「ややオチが弱いところが気になりました。」ビートルジュース ビートルジュース 流山の小地蔵さんの映画レビュー(感想・評価)
ややオチが弱いところが気になりました。
鬼才ティム・バートシ監督が1988年に撮った傑作ホラーコメディー「ビートルジュース」の続編です。死後の世界と現世が交錯する怒とうのストーリー展開に、怖くても笑えてしまうキャラクターたちの造形や動き。ハチャメチャなミュージカルシーンなど、やりたい放題の度合いは前作よりもパワーアップ。「これが見たかったんでしよ?」という監督の声が聞こえてくるようです。ただ、前作を見ていなくても十分に楽しめる作品にもなっています。
●ストーリー
死後の世界で「人間怖がらせ屋」を営む推定年齢600歳のビートルジュース(マイケル・キートン)は、かつて結婚を迫るもかなわなかったリディア(ウィノナ・ライダー)のことをいまだに忘れられずにいました。
リディアは自身の霊能力を生かしてテレビ番組の司会者として活躍していましたが、私生活では一人娘アストリッド(ジェナ・オルテガ)との関係に頭を悩ませていました。アストリッドは幽霊の存在を信じておらず、母の霊能力もインチキだと思っていたのです。 ある日、数世紀前から死後の世界の倉庫に封じられていたビートルジュースの元妻ドロレス(モニカ・ベルッチ)が復活し、ビートルジュースに対して復讐を企てようとします。一方、アストリッドが死後の世界に囚われてしまい、リディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求めます。彼は次こそ結婚を成就させようともくろみます。やがて人間界も巻き込んで、メッチャメチャの大騒動に! ハロウィンの夜に訪れる結末とは…?
●解説
前作の俳優陣がほぼ続投。中でもリディアの母役のキャサリン・オハラは何度も笑いを誘い、大活躍。新キャストでは、オルテガの起用と彼女の熱演によって物語に感情のドラマが生まれ、死後の世界の警官を演じたウィレム・デフォーが抜群の存在感を見せます。 全編、CGをほぼ使わずに撮ったという、変わらずに手作り感満載の世界観にも心が躍りました。
●感想
ややオチが弱いところが気になりました。