「何度も吹き出して笑った、笑った」私にふさわしいホテル たけちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
何度も吹き出して笑った、笑った
そもそも、2024年2月14日現在(スマホがある時代)と1980年代(固定電話のみの時代)との二重構造のストーリーが面白いです。映画コムのあらすじ紹介にも、なぜか書かれてはいません。
主人公(のん)の絶叫芝居(定番でしょうか?)と上品そうに振る舞うお芝居(八変化で現れます。)とのギャップが楽しいです。相変わらず、のんの滑舌がはっきりしないですが、それも独自の魅力です。
東十条(滝藤賢一)が作品を批評しただけで悪いことしてないのに主人公が逆恨みしているところが痛い、などというレビューもありますが、大体、度重なる東十条に対する嫌がらせは、主人公の言動を子細に見ると、真のリベンジなのかは疑問があります。何より、東十条は、喜んでいたし、結果として執筆に打ち込むことになり、Win-Winになっています。
笑い通しの、爽やかなコメディでした。のんは稀有の役者、偉大なり。
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