「のんさんワールドを再び堪能!!!」私にふさわしいホテル CBさんの映画レビュー(感想・評価)
のんさんワールドを再び堪能!!!
2022に、「Ribbon」「さかなのこ」「天間荘の三姉妹」と立て続けに3本のんさんワールドを堪能して以来だ。待ってたよ、のんさん! 2022の作品たちは、コロナだったんだなあという印象がまだ残る映画館で観た記憶。今回は、すっかり戻った映画館で観た。
小さな出版社の新人賞を取ったのに、あるベテラン作家に書評で酷評されたために、なかなか単行本が出せない新人作家が、どんなことをしても有名作家になる! と、もがく話。
舞台は、作家だから当然の山の上ホテル。神保町なんだね。2024年2月13日より老朽化対応のために当面の間、休館とのことなので、そのタイミングで撮影できたのかな?
とてもテンポの良い映画。あえて「○年」「○か月後」といった画面をはさむことで、わかりやすくなっている。その中でくるくる回るのんさんの姿。どのシーンでも目立ち、際立つ。のんさんは、主役しかやれない俳優だなあとあらためて思うが、俺は、だからこそいいんだと思う。ずっとこのスタイルでいてほしい。多くの監督さんに、のんさんで映画を撮ることに挑んでほしいです!!
このホテルはまさにお前にふさわしいホテル。ほら、差し入れにフルーツサンドだ。
というラスト、好きです。
「昭和が終わって、小説家を取り巻く環境が変わっても、私は枯れない。書き続けるんだ」
この劇中セリフは、"小説家" の部分に自分の職業を入れてみてという、原作者からこの映画を観ているみんなへのメッセージだと、俺は思いました。
おまけ1 (衣装)
この映画では、のんさんの衣装も見応えあり。普通の服って、こう着るといいんじゃないの? と語ってる感じ。さすがはニコラからの筋金入りモデルと思い出した。
おまけ2 (傑作セリフ)
犯罪者のくせに、世の中のものさしに従ってんじゃねーよ!
もし私が小説家になって、万が一大きな旬の選考委員に選ばれて、選考委員が先生だったら通してもらえます?
おまけ3 (みんな)
堤監督(幸彦)、さすが、スッキリまとめてくるね。
田中さん(圭)、これまた素晴らしい。
橋本さん(愛)のカリスマ書店、あってたね〜。美人であることは、長所でもあるが役柄の制約にもなりやすい映画の世界で、こんな風にさまざまなシーンで出会えるといいね。
そして滝藤さん(賢一)、カーテンロールで最後の最後に表示されるだけあって文句なし。翻弄されるベテラン作家が、この映画をより楽しいものにしてくれました!
コメントありがとうございます。
ラストカットの原稿用紙に、日付が書かれていました。
衣装も最初の場面と同じだったので、すべて小説の話だったのかなぁ、と。
個人的には蛇足だった気もしますが…
CBさんのレビューにはわたしの知らないこと沢山!のんってモデルだったんですか?美しくてスタイルいいから全然いいのですがそれであんなに素敵なコメディエンヌとはとは!とは!炸裂!まさにあの様々衣装&ヘアメイクの板のつきように感動して呆気にとられました!「あまちゃん」見てないのでこの映画で役者(モデル)としての彼女を初めて知ったことになります。他の俳優は田中圭と滝藤賢一しか知らず・・・。のん、追います!