「その顔でRichard Marxの「Right here waiting」を歌わないで~(笑)」ビートルジュース ビートルジュース kazさんの映画レビュー(感想・評価)
その顔でRichard Marxの「Right here waiting」を歌わないで~(笑)
映画館での鑑賞前日に前作「ビートルジュース(1988)」を観ました。
オープニングのあの音楽と街並み、
そして「ゴーストハウス」と言われた丘の上の一軒家、
アダムとバーバラのメートランド夫妻の車が落ちた橋(多分……)、
そして、屋根裏部屋の街並みの模型。
前作「ビートルジュース」の世界観を冒頭から見る事ができます。
なんで父チャールズがクレイアニメ風なの?と思ってWikiを見てみたら
チャールズ役のジェフリー・ジョーンズがいろいろとヤラかしてしまったみたいです。
なので苦肉の策として、あのような手法での出演になったんですね。
そして前作でディーツ家が買った丘の家の前の持ち主、
アダムとバーバラも出演していません。
なのでWikiを見てみたら……アダム役だったアレック・ボールドウィン、
彼自身の主演作の撮影中に不祥事があったみたいです。
38年も経てばいろいろな事がありますよね。
「チャイルドプレイ」のチャッキーにそっくりなビートルジュースベイビー。
出産シーンはグロかったですが、ここはもう笑うしかなかったです。
Richard Marxの「Right here waiting」をビートルジュースが歌った時は
その顔で歌わないで~~(笑)
前作と同じでCGは使わず、
クレイアニメやストップモーションアニメを使っています。
最近はホンモノそっくりのCGを使う映画ばかり観ていたので、
ある意味新鮮です。
ビートルジュースと元妻ドロレスの馴れ初め。
ビートルジュース、お前は結婚していたのか!!という衝撃と
ドロレスのあまりの美しさに、何故ビートルジュースと結婚??(笑)
墓荒らしをしていたビートルジュース(というよりベデルギウス?)
英語ではない言語だったけど、何語だったのでしょう?
時々ゾンビのボブたちに向かって英語ではない言葉で命令をしていましたね。
ドロレスが自分自身にホッチキスを使って復活をする場面、
グロいけれど、ドロレスが美しいから芸術的です。
ビートルジュースを追ってもっとハチャメチャするのかと思っていましたが
意外とそうではなくて……ちょっと拍子抜けでした。
アストリッドが呼び寄せたサンドワームに食われてしまうし、
あっけなかったです。
前作でビートルジュースと同じオチでしたね。
なのでまた復活する可能性もゼロではないですよね、きっと。
ビートルジュースを演じたマイケル・キートン。
ほとばしる狂気、にじみ出る不気味さと少しの愛嬌。
相変わらずのぶっ飛んだ悪ノリさ。
ラストがイマイチ分かりにくかったです。
アストリッドが出産したのはジェレミーとの子?
産まれた子はチャッキーそっくりのビートルジュースベイビー。
リディアの夢オチだった?
横で寝ていたビートルジュースはリディアの幻覚だった?
姿は見えなくても、いつでも近くにいるぞ……という意味でしょうか。
この部分だけが残念でしたが、面白かったです。