私にふさわしいホテルのレビュー・感想・評価
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サルと猿回し?
原作未読
なかなか味のあるホテル、聖地巡礼で流行るのではと思いきや、廃業していたとは・・・
大作家先生がそもそも嘘くさく、作家と編集者がサルと猿回しの構図に見え、笑えた。
ただ、「あまちゃん」の延長線上な調子でやっていくのもどうなのかな、とは思う。
橋本愛は、以前の能年玲奈主演映画でもだが、全然本人と分からなかった(役柄か?)。
こちらは「あまちゃん」当時の匂いを全く感じなかったりする。
万引き犯をボコすところは痛快だった。
本屋にとっては死活問題とも聞く。
ラストは若干、冗長に思えたが、件のホテルが無くなっていることを考えれば、あそこまで引っ張るのが正解か・・・
描写としては、演劇部の主人公より大作家先生のほうに文学愛を感じる。
ただ、端々に上手い言い回しを出しているので、相応に文学愛はあるのだと示しているのだろう。
今でも原稿用紙に万年筆の作家は、いるのだろうか・・・
のんのんのん
のんさんは相変わらず綺麗ですね。
好きな女優さんの1人ですが、映画1本のんの演技はちょっとつらい。
可愛らしい、ちょっと抜けているようなしべり方で、この映画の役には最適なのかもしれませんが、無邪気な一辺倒の話し方とキャラクターでは、見ているのがつらい。
のんさんは、キムタクと同じでどの役も演じると言うよりはのんさんにしか見えない。それは悪いことでは無いと思いますが、演じられる役は少ないかも。
無邪気な女性役ならのんさんのままで良いと思いますが。
なぜ昭和設定なのか分からない。何かあるのかと思ったけど。
スリリングな展開とか、大どんでん返しとかを期待してしまいます。
私に理解力がないのか、随分と平坦な展開に思えます。コメディ要素が強いというか、それしかないような。ところどころ声が漏れるくらい笑ってしまいましたが。
原作は知りませんがもっと奥深い話のようなので、これは映画化失敗じゃないですかね?
高評価なので期待しすぎてしまったか、、、他作品は鑑賞履歴のないシングルが多いので、そういうことかも。
残すにふさわしいホテル
「たった一つの酷評から鳴かず飛ばず・・・」から物語はじまる、SNSの現代では「1つの書き込みから・・・」からと考えるとレビューを書くのも身が引き締まるというのは思い上がりだろう。
この映画、痛快文壇下剋上、痛快逆転ストーリーだけではない。
細部に堤監督の演出と、出演者のみなさんのこだわりの演技、周到に計算された細部の仕掛けにも注目したい。
例えば、山の上ホテルで、多くの文豪の頭の中で繰り広げられてきた思考の世界、産みの痛み苦悩、文豪を支える編集者、家族との関係、著名な文豪もそれぞれがライバルであったり、リスペクト、ファン心情。
そんな世界が、東十条と中島との掛け合いの中から感じとれる。
滝藤は豪快な文字で文豪を、のんは、男勝りの殴り書きで怒りと、綺麗な文字で小説に向き合う真摯さを、二人の役者は文字までも演じて見せてくれる。
「東十条の作品はデビュー作から全部読んでいます!ライバルですから」という中島は、東十条の1番のファンではないか。もしかすると東十条のほうが中島の才に惚れ込んだファンなのかもしれない。
その尊敬する東十条から酷評されたショックと、ファンとして、東十条には評論より、
作家として作品を作ってほしいという思いを感じさせる。
また、東十条と中島にの駆け引きや、目まぐるしく変わるファッションに気を取られ、
見過ごしていた隠れた演出、仕掛けに、不覚にも3回目の鑑賞でやっと気づいたのである。
最後のシーンの原稿の日付二〇ニ四年二月十二日、山の上ホテルの休業前日。
そして、赤いベレー帽は小説の中の中島、最初のシーンと最後のシーン、途中の原稿を天井に投げるシーンのベージュの帽子は現実の中島、黒電話のベルとスマホの着信音による時点の変化、机の違いで401号室と501号室と時点の違いを表す。つまりは、2024年2月12日に「私にふさわしいホテル」を書き上げた中島の頭の中の空想を通して、山の上ホテルで数々の文豪の頭の中で繰り広げられてきたであろう空想の世界を見ているのである。
ドロドロ&コメディ
普通ののんちゃんが見たい
滝藤さんが好きなので見てみました。
うーん、自分とは合わなかったかも。
ずっと笑っている方もおられたのでハマる人にはハマるのでは。
のんちゃん奇抜な役が多いけど普通の役も見てみたい。
とっても魅力的な女優さんなので。
思わず笑ってしまうドタバタコメディ
小説家が周りの人達の力を借りながら、逆境を自らの行動で覆していく。とにかく売れたい、という世俗にまみれた夢を叶えるため、のんが泥臭く、執念深く立ち向かう姿に勇気と笑いが込み上げてくる作品。人間臭いキャラ好きよ。
周りにはたくさん迷惑もかけるけど、なんだかんだ彼女を見捨てず、むしろ彼女に影響されていく。エネルギッシュな人は見ていて魅力的ですよね。
ただ相当振り回されるので、一緒に仕事をする勇気はまだないなぁ笑。遠藤さん、尊敬します。今度から尊敬する人を聞かれたら遠藤さん(田中圭)と答えようかな。
色んな意味で、新年1作目を観に行った"私にふさわしい映画"でした。サブスクで観れるようになったら、家で声出して笑いながらまた観ます。
のんファンには嬉しいが。
てめぇこの野郎ぉぉお!!!
もっと面白いと思ってた。もっと文学的でオシャレな映画だと思ってた。想像外にもドタバタでハチャメチャなコメディ映画だった。求めていたものとは違いすぎてちょっと引いちゃったけど、役者の演技は素晴らしかったし、絵になるシーンが多くてぶっ飛んでいながらに可愛い映画だった。ただ、バタバタしている割にはストーリーに意外性がなく、ただ騒がしいだけにはっているのはざんねん。原作はどうなんだろう。こんなにやかましいのかな、笑
のんに当て書きしているかのように思えるほど、のん過ぎる映画。ギャーギャーしててうるさくはあるけど、良さが最大限詰まっている。なんだかんだで、この人の演技にはいつも引き込まれちゃうんだよねぇ。「さかなのこ」はオールタイム・ベストに入るくらい好きな映画だからね。
この人はいい意味で女の子ぽくないというか、我が道をゆくカリスマ性溢れる独特な雰囲気があるから、男を寄せつけず、恋愛に発展しないという謎の安心感があって、とても見ていて気持ちがいい。こういう映画は特に、ラブストーリーを入れられると一気に冷めちゃうからね。最高のはまり役です。
滝藤賢一も良かったなぁ。のんとの相性もバツグンで、コントのような掛け合いもたまらなく最高だった。前半はどうも乗れず、テンポも悪いからグダグダで見ていてなかなかにキツかったんだけど、滝藤賢一がまるで漫画かのように口に含んだお酒の噴射をしてくれてから一気に面白くなった。まぁ、その勢いをままにラストまでいけなかったのは非常に勿体なかったけど、毒を吐く田中圭に腹を立てる2人にはめちゃくちゃ笑った笑笑 でも、言い方はあれでも編集者の指摘はちゃんと聞き入れないとダメですよ???
ホテルをタイトルにしながらホテルほとんど関係ないし、色々やってきたのにそれで満足なの??とツッコミどころ満載。それもこれも堤幸彦らしいと言ったらそうなんだけど、「夏目アラタの結婚」が中々の傑作だっただけに、ちょいと残念。
でも、小説家なのに言葉では勝負せず、演劇部時代の演技力を遺憾なく発揮して、姑息な手を使って陥れようとするそのスタイルは、文学映画としては有り得ないけど、結構好きで楽しかった笑 のんと滝藤賢一だから出来る技だよね。好きな人はめちゃくちゃ好きと思う。にしてもストーリーはもうちょい詰めて欲しかった。短いのに長く感じる〜。。。
口悪のんは癖になりそう。しかも七変化を見事に見せてくれて今回も演技力の高さに驚かされた。柚木麻子の小説は来年にもまた実写化するらしく、なんだか気合いが入っているようなので、次はもっとハマることを期待しています。しかも山田杏奈出るらしいからね🥰🥰
クスッとコメディやな‼️
24年冬映画5本目‼️で24年最後の劇場鑑賞。
予告編見てコメディだから惹かれて鑑賞😁。
コメディはコメディだが観る人によっては賛否わかれそう〜💧、個人的には良かったですがクスっと笑いも多くツボらない人のが多いんじゃないかな〜って印象。
小説家だが超有名作家に酷評されて売れなくなってしまった中島加代子の復讐コメディ劇かな〜❓(笑)。
売れてる作家風の入り方から売れない原因を作った作家東十条宗典がすぐ上の階に居る事がわかるとバイト先のレストランの制服を来てホテル従業員になりすまし執筆を妨害しその後も何かと妨害したりたまに結託したりとやり取りも面白かった。
のんさんは可愛いですね〜🥰、文豪コールも良かったですよ。
メインののんさんや田中圭さん、滝藤賢一さんの3人のやり取りって言うのかそのあたりが終始クスっと笑えてしまって私は良かったかな😁。
舞台も80年代と格好や周りもそれっぽく見せてて、違和感はあったけど良い方かな。
時折橋本愛さんや田中みな実さんやら出てきたのはビックリしました、出演者はメイン3名しかしらなかったから。
ガッツリ笑うなら物足りないかも😀。
スピンオフみたいなやつまだやるみたいだから観に行こうかな〜。
笑った
のんのコメディエンヌぶりが最高に楽しく、これを受ける二人との競演の妙が素晴らしい
新人作家・加代子は、新人文学賞を受賞しながらも、大御所作家・東十条の酷評のために鳴かず飛ばずの日々を過ごしていた。
ある日、加代子は、かつて有名な文豪たちが宿泊していた憧れの山の上ホテルに宿泊していると、宿敵・東十条も泊っていることを知る。
この機会を利用して、因縁の復讐を果たそうとする加代子だったが…。
のんのコメディエンヌぶりがとってもいい。
恨みつらみを叫び、地団駄を踏み悔しがる様から、嬉々として行動する様子などを観ているだけで面白い。
その表情(特に目)が良く、また、出る度に変わる衣装の数々も楽しい。
この演技の受けにまわる、先輩の敏腕編集者を演じる田中圭と、その復讐に翻弄される滝藤賢一も手堅く好演。
ただ、後半で、東十条の妻と娘に嘘をついて親密になるのは、やりすぎで、楽しくなくて引いてしまう。
実在のホテル、山の上ホテルは老朽化のため閉館したのですね。
雰囲気のあるところだったようなので、寂しい限りです。
のんさんを見るたびに、自分の本名が使えないなんておかしくない?
それこそ、分断の闇ならぬ、芸能界の闇でないかい?
劇中の加代子は、朝ドラ主演で華々しくブレイクするも色々あった、まんま、能年玲奈ではないかい?
声を出して笑ってしまった
この映画にふさわしい女優
正月ごとにこのキャストこの監督で新作を観たい❗️
面白ければ良いんだ!
笑う!いがいと好きかも。役者みんな上手です。
さらりと笑える映画、小説家とかアートな仕事の人の内面がチラ見できたという感覚もあったかな。
お笑いコント系の映画だと思ってずっと見てたら中盤くらいで、作風に対してのんは質問受けます、「君のパーソナリティーが見えない。どんな家庭で育った?」。
それに対してのんは答えます、「パーソナリティーなんかどうでもいい、面白ければ良いんだ!」
台詞は多少違ったかもしれませんが、こんなかんじのやり取りです。この映画のテーマはここにあるように思いました。
私小説はまた違うかもしれませんが、フィクションなら大げさに言えば、それもそうだな、と思いました。
映画ずっと見てて、のんの役の背景が見えないな~、お笑いだから描かないのかな?、と思っていたところの台詞だったので答えがでてスッキリ。
のんの役は元演劇部の設定、元演劇部員が状況に応じて演技する場面もあります。一見するとアレ?と感じますが「元演劇部の小説家」なので納得の演技力です。
年明けそうそう笑わせてもらいました!
人生も「面白ければ良いんだ!」または「楽しければ良いんだ!」くらいで今年も生きたいですね!
仁義なき文学賞獲得作戦
のんを観る映画?
始まりは1980年代の山の上ホテル。駆け出しの作家中島加代子(のん)は、大御所東十条(滝藤賢一)が文壇を牛耳っていると思い、彼の執筆の邪魔をして、代わりに自分の原稿を採用してもらおうと画策する…
のんの魅力全開。古めかしいホテルにレトロファッションののんは美しく、なのに色気は全く感じない不思議。中島vs東十条のバトルは爆笑するシーンもあってとても面白いです。
ただ、映画館を出たら、はて、自分は何の映画を観たんだろうとも思いました。文壇の内幕を面白おかしく批判?不遇の作家の華麗なる復讐劇?
のんは魅力的だったけど、演じた中島には魅力を感じなかったんです。
中島の人物像とは。出版社の新人賞を取ったのに東十条に酷評されて恨んでいる。演劇部だったから人をたぶらかすのは得意。自分の目的の為ならなりふり構わずどんな卑怯な手も使う。
これを愛嬌のあるキャラクターとして演じたのんさんは流石とは思います。
が、映画では、彼女の文学への愛が見られませんでした。創作のアイディアをたくさん持っているとか、作品を書き溜めている、でも発表の機会がない、という描写が無いからです。野心家なのは良いとしても、直林賞がどうしても欲しいだけの人に見えてしまいました。
むしろ、東十条の方が純粋に文学を愛しているように見えました。
のんがいいのである
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