?)感!!
全てにおいて現実の厳しさを思い知らされる内容でしかないのだが、何とも言えぬ浮遊感のような心地よさも味わえる作品である。
因みに佐野役(佐野弘樹)、宮田役(宮田佳典)と役と名前の一致は偶然ではなく、二人から持ち込まれた企画であった為、それを生かしたとの事!!
その軽やかさがよかった
よかった。なんかいろんなものに恵まれてる映画な気もする。俳優、土地、天候。ポスターにある配色、白と青と赤、そしてラ・メール改めビヨンド・ザ・シー。海辺のホテルからのはじまりが『アフターサン』を思い出したり。
赤い帽子を探すおっさんふたりの悪態極まったところにワンカットで立ち現れる幻のようなはじまりの日々。その後の悪態を見ているが故に始まりの日々がかなりこそばゆく笑える。そして問題の赤い帽子を手にした二人を捉える街中のバックショットの美しさを見ているうちにじわっと涙が出てきて、それから幾度となく繰り返すバックツーショットの切なさというか美しさに浸る。
アート映画のような気もするけど、人の心の穴を軽やかにスケッチしていてとてもよかった。
心の奥の喪失感や寂しさを
若くして妻と死別した男が、二人の思い出が詰まった赤い帽子を探す為に友人と共に伊豆の海に滞在するというお話です。
自分の思いを何処に遣ってよいのか分からない男の苛立ちと荒っぽさばかりが目につき、その心の奥に横たわっているに違いない喪失感や寂しさが僕には透けて見えませんでした。だから、彼の帽子探しに付き合う友人が単なるお人よしにしか見えないし、赤い帽子の終盤の展開が物語の始めに呼応して響く様には感じられませんでした。
音楽の使い方を始め、いい雰囲気であっただけに残念です。
赤い帽子を被った人は幸せになれる感じの邦画。 本年度ベスト級。
盛り上りに欠けた感じだったけど、自分好みの雰囲気の良い作品だった。
終わってみれば本作は「死」がテーマだった感じ。
閉店するお店やホテル。
失って行く色んな出来事がテーマになっていたと思わされる。
人間、いつ死ぬか解らないからネガティブにならず楽しく生きていこう!
ってメッセージを感じた印象。
5年前に他界した妻が無くした赤い帽子を探しに友達と伊豆に訪れた佐野を中心に展開するストーリー。
佐野の妻の凪を演じた山本奈衣瑠さんの演技が最高だった!
今まで存じなかった方だけど表情が豊で自然な演技が素晴らしい。
赤い帽子姿がとても可愛い!
佐野と凪の自然な出会いも印象に残る。
あんな運命的な出会い方に憧れる(笑)
出会って間もない2人がコンビニの前で食べているカップラーメンを交換するシーンとか羨ましくなる(笑)
このシーンで2人の関係が予想出来る素敵な場面だった。
ベトナム人のホテル従業員のアンの登場が謎なんだけど、ナルホドの役柄だった。
楓がアンに「また会いましょう」って言うシーン。
今、考えると切なくて泣ける。
悲しいストーリーなんだけど心が暖まる感じの作風も良い。
佐野がいつもumbroの同じTシャツを着ているのが気になりました( ´∀`)
映画の中くらいは酷暑じゃなくて良いと思う
妻を亡くして自暴自棄なのは分かるけど、ちょっとめんどくさい、自分なら置いて帰りそう。
だけど喪失感たっぷりな中、訳分からん受け取り話に付き合わされるのもまあまあな地獄だから、佐野と宮田でイーブンか。
なんとなく結末は予想できたけど、ゆるめなテンポに閉館間近の物悲しさが合わさって嫌いじゃない。
昔なら中野武蔵野ホールで上映しそう。
あのキャップは誰かの落とし物で売り物じゃないと思う。
ちょっと人格的にどうかって人も、 異性相手だと問題なく過ごせるの?...
ちょっと人格的にどうかって人も、
異性相手だと問題なく過ごせるの?
相手がこの人だったからたまたま?
それだけちょっと気になったけど、
全体通してちょっと切ない感じが良かった
『え?これで終わっちゃうの?』って思ったけど、
残念ではない、この作品らしいと言えばらしい
古着屋はたぶん1000円丸儲け
佐野弘樹お目当て。
映画の日のせいか混んでた〜
うーん。
熱海、伊東、下田の景色が混じっていて集中できなかったよ。
スマホ海に投げちゃったよ😰
あかいキャップは朝起きた時にはベットの上に確かにあった。
それからどうなったか、かぶって出かけたのかわからない?
そしてバトンは渡された的な?
古着屋はたぶん1000円丸儲け😎
想い続ける心
俳優陣の自然な演技に見惚れました。
敬語とタメ口が混ざり合う会話がリアリティで微笑ましかったです。カップラーメンを食べるシーンでは美味しさを噛み締めている2人の姿に胸打つものがありました。
妻がいない現在と一緒に過ごした過去…。
そこに永遠がありました。
スパハピ
公開記念舞台挨拶付きの上映で鑑賞しました。
佐野のどうしようもない喪失感と誰にでも起こり得る出来事が点と点で、時に線にもなったりしてゆっくり優しく描かれています。
人生は出会って別れての繰り返しで、タイミングだとか偶然が重なっているのだと当たり前の事だけど改めて感じます。
出演者である佐野さんと宮田さんの映画を作りたいという思いから実現した本作は、五十嵐監督の過去作を観て監督をお願いしたいと思ったそうです。宮田さんがお話しされていましたが画の切り取り方がとても素敵ですよね。本作を大切に作った思いを感じながら映画を観るとより気持ちが温まりました。
映画タイトルの由来には笑ってしまいました。でも入信しません笑
観て良かったです。(★は3.5より上です!)
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