悪い夏のレビュー・感想・評価
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とても面白い
知人で生活保護を不正に受給していた人がおり、テーマが生々しい。自分がとやかく言える立場にもないのだけど、そんな暮らしをしながら海外旅行をたびたびしており、腹がたつ。制度の不正利用は自分が収めた税金をむしられているようだ。いったもん勝ちみたいな風潮だ。一方で明らかに児童相談所に行くべき母子がおり、マッチングが機能していない。主人公は彼女が相談に来たらまず児相に連絡すべきだ。とりあえず子どもは守られるし、母親も負担が減る。
台風の夜のクライマックスがカオスだ。先輩の女が「私たちは公正であることが何より大事だ」みたいに言って感動していたら、実はそれより男が大事でずっこける。あの状況で誰も死ななくてリアルだ。竹原ピストルさんがどう考えても一番強いのに、全く強さを発揮しない。小悪党で面白い。
生活保護は現物支給で良いと思う件
暖かい、絶好調!! (;´・ω・)??
急に寒くなって サクラが咲きません~
提灯が吊られているけど 風に揺られて ぷらんぷらん
人の思いって 天気と同じで 読めないネ。
本日の作品は「悪い夏」でーす。
春本番も未だなのに、イキなり夏って言われても・・・
しかも”悪い”って付いてるが。
今作、生活保護、貧困ビジネスがテーマな作品。
コレね、お金渡すからこうなるのよね。
全部ね現物支給で良いのよ。
それをね 配送支援とか本人がセンタ-へ取りに行けばいいのよ。
※ネット発注配送とか使うのよ。
オ-ル管理しまくって、1円も本人に握らせちゃダメと感じるな。
そう思う人多そう。
ちょっと、その話は置いといて。
今作の流れは、役所の担当者と受給者の関係性。
問われる保護レベルとか認定の在り方。
本当に保護が要る人と、そうでない人の判断基準。
この辺りが、結構いい加減なんだなと 映画乍ら再認識しますね。
中々展開は楽しかったですよ。
しかし イチイチ同情したらキリが有りませんし、
結局助けられるのは ”美ある”者 だけって事ですかね。
---MC----
佐々木守(生活福祉課):北村匠海さん
高野洋司(佐々木の同僚、宮田の浮気相手):毎熊克哉さん
宮田有子(佐々木の同僚、高野と不倫):伊藤万理華さん
林野愛美(生活保護受給者、高野から性的搾取):河合優実さん
金本龍也(風俗経営):窪田正孝さん
山田吉男(佐々木が担当する受給者):竹原ピストルさん
古川佳澄(貧困なシンママ):木南晴夏さん
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観ていてコミカルに描く 生活保護をネタにした
貧乏どもって感じが漂ってます。
どの受給者も実は問題ある貧困者で決して楽してるとは思えない。
性的搾取されるって話が一番問題ですが、
古川の様に該当されるべき家族が担当者の偏見で辛辣な対応を受けるのは
マジ許せないものを感じます。
結局、役所生活福祉課の男の弱みを使って
貧困ビジネスをしようって企みの話展開。
林野親子が佐々木に対して、 ”だったら助けてよ~”
本気のサインが 愛に代わるって流れね。
でもこれ 林野だからそうだけど、古川だったらそうなれる?
佐々木は結局のところ 女を見下しているんだと思うね。
こんなのは愛じゃない。
だから 隠し撮りされた時、 ”どこにも行かないで” いわれた言葉の
真意すら分からず 騙されたと思い込む。
愛が有るなら 騙されても良かったぐらいで構えないとね。
そう思うんだが、最後は色々あって 元のサヤ?に元通りに。
・終盤の アパ-トに全員集合的 場面が頂けないかな。
なんで こんな風な展開にしちゃったのか。
いままでいい流れだったのにね。
ラスト場面で コメディチックなドタバタ喜劇に急になっちゃって
そこが メッチャ残念でしょう。
あんな事 有り得ないし、脚本投げてるとしか思えないですね。
あと、 ”あんのこと”で 躍進した河合優実さんですが、
同様な役柄はそろそろ この辺までとした方がイイでしょうか。
この先も同様役柄は彼女の為には成らないと感じします。
今作、窪田正孝さんと竹原ピストルさんだけが
メッチャ楽しんで役をやってた気がします。そこは良かったかな。
気になる方は
劇場へどうぞ!
クライマックスあたりはカオス…笑
気になってた映画で鑑賞!
市役所の生活福祉課に務める佐々木は、
ある日 「同僚が生活保護受給者のシングルマザーに肉体関係を迫っているらしい」
という相談を受け、真相を確かめようと彼女のもとを尋ねる。
その出会いが“地獄”の始まりだとも知らず……
というのがあらすじ!
クズとワルしか出ないってことでしたけど個人的に全員がそんなことではない感じでした
佐々木も最初は真面目でどんどん落ちていく感じで万引きした古川は生活が苦しくてって感じですしね
林野も脅迫されてるから仕方なくって感じ…
その他はクズとワルでしたね笑
みなさんの演技が素晴らしかったです!笑
窪田正孝さんが役にあっててかなり怖かったです笑
北村匠海さんも薄っすらと髭が生えてきたり髪がボサボサになってたり話し方や雰囲気までだんだんと変わっててどんどん落ちてきてましたね…
他の人たちも演技がほんとよかったです!
クライマックスの台風でのシーンはみんな集合しててかなりカオス笑
まさかとは思ったけど宮田と高野が不倫関係だったし…
なかなか面白い場面でした!笑
最後はあの古川親子幸せそうでしたね
これはほんとによかった😊
市役所は辞めてるものの佐々木は一緒に林野と暮らしてるみたいだし多少は救われた最後にはなってるみたいでしたね
個人的にもっとカオスな感じを観たかったです笑
でも楽しめました!
面白い映画をありがとうございました!
あのラストについて
やっぱ、そう言う感じになっちゃうかあ。あのラストはちょっと雑な流れにしちゃったかな?河合優実親子はどうなったのさ。あれだけ刺すだのなんだのって大騒ぎして、誰も死ななかったの?なんで、北村とか窪田の彼女?は捕まらないの?とか。一気にわーっとなって終わらすってのがね、、、ちょっと物足りない。
木南晴夏?「20世紀少年」の小泉響子じゃん!顔立ちは変わらずとも、いいキャラ演じてたね!
そして、なんといっても、河合優実!「あんのこと」から注目しててさ、あの憂いのある表情いいよね。ラブシーンもこなすし、今後さらに活躍する!しかも「ルックバック」の藤本!?全然雰囲気違うので驚き!ちょっと石原さとみ系な顔立ちで、汎用性は高いと思うんだよね。
ラスト以外は結構グイグイきてたよね。あ、同僚の女性が男に固執してたのは、すぐに不倫だと気づいたけど、それをうまいこと誤魔化してはいたよね。そこまで気を使うなら、やっぱ、あの力技的なラストはもったいなかった。
何度でも言う。映画はラストが大事です
2025年劇場鑑賞16作品目
映画としては面白いが…
本屋で原作本のフェアをやっていて面白そうだなーと思い鑑賞です。
あらすじとしては生活保護の受給をめぐるその周辺の人達の話。
キャストはみんなピッタリとはまっていて映画としてはとても面白かったです。
しかしみていてなんだかやるせない気持ちになります。たまにニュースにもなっているからこういうケースってほんとにあるんでしょうね。実際、私の友達も市役所でそういう受給の審査とか家庭訪問をやっていて人間不信になるって言ってたし。
映画の最後の方はカオスな展開で、いきなりどうした?って感じ。
それまで真剣に考えてた自分がちょっとバカバカしくなってしまうほど。
でも最後はまさに台風一過で後味としては悪くないのが救いかな。
原作ファンです(笑)
「正体」に続き、染井為人原作の実写化
まさにクズとワルしか出てこない原作に
北村匠海がどう闇堕ちして行くのか
かなり期待しておりました。
いやぁ、正体同様原作とは異なる演出に
原作ファンはこれまた賛否分かれるのでしょうが
映像化するには、これが正解だったのかなと思います。
ただ、Netfli○などでドラマ化(6話くらい)だと
忠実に再現出来て、最高のクズ感出せたはず!!
ラストのわちゃわちゃ感は
そりゃ原作を2時間弱でまとめようとしたらそうなるよねぇ💦と言ったところです。
原作(原作原作うるさい(笑))で感じ取った喜劇感は
なかった。
夢菜さんがクズで、、、
ボリューミーでとても良かった(^。^)
春休みワンオペ大変。
明日から観たい作品目白押しで困る!!
今週中、つまり今日までに「悪い夏」は絶対消化したい!!
その熱意が通じたのか定かではないが、
夫、4日ぶりに大量の洗濯物と一緒にヨボヨボと。。
奇跡的に19時帰宅!
色んな感情が入ってる「おかえり〜!!」
ニヤリ(^.^)
久々に会うのに申し訳ねぇ。
アタシは映画に行かせてもらうよって事で、レイトショー。
20分前にチケット取って車でGO!
こんな時映画館近いと便利♡
城定監督作品は、好きかって聞かれたら
だいたい「ふつーーー」なんだけど、何かやめられない。
時々すごいホームラン打つから期待しちゃう監督。
染井原作だし優実ちゃんだから絶対観たかった。
物語りとしては中々重い、難しいテーマ
「生活保護需給(者)」を扱っているにも関わらず、スピーディーな展開で引き込まれたものの、正直後半の転調で戸惑った。
役者の演技力でギリ持ち堪えた印象。
というか、これ又結構笑えてしまい、自分の感覚を疑った(°▽°)
(まっぱで拘束、からの〜ポリス高野爆誕!
台風の中帰宅の佐々木、宮田のイカレっぷりとかクスクスw)
みなさんはずっしりと重い作品に感じたのではないでしょうかね???
すみません又的外れなレビューになりそう。。
職場はアノーラ(こっちの方が下品でエロかった)で、渇水かぶりで、コントの様な後半には驚きましたね。
ほぉ〜!
生活保護の事を"生ぽ"って言うのね知らなかった('◉⌓◉’)
展開は割とオーソドックス?
流れは察しが付いたし、だいたいそ〜なった。
(愛美(優実ちゃん)の家での全員集合からの流れは想定外だった。やっぱりここも笑っちゃった)
"生活福祉課の職員が受給者に対して肉体関係を強要している"との噂を聞いた宮田(伊藤万理華さん)が佐々木(北村君)に相談する。
(あの2人があんなオシャんな所に行く?w)
宮田が"そんな事やるのは高野(毎熊さん)しかいない"と言った時から、2人の関係性も察しが付いた。
女の勘発動♪
生活福祉課の人々の仕事の大変さ気苦労は伝わって来たし、本来の目的である生活に困窮している人々を救うはずの生活保護を、不正に受給している輩の存在や、金本(窪田君)山田
(ピストル)のような反社が絡み、犯罪へと繋がる。。
弱みを握られて抜け出せない愛美のような子も実際に存在していそうでリアルに感じたし、この辺はうまい流れで引き込まれました。
でも、
本当なら受給資格のある?佳澄親子(木南さん)を愛美・山田らとの対比として登場させているが、夫を亡くして4年。
子もいる母親があそこまで落ちるかね。。と、そこは無理過ぎ設定でいまいち共感できず。。
自分は冷たい人間だなーって思いましたw
(ホットスポットからの木南晴夏ちゃんの芝居の振り幅よ(^。^)
佐々木もクレヨン届けるのは百歩譲って目を瞑るが、部屋に入ってしまうとかあり得んティ
(°▽°)
(プラスでピンクをいっぱい買って行け)
そして、金本が大物感ないのが致命的にダメだった。怖くなかった。
藤竹センセ〜!からのギャップ!
こちらも勿論安定の演技力!
窪田君悪くないんだけど、私のイメージする金本というキャラはもっとかしこで非常な人間だったから。
駿河太郎ちゃんで観たかった。
(でも窪田君と夢菜ちゃんペアの画づらが妙に生々しくてハマってた!からコレで正解か?
若い、細マッチョのタトゥーまみれの兄ちゃんがTOPってのが逆に今のリアルなのか?)
主演の北村匠海君。
こちらも個人的に、真面目で気弱な佐々木というキャラと、隠せないイケメン北村君との間にややギャップが。。
顔が強すぎる。
もっと童貞感欲しかった。
サッパリとしたお顔立ちの俳優さんならしっくりきたカモ。。
芝居は悪くない夏でしたケドねー
女性陣はナイスキャスティングで、皆芝居も良かった。
無双!優実ちゃん&カメレオン俳優晴夏ちゃんに負けず、伊藤万理華ちゃんがキモチワルッ!で、最高でした(^。^)
個人的VIPは箭内夢菜ちゃん。
良いクズでしたねぇー( ̄∇ ̄)b
どうしよ〜もないですねぇー( ̄∇ ̄)b
お肉のおかげかな??
クズだけど、ちなないで良かったね(^。^)
最近よく観るピストルさんも
あの小物感、中々でした♪
(山田の部屋も良かったです)
お前はホントにクズだな!の高野。
毎熊さん流石でしたw
ちょっとしたシーンでしたが、5歳女児に
"アイスクリームあ〜ん♪"して食べさせているのが気持ち悪すぎました。
クズだし変態でした。
でもってあのわちゃわちゃは何〜?!
完全に笑かしに来てると思ってしまった。
決してシリアスなシーンには見えなんだ〜
Σ('◉⌓◉’)
もうあ〜でもしなきゃ終われない夏なのはわかるケドも。。
言いたい事はわかるし、メッセージ性も強いんだろうけど、うーーん。。
もうひと押しパンチに欠けたカナ〜
城定監督。
「正体」でもそうだったけど、、
バッドエンディング(原作通り)にしないねぇ。
「ただいま〜」で終わるのカァ〜。。
チッ!!w
あっ!でも私だって佐々木も愛美母娘も幸せになって欲しいと思いましたよ!
初めは金本の指示通り、佐々木を犯罪の道へ落とし入れる役割だった愛美が、佐々木の優しさに触れ、自身の行動に戸惑う様になって行く。
そして2人の感情が近づいて、僅かな希望が見えてくるも、悪にはね返されて絶望し、それに従う。
諦めて無気力になっていく2人の姿を見るのは辛かったですからね。
愛美と娘が無言で見つめ合う。
次の瞬間、愛美が覚悟を決めて娘を連れて逃げ出すシーンはハラハラしました。
きっと佐々木とのあの時間があったから、愛美は母性を取り戻せたんではないかと思いました。
(その後は"狂乱"でしたけどw)
ハッピーエンドに見せかけて?
あのままじゃ、お互い依存する関係が続くだけでは。。とか、又、意地悪な感情がムクムクとしちゃいましたけど。
佳澄と息子も安定した生活を送れるようになった様子で安心しました。
(受給できた?)
(終始息子が母親思いで明るく振る舞っていたのがやるせ無かったわ〜泣)
でもやっぱり今回も城定監督。。
「ふつーーー」でした。
(こんな風に思った人もいるって事で。
生暖かい眼差しでお願いしますm(__)m
○愛美の娘が描く絵
ピンクにこだわっていたのが気になって、子供の描く絵、使う色の意味・心理状態などで調べてみたんですけど、どれもピンクは幸せで優しい気持ちの表れ。って出てくるんですよね。
でも作中の娘ちゃん、決して幸せそうには見えなかった。。
監督はどんな意味を込めたのかな?
理解が及ばずとても気になっています。
B級映画のような終盤が残念
生活保護に潜む闇を描いた作品。
北村匠海演じる主人公の佐々木がシングルマザーの愛美に惹かれ少しずつ家族になっていく描写が丁寧で良かったです。
ただ、愛美の裏切りによって闇堕ちしていく中盤以降からチープな感じがして勿体なかったです。
ラストのシーンも台風の日にわざわざ愛美の家に全員集合したのが腑に落ちず、本来なら感じられるはずの緊迫感に欠けました。
前半が良かっただけに終盤の見せ方にもう少し工夫が欲しかったです。
弱みに付け込む、付け込まれる。
社会保険事務所のケースワーカーである佐々木。生活保護受給者と対峙していますが、一癖もある生活困窮者を相手に正直さと真面目さで勤務しています。腰痛を理由に不正受給していても許してしまう。そんな佐々木が職場の先輩の不正をきっかけに知り合った女性に好意を持ったことから普通の生活から足を踏み外してしまう。
不正受給の小悪党、ヤクザ、貧困のシングマザーが入り乱れて、絶望の淵へ追いやれる展開。原作の既読しているので、物語の刺激性は感じませんでしたが、未読者の場合は、生活保護という社会保障システムとは、貧困生活の生々しさを感じる事となります。
騙され、裏切られた佐々木が自暴自棄となり、ラストのバトル・ロワイアルとなりますが、原作よりかなりマイルドなのでやや緊迫感がありません。原作には全く救いがありませんでしたが、本作品は救いのある終わり方でした。個人的にはこのラストが好きです。
「パラサイト半地下の家族」のように生々しくなく、邦画独特のドロドロもなく淡々とした造りはもっとも評価できるところと思います。
暴力性がもつれた糸の塊をぶった斬る強引な解決
生活保護の不正受給を縦軸にして、生活保護を悪用しようとする人達の蠢きを横軸にして、物語は展開していく。
テーマ自体は興味深かったけれど、エンディングは主要登場人物が全員集合のカオスになって、最終的に暴力性がもつれた糸の塊をぶった斬る、みたいな強引な解決になってしまった。
拡げた話をこういう形で終わらせてしまうのは、物語として勿体ないと思う。
主役の北村匠海さんをはじめとして、出演者の演技は、各々良かったです。
甘い幕
原作は元々気になってたので、城定監督で映画化と知った段階で読んでいた。
必要な情報は入ってたと思うが、かなり駆け足かも。
視点人物を切り替えて群像劇の色もあった原作に対し、本作はあくまで佐々木が主役。
そのため登場人物の背景はほぼオミットされている。
これは仕方ないのだが、愛美だけはもうちょい描写してほしかったなぁ。
佐々木に救われ惹かれているのは、河合優実の演技もあってそれなりに伝わってくる。
しかし、“計画”に対する迷いは薄く、流されるままになる理由については仄めかす程度で残念。
佐々木が愛美にのめり込む様子も物足りない。
また原作でも絡みの薄かった佳澄は、あの扱いなら丸々削ってよかったのでは。
(終盤のあのくだりはモブでもある程度成り立つし)
それ以外の取捨選択は上手かったと思うが、上手すぎて引っかかりもなくなっていたような。
クスリやEDの件などの省略によって展開はやや強引ではあるが、筋は通る範囲なので悪くはない。
話がポンポン進むので、勢いもあると思う。
ただそのぶん、夏の暑さのようにジリジリと苦しくなっていく原作の雰囲気はなくなっていた。
ラストも救いのある形に変わっていたが、個人的には原作通り“ミイラ取りがミイラ”の方が好みかな。
キャストや演技に関しては文句ナシ。
特に伊藤万理華はクライマックス以上に、中盤までの、正義感でも本性でも“正解”に見える芝居が地味に凄い。
原作では最終的に山田に感情移入したし、ピストルもイメージ通りだったので、もっと見たかった。
吉岡睦雄さんは、最近観る作品ほとんどに出てるな。笑
「なるほど、こういう話か」で終わらない
伊藤万理華の先輩女子いいね。惚れる。
これまで観た伊藤万理華の役って綺麗め要素が控えめだったから、特に良かった。
単純な話なのかなって観てると、一筋縄でいかないようによれるね。
そこのよらし方がうまい。
窪田正孝と比べて、竹原ピストルはアホなんだけど、懸命に考えて儲けようとするんだよね。そこが危うい。
河合優実と北村匠海は互いに本当に好きになった設定なんだけど、これも危ういよね。
童貞がうまいこと誘惑された感は否めない。
でも、そうであっても、本当に好きならいいよね。
互いに好きだからいいかなと思ってると、窪田正孝再登場で、キッチリはめられてしまう。
それで生活保護受給をバンバン決めてくんだけど、これ、この役所も問題でしょ。
そんな簡単に受給が決められてたら「なにかある」と疑わないと。
この作品はテーマに生活保護が設定されてるんだよね。
やり取りのなかで「知り合いで援助できる方がいらっしゃったら、そちらを優先して」っていうのが結構でてくる。北村匠海は「息子さんいたんで、申請を取り下げさせました」って言ってて「やるじゃん」と伊藤万理華に誉められたりしてんの。
でも生活保護って、稼いでいる家族がいても支給されるものだよね。
自助・共助・公助で、「共助があるんなら公助つかうなよ」って役所が言ってるんだけど、それ、どうなの?
そんなことを思いながらストーリーに戻ると、窪田正孝が北村匠海をハメたときに「どんな商売でも客に手を出すのは御法度」って言うんだけど、これ、本当にそうだなと思った。
毎熊克哉も北村匠海も御法度なのにやっちゃうんだよね。だからきついツケを払わされるのは、しょうがない。
いろいろあって破滅的なラストに向かうときは、むしろ、「窪田正孝、この状況をなんとかまとめてよ」と思ったな。この異常な状況で正気を保ってんのは窪田正孝だけなんだよね。異常な暴走より、正常な悪の方が安心できるって、もうほんとダメな状況だな。
よせ玉でみんな集まってくるの面白いよね。「入江悠なのか?」っていうドタバタ感。
でも入江悠よりうまくまとめるね。
伊藤万理華も動機が不純ってことになったけど、それ、いるかな。みんなどっか悪い奴じゃんってことにしたかったのかな。
ラスト、北村匠海はホームに戻り、まあ幸せそうで良かったね。つまらない公務員生活を送り続けるより良かったんじゃない。罪は他の人がかぶってくれる顛末になったみたいだし。
よせ玉のあたりの盛り上がりとか、コメディに寄せたら、楽しくエンディングにいけそうな話でもあったんだよね。しかし、それを暗いペースでまとめるのが、城定監督のテイストだなと思いました。
あるよな・・・。
時間が出来たので、何か見るかな?時間帯てきに
これしかないな・・と見に行きました。
ひどくはなかったけど、こういう事あるよな
とある意味ドキュメンタリーとして見られた。
同じ女優さんの あんのこと とに置き換えれば
身近に起こりうることだなと、ある意味こわかった。
ただ誰にでも進められる映画ではないので☆3.5で。
ただ、少しだけ愛情の変化が見られたのが救いでした。
駆け込み乗車はお止めください
予告編の展開まできたところで、残り20分。
で、どうすんのかと思ったら、
ラストはドリフの全員集合コント状態(爆)
尺足りんかったんかい!
女性をやらしく撮るのが得意な城定監督作品ならではのおっぱいだが、今回はオマケ程度。
もうひと押しおっぱい欲しかったところ(笑)
最後はパロディ
面白かった。北村匠海の演技が素晴らしかった!そして河合優実よりもむしろ木南晴夏の演技の方が鬼気迫るものがあり我々の心に訴えていた。
素晴らしい描写がある一方でラストへ向けての怒涛の愛美の部屋でのシーンはパロディを観ているのかと錯覚してしまう程の物だったのは残念…と言うか完全にパロっていますよね⁇ 狙ってやっていますよね⁇
最後、少女に新しくお義父さんが出来た事がこの映画の唯一の救いだ‼︎
リアルにありそうな胸糞悪い話
でした(作品は面白かった)
お○○いパブ的なシーンがあるので、家族連れやカップルでの視聴は向いてないと思います
ラストバトルで北村匠海にもう少し頑張って欲しかったのと、最後どうなったかはご想像にお任せしますだった分、若干評価割引しました
或る夏の出来事‼️
これは真面目で気弱な公務員の青年の闇堕ちムービー‼️主人公の周りに点在する生活保護受給者の女性に肉体関係を迫る先輩上司、不正に生活保護を受ける男、生活保護ビジネスを狙う裏社会の男など、生活保護という制度をむさぼる者たちと、木南晴夏さん扮する貧しい母と息子みたいに、生活保護を受けるべきなのに、受けれない者たちの対照的な描写が、現代社会の矛盾を描いていて秀逸だと思いました‼️主人公は生活保護を受ける母娘と親しくなり、母娘のバックにいる裏社会の男に生活保護ビジネスへの加担を強要される‼️この母親に扮する河合優実ちゃんが今作も体当たりの熱演で、女優根性があるなぁと感心させられました‼️そして堕ちるところまで堕ちた人間たちの様々な感情が激突するアパートでのクライマックスは一大スペクタクル‼️ホントにカオスですね‼️そして精神的に蝕まれていく主人公と、精神的に、そして肉体的に疲労度ピークの木南晴夏さんのメイクアップもスゴい‼️ラスト、すべての人物の行く末は、収まるところに収まった感じで、「ただいま」と帰宅する主人公を待っているのは果たして・・・⁉️
悪党
いやー本当に悪い人、悪人しか出てこない。
グズで自分の事しか考えてない人達。
だけど、人間らしく楽したい気持ち
誰もがある弱さを、其々持っている。
原作は染井為人さん、脚本が向井康介さんなんだ。
さすがだね。
人の欲望と身勝手が大暴走。
まさか雨の中でのどしゃ降りシーン。
色々な情報と気持ちが重なりカオス満載。
不思議な興奮状態に陥りそう。
人間味がありすぎた。
悲壮感を出す木南晴夏さんや極悪な窪田正孝
さんの演技は良かった。
河合優美さんの感情の入ってないセリフで
始まり、気持ちに寄り添って感情をのせていく
表情と表現は素晴らしい。
北村匠海さんの堕ちていく目付きと豹変の仕方。
正義感がボロボロに崩れて行く姿は上手かった。
また新たな新境地を開いたのでは。
加速する悪人、悪党のエンタメ。
最後に希望を残す脚本は上手い。
期待度○鑑賞後の満足度✕ クソつまらん。実は社会主義国家な日本と階級社会である日本の暗部をついた社会派サスペンスエンターテイメントを作りたかったのだろうが完全な失敗作。何の取り柄もない映画。
(原作未読)
①ソーシャルワーカーがそこまでするか?と思わせる時点で既に失敗作。そうしないと話として面白くないのだろうが、もう少し話の持っていきようがあっただろうに。
松本清張ならもっとリアルに上手く書いていたと思う。
②佐々木は馬鹿な男だが、私も自分の甘さから騙されたことがあるので余り冷たく突き放せないか、騙される方も悪いというし。
③社会福祉課の同僚の女性職員も最初から挙動不審て正論を話してばかりで却って胡散臭いが途中で言動の裏側にあるものが察せられて(しかも実に陳腐な真相)、クライマックスシーンでのその狂乱ぷりは気色悪いばかり。
ただ、そのキモさが本作では唯一面白い点と言えるかも知れない。
④河合優美は早くもタイプキャストされ出した感じがする。NHK-TVとかではもう少し幅広い役もしているみたいだけど。
⑤窪田正孝の悪役は軽すぎて板についていない。
⑥無理心中する母子の脇エピソードはもっと膨らむのかと期待していたら、ホントに脇エピソードに終わってしまってつまらん。
ラストの方でよく似た母子(幸せそうな感じ)が映るので、もし同じ母子だったら”助かったんだ“ということだけれども、それで「良かったなぁ」とか「救われた」なんて少しも思えないのも本作の中身のなさの成すところ。
⑦竹原ピストルの部屋の方はまあまあだったけれど、河合優美の部屋の方はいかにも作った貧しさという感じ。貧しさと惨めさとが伝わってこない(その点、『あんのこと』の実家の部屋の方はリアリティーがあった)。
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