劇場公開日 2024年9月27日

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ビートルジュース ビートルジュースのレビュー・感想・評価

全185件中、41~60件目を表示

3.5オリジナルスタッフ&キャスト!

2024年10月12日
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鑑賞方法:映画館

ティム・バートン監督による怪奇コメディの36年振りの続編。
何故今更、とも思うけど、監督、脚本は勿論、キャストの、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ等オリジナルキャストが集結して、ちゃんと以前の出来事を引き継いでいるのが、何気に凄い。
また、ウィレム・デフォーや今回の主役ジェナ・オルテガもしっかり世界にハマっていて魅力的。
ティム・バートンが作り上げるド派手なあの世、それが兎に角楽しそう。こんな死後の世界なら、死ぬのも怖くない?
#ビートルジュース
#ビートルジュースビートルジュース

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naichin

3.5ハロウィン映画として面白い

2024年10月12日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

前作(1988年)「ビートルジュース」の35年後を描いたホラーコメディ。
ティム・バートンらしい独特な世界観がとてもよかったです。

前作をほぼ忘れていたけど、恐らく初めて見る方でもビートルジュースのキャラクターが個性的で楽しめると思います。
ストーリー的にも面白いし展開も良いんだけど
ビートルジュースをもっと出てたら良いのになぁ。
あんな死後の世界があったら面白くて良いけど、死に方が皆んなエグいでしょ‼︎

吹き替え版は山寺宏一なので、そちらも興味あるのでもう一度見たいと思いました

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ふーたん

4.0愛とソウルトレイン

2024年10月12日
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鑑賞方法:映画館

前作の記憶のないまま鑑賞。
お化け屋敷映画ですが怖がらせるよりも笑わせるのが目的だと思います。
上手くいかない愛の形が何種類か出てきます。
将来、旅立つ時にソウルトレインに乗るイメージだとファンキーで不安がないと思いました。

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立丸

3.5ホラーコメディ

2024年10月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

明るいホラーで楽しめましたがストーリーがちょっと弱い。映像もキレイで楽しめるので、これ自体はありだと思うが、個人的にはもう少しハラハラさせてほしい。

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ショカタロウ

5.0結局ティムバートンが好きかどうかです

2024年10月11日
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私、ティムバートン監督の大ファンです。
私にとっては最高の映画でした。
それだけです。

もうクセしかないので、この監督。
期待を裏切らなかったし期待以上でした。
ずーっとニヤニヤしながら観てました。

もしティムバートン作品を観るのが初めての方がいて
これを気に入ったのであれば
監督名で検索して過去作品を片っ端から観てください。
きっと全て気に入ります。

いやぁ涙ものです。
バットマンのマイケルキートン
シザーハンズのウィノナライダー
そしてスタッフロールで気付いたペンギンさんのダニーデビートまで

ティムバートンオールスターな作品

どうかずっと変わらないでいてください
ずっと大好きです監督

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きみまろ

3.5ハロウィンの夜にお帰りなさい、バートン監督

2024年10月11日
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なんか久しぶりに、ティム・バートンが原点回帰、本領発揮でやりたい放題の作品が観られて嬉しかったです。ゴシックホラー丸出しのおどろおどろしいオープニングに、常連のダニー・エルフマンがこれでもかと不気味なスコアを当ててきて、ビートルジュースの元妻のグロテスクで笑える復活劇と、待ってましたの出だしです。ところが、前作からの登場人物のその後やニューキャラの紹介が続く前半は、独特のノリだけどテンポがイマイチ。それでもビートルジュース復活の後半から、ぶっ飛びの霊界ジェットコースター巡りが最高です。霊界移民局や霊界警察、あの世行き列車がまんま黒人ダンサーが踊り狂うソウルトレインと言う設定も愉快だし、キモ可愛いサブキャラもバートン監督の偏愛ぶりが炸裂しててバートンワールドを堪能できました。音楽もなぜかドナ・サマー、ラストに名作ホラー『キャリー』のテーマ曲が流れたんで、これはもうひと波来ると思ったら、そう来たか!の展開で笑えます。このノリは、人によって好き嫌いが分かれるかも。役者では、マイケル・キートンが、ホントに楽しそうに演じています。嬉しいのが、久々のメジャー作復帰のウィノナ・ライダー。変わらない繊細な美しさ、コメディエンヌとしての才能が素晴らしく、今後も活躍してほしいです。

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シネマディクト

5.0最後の最後までやられた〜

2024年10月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

バートンの世界に久しぶりに浸れました。最初はお化け屋敷に入るようなドキドキ感も有り、セットも凝っていて映像も楽しめます。あらすじの細かい辻褄なんて気にならない世界観。1は見ていません、きっかけはUSJからです。それにしてもジェレミーには2回驚かされました〜。

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mimin

3.5ビートルジュースが口癖になる

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

ビートルジュース ビートルジュース
ビートルジュース

観終わってから何回も口ずさんで?ます

というか、口ずさんじゃってます笑何故か

前作から35年後ということでしたので、今作を鑑賞する前に前作を観てからにしようと思ってたのに、結局観ずに行ってしまった(・ᴗ・`; )

結果 前作観てなくても楽しめましたけど

観た後、前作も観たくなりますね( ˙꒳​˙ )

35年前のマイケル・キートン演じるビートルジュース

ウィノナ・ライダー演じるリディアをみたいなーと思いました

私は字幕派なので字幕で鑑賞しましたが、吹き替えの方が面白いのですかね?

生まれた赤ちゃんがビートルジュースの赤ちゃんなのがツボりました

気持ち悪いけど笑える。みたいな?

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Qoo

4.0ハロウィンムービー

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

楽しかったです♪
死後の世界の幽霊の物語ですが、まったく怖くなくてユーモラスなのでハロウィンデートにはもってこいかも。
しかしウィレム・デフォーって、なんて幽霊役が似合うのだろう。特殊メイク、ほぼいらないじゃん。

ビートルジュース・ビートルジュース、おっと2回にしておこう。

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光陽

3.5ティム・バートン×ダニー・エルフマン

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

オープニングでこの組合せを聞けただけでも満足

途中途中お化け屋敷みたいな雰囲気あってまあ面白かった

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トント

4.0懐かしい

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

1作目が大好きで、まさか続編を見ることができるとは…感無量でした。
もうオープニングでなぜか泣きそうにw
ただ、ストーリーは…比較したらだめだし、そんなのナンセンスだと思うんですが、1作目のほうが私は好きです。
元妻ドロレスさんとの絡みがもっと見たかったー。とても素敵な女優さんだし。
デリア役のキャサリン・オハラさんが1作目と全く変わってなくて度肝抜かれた。

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波

4.0雰囲気とキャラクターを楽しめば、それでいい

2024年10月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

ホントたいした内容じゃ無いし、元妻ドロレスが復活した割に全然活躍しないし…
とは思うけど…
まずオープニングの音楽からワクワク。
もう後半はミュージカル並みの楽しさ。
結局、雰囲気とビートルジュースのキャラクターを楽しめば、それでいいのかもね。
ウィノナ・ライダーとジェナ・オルテガが可愛かったし。

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キブン

4.0ストーリーがしっかりしていてびっくり。

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

ティムバートンと言えば、強い拘りが見どころで置いてけぼりも多いのですが、良い作品でした。
親子愛は普遍なのですね。

3度名前を呼べば、駆けつける!
有り難い存在です。

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jiemom

3.0がんばれ、TOHOシネマズ二条!!

2024年10月8日
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笑える

楽しい

単純

 前作(1988)から35年以上経ってからの続編。

 前作公開時に感じた悪ノリぶりとスベリ加減は相変わらず。こういうのをスラッブスティックというんだろうか。
 アメリカと笑いの感覚が異なるのか、単なる個人のセンスの問題なのか。それでも、前作よりも映画ファンとして好意をもって観られたのは、ビートルジュース役でマイケル・キートンが引き続き出演しているから。

 コメディアン出身の彼の俳優としての出世作となった前作のヒットを受け、再びT・バートン監督とタッグを組んで臨んだ『バットマン』(1989)では、そのキャリアゆえに原作コミックファンからは大ブーイング。彼の降板を望む署名活動まで起こったほど。
 そんな雑音を跳ね返して作品を大ヒットに導いた一因は、間違いなくキートンの役者としての力量にあったし、彼が主演したシリーズの成功なくしてその後のDCやマーベルの映画化作品の実現はあり得なかったと思う。

 今回、約35年ぶりに思い出深き(?)ビートルジュースを再演することになったキートン。
 メークしてたら誰か分からないし、ベテランの彼がやらなくてもと思うが、『バットマン』シリーズでブレークした直後から、脇役・悪役・サイコパス等、役柄択ばずキャリアを積んできたキートンの集大成なのかも。

 個人的には、そろそろオスカーを獲って欲しい俳優のひとり。
 自身のキャリアをパロディ化したような『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2015)では惜しくもノミネート止まりだったが、できれば『ザ・フラッシュ』(2023)でこれまでの功労の意味も込めて助演男優賞をあげて欲しかった。

 キートン同様、前作からの続投になったウィノナ・ライダーは、両作品のブランク中の私生活が波瀾万丈。長生きすれば人生山あり谷ありは付きものですから。
 前作では、ピュアな感性ゆえに霊とも交流できるイメージだったリディアが、大人になってTVのいかがわしい心霊番組のホストやってるのには笑えた。

 本作からの出演になるウィレム・デフォーは霊界の警察幹部役(設定が刑事ドラマの撮影中に実弾事故で死亡した俳優って…。アレック・ボールドウィンへの当てつけ?!)。
 彼も『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2018)でオスカー獲って欲しかったのに、最近またヘンな役ばっかり。
 いっそデフォーのジョーカー役で、バートンとキートンの三人で新しいバットマン作ったらいいのに。

 監督ティム・バートンの愛と毒がない交ぜになったフリークス・フェチも相変わらず。

 ストーリーはカオス状態。
 行方不明になったリディアの夫や父の事故死、悪い霊に騙された娘アストリッドに自身の再婚など、どのエピソードがメインなんだか。
 コメディ作品なので細かい点はいいにしても、思春期の娘が男(霊だけど)に騙されて危なかった話はもちょっとフォローがあってもいいのではと。

 自分より先に投稿された方のレビューを拝見してると、ジェナ・オルテガの『ウェンズデー』が何度も話題に挙がっていたけど、自分はモニカ・ベルッチ演じる毒婦ドロテアのキャラクターにモーティシアが重なった。
 もしかして、『アダムス・ファミリー』意識してた?!

 本作を観に何ヶ月ぶりかで訪れたTOHOシネマズ二条はビルの全面改装中で、映画館以外のテナントがコンビニを除き完全撤退。
 映画館のチケットで割引してくれるところもなければ、時間を潰す場所もない。
 いつもは若い人たちで遅くまで賑わっていた劇場ロビーも、コロナに逆戻りしたみたいに閑散としていて営業にも影響出てるはず。

 来春の全面復旧までしばらく大変だろうけど、それまで頑張れTOHOシネマズ二条!!

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TRINITY:The Righthanded Devil

5.035years

2024年10月8日
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笑える

楽しい

怖い

最近は『トップガン マーヴェリック』や『ゴーストバスターズ/アフターライフ』など、名作の続編が制作される中で、まさか『ビートルズジュース』の続編が発表されるとは考えてもみませんでしたので、制作発表のニュースを知った時には、一人で歓喜の声を上げました。
恥ずかしながら前作は劇場ではなく、レンタルビデオショップで、しかもあまり期待せずに何気なく借りて、視聴しました。ですが予想とは逆の意味で裏切られて、映画が始まるとその世界感にスッカリ引き込まれて、エンディングでハリーベラホンテの「シェイク・シノーラ」が流れたときには、なぜか清々しい気持ちになったの覚えています。当時の私は受験や人間関係で荒んでしましたが、色々と真剣に考えるのが馬鹿らしくなり、気持ちが軽くなり、何事も前向きに考えれるようになったのだと思います。
本作品の内容はというと、やはり前作と同じキャスト、ビートルジュース(マイケル・キートン)を始め、リディア・ディーツ(ウィノナ・ライダー)など、多数でており(メートランド夫妻が出てないのは残念ですが)観ていて安心感があり、前作のオマージュを感じるシーンも多数あり十分に楽しめました。当時の清々しい気持ちを思い起すことが出来ました。

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sam

5.0今回は本気だよ

2024年10月7日
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単によくできたお化け映画だった前作から、バートン先生が本気を出すとこんなカンジですよ、の快作です。

これだけバカバカしくて滅茶苦茶な内容を、むしろ高級感すら漂わせる感性と演出技術はただただ才能としか言いようがありません。

バートン色が希薄だった前作から今回は300%バートンタッチで押しまくりました。故に裏返せば合わない人には徹底的に合いません。

しかし、橋本環奈さん朝ドラにハリウッドにと大忙しですね。

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越後屋

3.0コメディホラー

2024年10月7日
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鑑賞方法:映画館

全てが夢オチかと思い込ませるようなコメディホラー感。
全敵対キャラの結末があっさりしすぎてて逆にすごい。
流れるよう、詰まることなく観れたのは良いことだが何だったのか...と感じてしまうところが物足りなさにもなるかも。

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ニックネーム

5.0109のスクリーンxで見た

2024年10月7日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

評価が低いので内容よりもスクリーンxを体験するつもりだけでいった。結果的に迫力があり、ユーモアもあり大満足。頻繁に起きるユーモアとスケールを感じて100点です。因みに平日の朝早く行ったので妻と2人で映画館貸切でした。最高。

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ISA

3.0おのろけモード。

2024年10月7日
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鑑賞方法:映画館

当然モニカベルッチ目当てです。
ジェナオルテガは2番です。
確かティムバートンの現在のパートナーがモニカなんで現場はラブラブ熱々だった事でしょう。
前作は荒唐無稽な設定に理屈っぽいガキだった私は、いささかついていけなかったのですが今作は恋愛物なのでとっつきやすかったです。
ヴィノラとしつこいビートルジュース。
ジェナと新恋人。
ソウルトレインは笑ったよ。

モニカカッコ良かったけど最後少しあっけなかったなぁ。もう少し盛り上げて欲しかったDeath.

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masayasama

3.5新作の評価とティムバートン作品の変容について

2024年10月7日
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ファン同窓会映画としては合格点なのではないだろうか。
ゴーストバスターズのリブートと違って、ギャグもすべってないし、そんなに無理に(若干あっていらっとしたが、)ハートウォーミングな話とかにせず、昔ながらの意地悪なバートン印だったし。もちろん、新しい展開はそれほど作れてないので、前作と同じ場所をうろうろしている感は否めないのだが、マイケルキートンや役者陣の頑張りで十分楽しめた。あと、80年代の映画の作りと変わってしまっているから、照明の色使いやカメラのムーブが完全に今の映画の「ルック」なのよね。そこでなんだかnetflixのテレビシリーズ見てるような気になったな。あ、それと!あのリディアのアマゾンで死んじゃった旦那さん役がもし、ジョニーデップのカメオだったら、配役として完璧だったのでは?誰か知らない人がキャストされるよりも、俺らも知ってるバートンワールドのあの人がお父さんだったのかっていう方が納得感があるのではと思った。娘がお父さんに久しぶりに会える感動とシザーハンズの二人が並んでる「久しぶりに会えたね」って感動がシンクロして、往年のティムバートンファンなら楽しめただろう。(ジョニーデップとウィノナは昔付き合ってたから居心地は悪いだろうけども)

さて、今作の予告で気になったのが「あのチャーリーとチョコレート工場のティム・バートン最新作!」ってキャッチ。時代の流れとともにしょうがないことだが、ティムバートンと言えば今の若い人にはチャーリーとチョコレート工場のような「少し変わったファンタジー映画の人」ということになるんだろうか。

初期のバートンは、タランティーノのように、スピルバーグ的な80年代映画とは違う90年代のビジュアル感覚、センスをもたらした最初の映画監督の一人だったと思う。ポップアートと商業映画の中間地点のような場所で作品を作り続け、個人的でシュールな内容なのに、ちゃんとヒットし続けるという希有な作家であった。そういう事を成し遂げた作家というと他にデビッドリンチぐらいしか思いつかないが、バートンの場合はヒットの規模も桁外れだった。

ピーウィーの大冒険、ビートルジュース、バットマン、シザーハンズ、エドウッドにマーズアタック。実は初期の作品を並べてみてみると、彼は決してファンタジー一辺倒の人、ではないのだ。その頃のバートンが自分は好きだったわけなんだけど、ではその要素とはなんだったのか?

それは「ゴス」と「キッチュ」のバランスのセンスだったと思う。その混ぜ方がおしゃれであり、新しかった(今の人にバートンを「おしゃれ」や「新しい」と言っても「?」だと思う。それだけ彼のポジションは変わってしまったから。)過去のバートンについて、特に「ゴス」の要素で語られる事が多いが、実はそこにキッチュな要素が足されることが私は重要であったと思う。

キッチュとは「俗悪なもの」「いんちきなもの」「安っぽいもの」ということになるそうだが、私はバートンがマイノリティとして疎外感を感じて暮らしていた「アメリカの郊外」の描き方がスピルバーグ等の他の映画の中に出てくる郊外とは違い、このキッチュ感を強調している人工甘味料の入ったおかしのような色使い、プラスチックで人工的なデザインセンスが好きだった。(特にシザーハンズでは町全体がまるでバービードールの家のような質感と色使いだった。)つまり、そこにあるアメリカは、バートンの映画世界にしかない作り物のアメリカであり、それ故に魅力的な想像上のアメリカだったのだ。

想像上のアメリカ、人工的な郊外という意味では、先ほど名前を挙げたデビッドリンチの世界ともつながっていたと言えるだろう。今、そんな文脈でバートンを語ることが出来るだろうか?とにかく当時のバートンの映画の特異さはこの安物っぽさ、セット感にあったと思う。当時バートンが東宝特撮に対する愛情を語っていたのも、なぜエドウッドやマーズアタックを撮ったのかもそう考えると納得である。

だが、本人はあまりこの事に自覚的ではなかったようで、彼の作品がCG制作に移行してしまうと、その「チープさ」「作り物感」はかつての物とは変容していってしまった。手作り故の楽しさ、味が失われてしまったのだ。

さて、今回の映画では原点回帰的に、かなりプラクティカルなビジュアルエフェクトが使われてはいるのだが、では、そのかつてのキッチュさは再現されていたか?冥界のシーンではもちろんセットであるが故に、あのビートルジュースを見ているという感覚が確かにそこにはあった。

その一方、セットから外に世界が展開された時はどうだったか?本作ではリディアの娘の目を通して、アメリカの郊外の風景が映し出されるのだが、その郊外はストレンジャーシングス等に出てくる「スピルバーグ的」な郊外であり、ありふれたTVドラマで見る郊外である。あのバートンの郊外では最早無い。そこに私は物足りなさを感じてしまうのである。

音楽の使い方に関しても前作ではバナナ・ボートが50年代のヒット曲の音質であること、そしてなぜかあの場所で異国情緒たっぷりのエキゾチックな音楽だということが、そのキッチュさに見事にはまっていたわけだが(ある意味タランティーノ的なサンプリングにも近い使い方)、今回の聖歌隊アレンジではただの前作オマージュでしかなく、そのようなキッチュさには何も貢献していないのである。同様に場面を説明するように普通にロックやディスコを使っても、そこにキッチュさは生まれるわけではない。前作のバナナ・ボートという選曲がいかに絶妙だったか逆によくわかる。ここにもバートンは無自覚なのだなと思った。

バートンについては、その他にもストーリーテリングにおいて大きく変わった点があるのだが、長すぎるので、それについてはまた次回機会があれば書きたいと思う。

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moviebuff
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