「怒りの正しい使い方」私にふさわしいホテル N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
怒りの正しい使い方
創作意欲を保ち続けるに、エネルギー源のひとつとして「怒り」があることは間違いない。ゆえに、人前で怒り慣れていない、もしかすると若すぎて正々堂々、怒れない若き作家は立ち消えていった。
だがまっすぐ正しく燃料にかえることができたなら無敵。そこにある清々しさと、創作を発露させる生命力をふんだんに感じ取れた作品だった。
「あまちゃん」も見ておらず、のんさん初体験。
七変化が真似ではなく真に七変化で、どれがスの状態の登場人物か混乱してくるほど。
エネルギーの塊のような主人公を不足なく、それ以上のエネルギーで演じきっており
最後まで目が離せなかった。
ライバル作家の滝藤さんも憎めそうで憎めない、清々しい敵役でヨシ。
一番印象に残ったのは、万引き転売ヤー(たぶん)を捕まえた時に、主人公が吐きつけるセリフ。まさしくその通りと、大笑いした。
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