KPOPガールズ! デーモン・ハンターズのレビュー・感想・評価
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韓国の近代的発展と伝統文化と愛国心が融合したミュージカル風バトルアニメ。
韓国女性Kポップアイドル3人組が歌って踊りながらファンを魅了し古代から続く宿命により悪魔から国を守るミュージカル映画風バトルアニメ。陽気な3人の若い女性アイドルがアイドルとしての現代的な仕事をこなしながらも伝統も守り悪と戦う。
点数4.0。お勧めします。華やかなKポップアイドルたちの歌と踊りがバトルと融合し独特の世界に引き込まれます。
この映画の優れている点はハイレベルなアメリカのアニメという印象でユーモアがあり展開が早くテンポがいいところ。キャラクターたちは必要以上に暗くなく陽気でおしゃれでかっこいい。引用古いですがマイケル・ジャクソンのミュージックビデオみたいに格好いい。悪い点は敵の悪魔がただのやられ役でアイドルたちは(ほとんど)怪我を負わないこと。ご都合主義で単純な結末。ルッキズム全開で美男美女のアイドルたち以外の見せ場はなく一般市民はアイドルを応援することしか許されない雰囲気の作品。
このアニメ映画は急速に発展した近代的な韓国と古くからの韓国の文化の両方を見事に表現していると思う。音声を韓国語にして日本語字幕で鑑賞すると雰囲気がさらに良くなった。韓国旅行をした気分になれた。個人的には3人組のなかで背の高いツインテールの釣り目のメンバーがこの映画での私のいちばん好きなキャラクターだった。
視聴:液晶テレビ(有料配信NETFLIX) 初視聴日:2025年6月23日 視聴回数:1(早送りあり) 視聴人員:1(一人で見た)
企画と音楽は良かった🎶
パワーパフガールズやピッチ・パーフェクトの要素があると思いますが、どちらも薄く、この映画ならではというものは弱い気がしますあ。ストーリーも印象に残らず、普通の配信アニメという印象でした。音楽はKPOPとミュージカル調のものがあり、良かったと思います。まあ実写は無理だよね…。
今年ベスト級
これは映画館のビッグスクーンで観たかった!!
K-Popアイドルとデーモンスレイヤーを掛け合わせるという斬新なアイデアだが、この設定がアクション映画や自身のアイデンティティを巡るストーリーとしての図太い骨組み(韓国映画らしいバイオレントアクション映画風味も感じつつ)として良いバランスになり、映像的にもストーリー的にもアイドルとして昇華されるつくりにとても感動した。
「スパイダーマン:スパイダーバース」のソニー・アニメーションピクチャーズが手掛けるアニメーションも圧巻のクオリティで、製作陣も本作がデビューに近いのだがここ数年に発表されたアニメーション映画の中でもトップクラスに入る作品になっていると思う。
誰でも自分の中に正しい心や悪の心を持っていて、悪の心を封じる為に正しい心を燃やすということが、普段からアイドルを追いかけているような層も同じことが出来るというアイドルオタク文化をも包み込むようなつくり。
本作のファンの描き方もとても特徴を捉えているし、男性アイドルグループのキャラクターもちゃんと"いそう"で良い。1時間半というコンパクトなパッケージも今っぽくて良い。
エンディングで本作の曲はTWICEの3人によるレコーディングということが明かされ、前情報の少なさからささやかなサプライズ。冒頭からめちゃくちゃカッコいいK-POPソングがかかってくるので一体誰が歌っているのか気になっていたがなるほど納得。
今作られるべくして作られた最高のアニメーション。劇場でかかればアカデミー賞長編アニメーション賞ノミネートも視野に入りそう。
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