「モノが違う」私にふさわしいホテル 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
モノが違う
のんちゃんが売れない作家を演じる。
才能があっても売れない、
ではない、
才能はなくても?絶対売れてやる!
どころか、
暴言はくはく、悪態つくつく、、、
文学界をぶっ壊す!
文学賞は出来レース!
悪態つきまくり・・・
そうは言っても、
のんだから、
かわいいんでしょ?
かわいいカッコわるいでしょ?
いえ、
かっこわるいカッコわるいフルスロットル。
悪童的な諧謔、辛辣な皮肉を織り交ぜた芝居と、
滑稽なコメディエンヌの絶妙なバランスは、
まさに高難易度の綱渡り。
観客に引かれたらおしまい、ノレないのも辛い。
その絶妙なバランスは、演劇表現における高度な技術が要求される。
本屋のシークェンスでは、
意外な展開も期待させるような、
爆発力だった。
そんな世界観を背負っても違和感がない、
悪態をついても嫌味が無い事をシンパイしつつも、
彼女の、モノがちがうエンジンのデカさのようなものも感じた。
阿部寛と仲間由紀恵の丁々発止のやりとりを想起させる、
「トリック」ファンの方にはおすすめかもしれない。
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