「Knuckle」犯罪都市 PUNISHMENT ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Knuckle
マブリーファンはマブリーを大スクリーンで観るのを生き甲斐としている生物です。
かくいう私目もその類なのでその映画館の中でも一番デカいスクリーンで観れて本当感謝です。
特典はマ刑事のIDカードでした。
日本での公開は3作目から約7ヶ月後に4作目という早いスパンで公開されたので前作の内容もゴリゴリに覚えている状態でしたが作風はシリアス寄りになっていたので前作の事は一旦置いておいても良かった気がします。
今作ではIT犯罪がメインということもあり、現場特攻型のマ刑事とは相性悪いよなーと思っていたらまぁ案の定あんまり良くなくて、ただそのネットへの疎さがコメディ的なものを生んでいたのは良かったですし、そんな細かいことなんざ知るか!の如く怪力で解決していくのがこのシリーズだよなぁと改めて思い知らされただけでも良かったと思います。
前作では微妙だった敵キャラも今作では無口な仕事人でナイフ捌きが達者な奴が立ちはだかるのでその点でも見応えがあったのは良かったです。
殺し方もPG12くらいなので全体的に映す感じではないにしろエグい殺し方をしているのはポイントが高いですし、融通が全く効かないキャラをしているのでもっと早めにマ刑事と戦ってくれたらなぁとは思いました。
効果音も自分で出してるんじゃない?ってくらいチンピラを吹き飛ばす時のパンチとキックの音が凄まじく、それはそれは吹っ飛んでいくので暴力沙汰なシーンのはずなのに思わず笑みが溢れてしまいますし、安心感もあるのでつくづく不思議だなと思いつつも前のめりになって楽しめました。
自分からガツガツとっ捕まえていく時もあれば待ち伏せから締め上げるというスタイルでも挑んでいたので、新味を出したいんだろうなぁという心意気が感じられました。
3作目でチョロっと出てきた詐欺師のチャンがしっかりストーリーに参加しているのは良かったですし、とても良いキャラクターでした。
コメディリリーフでありながらカジノ経営を齧ってたところが評価されて、その知識を活かして組織を追い込んでいく流れも良かったですし、そんな騙され方するなよ笑と思いつつも全力で乗っかってくれるので観ていて楽しいキャラクターでした。
顛末だけは不憫でしたが5作目以降にも参戦してイジられまくって欲しいです。
ラストバトルは狭いフィールドと障害物を上手い感じに使いつつ、やはり超怪力で蹴散らしていく姿はお決まりなのに爽快感抜群で、割とダメージを食らいつつも傷跡を撫でるだけでほぼ完治してしまうマ刑事の細胞こそ恐ろしいですよ。
もう8作目まで構想があるというファンの事喜ばせすぎだろというサービス精神に感謝感謝です。
欲を言えばもっと物理方面のキャラクターがガンガン仕掛けてきてくれる感じの作風を5作目では期待しています。
鑑賞日 9/29
鑑賞時間 14:10〜16:10
座席 I-12