劇場公開日 2024年12月27日

「面白いけれど、「あー面白かった」という気分にはさせてくれない」私にふさわしいホテル GFさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5面白いけれど、「あー面白かった」という気分にはさせてくれない

2024年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

話が、どんどん進んでいって、主人公たちの立場や関係も微妙に変わっていくのは面白いです。でも、それぞれの話が、「起承転結」の「結」の部分は、ほどほどに切り上げて、「数ヶ月後、だからこうなりました・・・」みたいに次の事件の「起」が始まるぶつ切り状態に、ちょっと戸惑います。

描いていないところは、観ている人が想像してねみたいなのは、嫌いではないです。でも、それぞれの場面で、思いっきり笑うことは、許してもらえないみたいなモヤモヤ感との闘いもありました。2時間弱の映画よりも、テレビの連続ドラマで観たいお話かも・・・

売れない作家だった主人公が、最後は、大きな賞を狙えるぐらいの作家になれたのは、どうして?(カリスマ店員の力?)と、自分よりも才能のある別の作家に力を入れていた編集者とは、ふつうに仲直り出来たのか?の2点は、さすがに説明不足かもと思います。

そういうモヤモヤを引きずったままだったので、映画が終わっても、「あー面白かった」という満足感に浸れないのが、惜しいです。

GF
uzさんのコメント
2025年1月2日

顔を合わせてないとはいえ、遠藤があのクリスマスからデュエットで再登場は違和感ありました。
しっかり笑わせてもらったのですが、モヤモヤも残ったのは残念です。

uz