「カンヌを意識した作品」グランメゾン・パリ komtangoさんの映画レビュー(感想・評価)
カンヌを意識した作品
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木村拓哉さんは、本当にイメージ通りというか、一本調子というか。
ふつう、たくさん仕事をこなすと、色んな役柄にも挑戦してみたくなるものだが、彼はブッキラボウにこだわりがあるのか、進化も退化もしない。ブランディングに成功したというべきなのだろうか。(この映画には登場しないが、橋本環奈さんもそれを目指しているのか。) この木村さんを見たい人には刺さるのだろう。
物語の中盤で、尾花が自分勝手さを認めて皆に頭を下げたら、急に高級食材を得られるようになるという超ご都合主義に唖然とするが、まあ、面白ければ良いのだろう。
フランス人の人種差別を指摘しつつ、何でも吸収して進化し続けるフランス料理をヨイショする、よくできた映画です。
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