ノリャン 死の海のレビュー・感想・評価
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李舜臣vs島津水軍という珍しい海戦が見られる戦場映画
三部作の前作「ハンサン 龍の出現」が清々しいほど海戦に特化した「戦場映画」になっていて、李舜臣vs脇坂陣内の武将同士の駆け引きがメインだったが、戦が終わった後に突然(韓国の人には突然でもなかったと思うが)ぶっ込まれた日本の侵略を警戒せねばというメッセージが、今回の完結編の物語の根底にある。
なんなら本作の後半は、「ハンサン 龍の出現」以上に延々と海戦をしている映画になっていて、(日本の)戦国時代末期の海戦を映像として見られること自体が稀有なので、史実を大きく脚色していることは織り込み済みであれば、歴史アクション、戦場アクションとして見どころは多い。
ただ今回は、李舜臣が「なぜそこまでして戦い続けるのか?」が重要なキーになっていて、しかしながらその理由が「日本に2度と侵略させないために連中がビビるくらい叩き潰す!」なのだと明かされると、撤退軍を相手にしているのにさすがにやりすぎではないか、ひとりの将軍が国全体を修羅の道に追い込みすぎではないかという感想にはなった。
とはいえ文禄・慶長の役は朝鮮側にしてみたら「明を支配下にいれるぞ!」という秀吉の妄想のために一方的に攻め込まれたのであって、絶対に許さない、忘れないぞ、という映画が作られることもむべなるかな。「ハンサン 龍の出現」は韓国の映画でありながら両軍の視点が拮抗していることが面白さになっていたが、こっちの視点のほうがそりゃ韓国映画だよなという気にはなる。
やっぱり歴史モノは苦手だ。
軍船に乗った両軍が映画開始から、軍船で前進と後退を繰り返す。
それが夜という設定なのか、終始暗い画面で軍船が行ったり来たりの繰り返しを約1時間50分間も続けるのには参った...。せめて1時間くらいにしてよ?
夜が明けてから、ようやく両軍が互いの船に乗り込んで合戦が始まるんだけど、もう飽きちゃっているから集中して見る事が出来ずにアクションシーンも特に目を見張るものは無く、
自軍がピンチに陥ったときに将軍が太鼓を叩くシーンは「 ベスト・キッド2 」で、パット・モリタがでんでん太鼓を叩くシーンを思い出して失笑しました。
目立つから案の定、将軍は撃たれて死んで、後の木口小平になったと白神源次郎は語りけり。
EDロール後のおまけのシーンも歴史に興味がないので何が何だかさっぱりわからんとです。
合戦だけの大河ドラマって、見て面白いんでしょうか?どういう層に向けて作られたのか意図が分からない映画。配信で充分だと思います。
はじめて観た
ポスターのデザインが気になり鑑賞。
内容?よくわからないが大失敗(汗)
帰ってきてパンフレットを熟読しそれでも足りない知識はウィキペディアやらネットサーフィンしたりして急いで情報を掻き集めた。
要は、豊臣秀吉による朝鮮侵略から、死の床にある秀吉公が旅立つ前に後継の秀頼公を気にかけ一刻も早く朝鮮に出征している小西行長達を帰国させろという内湯の遺言を遺し旅立ってしまう。
一方、秀吉公の死を知った小西行長は日本へ帰ることを画策するが、逆に秀吉公が亡くなった今の日本にはリーダーがいないことを明や朝鮮に対し悟られたくない思惑から休戦協定を持ち掛ける。
そして小西行長から代償として差し出されたものが奴隷として連れてこられた朝鮮の民だと知り、イ・スンシンの怒りが爆発する。
一方、休戦協定を持ち掛け乍も、今此処で秀吉公のために帰国の途につくことは朝鮮や明に対し敗北を認め白旗をあげるようなことだけは認めたくない小西行長は、島津藩と協力しあう形で再び明と朝鮮の連合軍と海上で激しい戦を繰り広げる。
圧倒的な日本側の船の多さに苦戦を強いられるも海上の難所に誘き寄せることに成功すると一気に形勢逆転し、後から追撃するつもりだった小西行長が事態を理解し戦線離脱すると明と朝鮮の連合軍が勝利を掴んだ。しかし、イ・スンシンが流れ弾(諸説ある)を受け戦死してしまう。
流れ弾を受けるまでのバチを持ち力強く太鼓を叩き鼓舞したシーンが印象的だった。
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