SUPER HAPPY FOREVERのレビュー・感想・評価
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伊豆が好きという、ただそれだけの理由で観た映画であったが・・・・・・・
伊豆には頻繁に旅行に行くので、”永遠に続く幸せの時間”を風光明媚な旅情を交え描かれるのかなぁ・・・・・・・
そんな理由で観た作品ではあったが、どうやらこの先入観は大いなる過ちであったことに気付く。
ネタバレしてしまうので詳細には触れないが、題名とは裏腹の現実!!
ただそれを許容できない人間の心の弱さ!!
忘れられない思い出を”赤いキャップ”に固執し、それを持って心の拠り所とする宗教(?)感!!
全てにおいて現実の厳しさを思い知らされる内容でしかないのだが、何とも言えぬ浮遊感のような心地よさも味わえる作品である。
因みに佐野役(佐野弘樹)、宮田役(宮田佳典)と役と名前の一致は偶然ではなく、二人から持ち込まれた企画であった為、それを生かしたとの事!!
その軽やかさがよかった
よかった。なんかいろんなものに恵まれてる映画な気もする。俳優、土地、天候。ポスターにある配色、白と青と赤、そしてラ・メール改めビヨンド・ザ・シー。海辺のホテルからのはじまりが『アフターサン』を思い出したり。
赤い帽子を探すおっさんふたりの悪態極まったところにワンカットで立ち現れる幻のようなはじまりの日々。その後の悪態を見ているが故に始まりの日々がかなりこそばゆく笑える。そして問題の赤い帽子を手にした二人を捉える街中のバックショットの美しさを見ているうちにじわっと涙が出てきて、それから幾度となく繰り返すバックツーショットの切なさというか美しさに浸る。
アート映画のような気もするけど、人の心の穴を軽やかにスケッチしていてとてもよかった。
心の奥の喪失感や寂しさを
難しい感想になる・・・
余韻のあるラストで今の荒んだ1日と過去のそれこそ文字通りのSuper Happy??な1日が対比で描かれていて前半の主人公の酷さはマジで酷く、後半の奥さんの1日が本当に幸せそうに観えるからこそのラストであえて主人公を全く描かない余韻のある結末もわかり、その後を考えちゃってます・・・後半の映像が本当に前半以上に綺麗かつ長回しで本当にその場所が凄い、役者の演技を観てくれってのも分かり後半に行くのも長回しで演出されて新鮮でした
ただ観た後でどういう感想になってるのか自分でも分からないからこそキツいというかどう受け止めれば良いのか分からないというのが正直な感想。見て損な気分は一切無かったのでこの評価ですがこれも自分の感情をちゃんと表してるのか分からないです
赤い帽子を被った人は幸せになれる感じの邦画。 本年度ベスト級。
盛り上りに欠けた感じだったけど、自分好みの雰囲気の良い作品だった。
終わってみれば本作は「死」がテーマだった感じ。
閉店するお店やホテル。
失って行く色んな出来事がテーマになっていたと思わされる。
人間、いつ死ぬか解らないからネガティブにならず楽しく生きていこう!
ってメッセージを感じた印象。
5年前に他界した妻が無くした赤い帽子を探しに友達と伊豆に訪れた佐野を中心に展開するストーリー。
佐野の妻の凪を演じた山本奈衣瑠さんの演技が最高だった!
今まで存じなかった方だけど表情が豊で自然な演技が素晴らしい。
赤い帽子姿がとても可愛い!
佐野と凪の自然な出会いも印象に残る。
あんな運命的な出会い方に憧れる(笑)
出会って間もない2人がコンビニの前で食べているカップラーメンを交換するシーンとか羨ましくなる(笑)
このシーンで2人の関係が予想出来る素敵な場面だった。
ベトナム人のホテル従業員のアンの登場が謎なんだけど、ナルホドの役柄だった。
楓がアンに「また会いましょう」って言うシーン。
今、考えると切なくて泣ける。
悲しいストーリーなんだけど心が暖まる感じの作風も良い。
佐野がいつもumbroの同じTシャツを着ているのが気になりました( ´∀`)
映画の中くらいは酷暑じゃなくて良いと思う
ちょっと人格的にどうかって人も、 異性相手だと問題なく過ごせるの?...
ちょっと人格的にどうかって人も、
異性相手だと問題なく過ごせるの?
相手がこの人だったからたまたま?
それだけちょっと気になったけど、
全体通してちょっと切ない感じが良かった
『え?これで終わっちゃうの?』って思ったけど、
残念ではない、この作品らしいと言えばらしい
古着屋はたぶん1000円丸儲け
大きいスプーン
最近亡くなった妻の帽子を巡る、喪失感に暮れる夫の話。
友人と共に、5年前に彼女と出会った伊豆のホテルを訪れて巻き起こっていくストーリーで、赤い帽子を見かけると手当たり次第にさぐるけど…立ち直れていないのはわかるけれど、元の性格や人間性が良くわからないし、これをどうみたら…と思っていたら、ちゃんと5年前のパートあるよねそりゃあ。
出会った時の話しは彼女視点で、かなりガッツリというかこっちの方が長い?からのあらすじ紹介でわざわざ記されているアンとのやり取りでオチは語った様なものだけど、無くした場所も知らない初見のもののハズなのにビンゴですか?そんなアホな。
そしてそこで終わりって…結局主人公の性格も良くわからんし、指輪の団体のフリも良くわからんし、ふーんという感じ。
想い続ける心
スパハピ
公開記念舞台挨拶付きの上映で鑑賞しました。
佐野のどうしようもない喪失感と誰にでも起こり得る出来事が点と点で、時に線にもなったりしてゆっくり優しく描かれています。
人生は出会って別れての繰り返しで、タイミングだとか偶然が重なっているのだと当たり前の事だけど改めて感じます。
出演者である佐野さんと宮田さんの映画を作りたいという思いから実現した本作は、五十嵐監督の過去作を観て監督をお願いしたいと思ったそうです。宮田さんがお話しされていましたが画の切り取り方がとても素敵ですよね。本作を大切に作った思いを感じながら映画を観るとより気持ちが温まりました。
映画タイトルの由来には笑ってしまいました。でも入信しません笑
観て良かったです。(★は3.5より上です!)
すれ違ってもまた出会う
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