「のんのコメディエンヌぶりが最高に楽しく、これを受ける二人との競演の妙が素晴らしい」私にふさわしいホテル ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
のんのコメディエンヌぶりが最高に楽しく、これを受ける二人との競演の妙が素晴らしい
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新人作家・加代子は、新人文学賞を受賞しながらも、大御所作家・東十条の酷評のために鳴かず飛ばずの日々を過ごしていた。
ある日、加代子は、かつて有名な文豪たちが宿泊していた憧れの山の上ホテルに宿泊していると、宿敵・東十条も泊っていることを知る。
この機会を利用して、因縁の復讐を果たそうとする加代子だったが…。
のんのコメディエンヌぶりがとってもいい。
恨みつらみを叫び、地団駄を踏み悔しがる様から、嬉々として行動する様子などを観ているだけで面白い。
その表情(特に目)が良く、また、出る度に変わる衣装の数々も楽しい。
この演技の受けにまわる、先輩の敏腕編集者を演じる田中圭と、その復讐に翻弄される滝藤賢一も手堅く好演。
ただ、後半で、東十条の妻と娘に嘘をついて親密になるのは、やりすぎで、楽しくなくて引いてしまう。
実在のホテル、山の上ホテルは老朽化のため閉館したのですね。
雰囲気のあるところだったようなので、寂しい限りです。
のんさんを見るたびに、自分の本名が使えないなんておかしくない?
それこそ、分断の闇ならぬ、芸能界の闇でないかい?
劇中の加代子は、朝ドラ主演で華々しくブレイクするも色々あった、まんま、能年玲奈ではないかい?
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