「サルと猿回し?」私にふさわしいホテル north-windさんの映画レビュー(感想・評価)
サルと猿回し?
原作未読
なかなか味のあるホテル、聖地巡礼で流行るのではと思いきや、廃業していたとは・・・
大作家先生がそもそも嘘くさく、作家と編集者がサルと猿回しの構図に見え、笑えた。
ただ、「あまちゃん」の延長線上な調子でやっていくのもどうなのかな、とは思う。
橋本愛は、以前の能年玲奈主演映画でもだが、全然本人と分からなかった(役柄か?)。
こちらは「あまちゃん」当時の匂いを全く感じなかったりする。
万引き犯をボコすところは痛快だった。
本屋にとっては死活問題とも聞く。
ラストは若干、冗長に思えたが、件のホテルが無くなっていることを考えれば、あそこまで引っ張るのが正解か・・・
描写としては、演劇部の主人公より大作家先生のほうに文学愛を感じる。
ただ、端々に上手い言い回しを出しているので、相応に文学愛はあるのだと示しているのだろう。
今でも原稿用紙に万年筆の作家は、いるのだろうか・・・
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