悪い夏のレビュー・感想・評価
全86件中、1~20件目を表示
堕ちると這い上がれない
河合優実さんはこういう不幸な女が似合うなあ。
御本人はとても知的な雰囲気の方なのに、こういう役のときには、本当に頭が弱くて(言い方スミマセン)考えられない人間にしか見えなくて。
それが故に堕ちていく哀れな人間たち。
善良な筈の人間も堕ちてしまえばなかなか這い上がれない。怖い。
でもラストは、すこし救いがあってすこしだけ救われた。
見極め正しく
初め佐々木が愛美の家に入り浸るのがわからない。
ケースワーカーの担当でないのに。
高野はクズ過ぎるし、
利用しようとする金本や山田らもクズだが、
佐々木が足繁く通うのがダメだ。
高野に辞職を促しながら自分は何やってんだ⁉️
佐々木の心中は如何許りか、と思えば
真剣だ、と宮本に言う佐々木。
しかし、高野と同じことしたのを映されていて
金本らに脅される。
そして不正受給の片棒担ぎ。
いつのまにか佐々木はヒモじゃないけどヒモ状態。
古川親子、
仕事探しもなかなか大変、
スマホがいるのに無い者は?
古川母、どうにか仕事見つけられなかったのかな。
佐々木、手を差し伸べるべき相手をまちがえたな。
警察が来てビビる佐々木だが、
古川親子の心中事件を知らされる。
この件に似た事件が以前にあった。
見極めが難しいだろうが、
担当者は必要な人が受給できるようにしてほしい。
ますます自暴自棄になる佐々木。
愛美のアパートにみんな揃って乱闘。
生活保護費の不正受給について週刊誌で
取り上げられた。
実際はどうなんだろう❓
佐々木は退職して別の仕事をしている。
ただいま、と帰った部屋には愛美❓
最悪の夏が始まった・・・
見るからに暑い。不快な夏の描写から始まる。
如何にも不正に生保を受給している山田(竹原ピストル)を担当している佐々木(北村匠海)。気の弱い真面目な性格から、不正と疑いながらも給付金を止めることができずにいた。
そんな時に同僚の宮田(伊藤万理華)から、先輩の高野(毎熊克哉)が生活保護受給者の女性、林野(河合優実)に肉体的関係を強要しているらしいと相談を受ける。
生活保護の不正請求については、闇金を扱った漫画なんかでよく見かける。実際にあり得そうな話で、市役所の職員も苦労してるだろうなって勝手に思ってしまう。
無論、そんな不正行為はしていないにしても、世の中色んな人がいるから、職員に対して抑圧的に話す人もいるんだろうな。逆に、職員にも抑圧的な人がいるかもしれない。
そんな事も考えながらこの作品に魅入ってしまった。
何かこう・・・エネルギッシュと言おうか、打ちのめされる感じがする。出演している役者さん達がホンっと素晴らしい。
【ネタバレかも】
生活保護を受給しながら、風俗で遊びまくる山田の卑屈ないやらしさ。最後も逃げたままで終わる竹原ピストルさん、ピッタリでした。
追い詰められていく北村匠海さんも見応えありましたね。
高野を調査している中で知り合った林野親子。最初は娘のことを気にかけて接していたのだが、親の愛美との愛が育まれていく。(親を演じた河合優実さんも素晴らしい。「不適切にもほどがある」の頃から注目してるけど、本作も体当たり演技で魅せてくれました)
ところが、この2人の純愛を悪事に利用しようとする輩が現れる。「ラジエーションハウス」ではオドオドした善人のレントゲン技師を演じた窪田正孝さんが、本作ではどうしようもない暴力的なワルを見せ付けてくれます。ホンっと恐ろしい。
子供を使って愛美を脅し、佐々木を罠に掛け、弱みを握って生保の不正受給の手伝いをさせる。
自分の中では陽気なイメージのある木南晴夏さん、このお母さんも切なかったですね。
万引き常習者になったことから職も失い、生活保護を受けようと市役所を訪ねて、佐々木から話を聞くことになる。
ここで、精神的にも追い詰められていた佐々木から罵倒されてしまう。
これが本作品で言いたかった事なんだろうか?ものすごい熱量だった。正しい事なんだろうが、言い方によって暴力にもなりうるんじゃないだろうか。
この母子が自殺未遂したことによって、佐々木も壊れてしまう。まぁ、ここはちょっとやり過ぎ感があったかな。愛美と死のうと思っていたところへ、全員集合して修羅場になってしまう。高野を追求しようとした宮田も、実は愛人だったことが判明して、ホンっとシッチャカメッチャカ。
結局、この事件のおかげで全てが明るみに出て丸く収まったって感じかな。
ラストはみんな厚着になって、普通の冬が迎えられたようだった。
佐々木の「ただいま」の声に救われた気がした。
何を見せられているんだ
最終的に主要キャストが入り乱れて乱闘するというどうしようもない結末になるのですが、まさに「何これ?」感が凄かったです。総じて誰も救われねえなってのが一番の印象。
良かったとこは
・佐々木がシングルマザーの佳澄の申請に応対している最中にどんどんボルテージが上がって、とうとうブチギレて鼻血ダラーってする場面(多分ほとんど妄想だろうけど)。
その時の佐々木の表情は絶望感でしかないんだけど、それとは別に何か決意めいたものも垣間見えた。これ演技なのかこちら側がそんな風に見えちゃっただけなのかわからないけど、とりあえずすげえ。
あとはラストシーン!佐々木が「ただいまっ」と家に帰るところ!これって彼は1人ではなく一緒に暮らしている人がいるってことでしょ。生活支援のケースワーカーを首になり全てを失って底辺まで落ちてしまったと思っていたけど、良かったなと。希望と未来が見えた良いラストでした◎
もう見る勇気はない
飲み物飲むのも目がほんの少し白目で死んでて
木南が生活支援課に相談に来て佐々木が対応して佐々木「本気な人は10社とか応募してますよ!援助親戚に頼んだんでしょうね? こんなに苦しんでるのに誰も助けてくれない。僕はどうしたら良かったんですか!」
と受給相談者に誰にも言えない本当の気持ちや鬱憤をぶつけてしまってその後木南と息子は無理心中未遂をし、刑事が事情を聞いて佐々木に言われたと話していたので確認したら、
佐々木「それは僕です」と涙を流していた死んでいるのに泣くんだ心は生きてるんだ
ラスト30分前ごろ林野の家で包丁の騒動で金本が佐々木を殴るシーンで見るのをやめた
番組のVTR出演で河合優実さんと北村匠海さんがもう泥だらけの撮影はやりたくないと言っていたシーンを見ずにやめてしまった
最後まで見れないのに見ると後悔するのに興奮して感想がたくさん出てくる映画
殴る金本が、殴る時に変な声がでるところ嫌で恐ろしいこんな役者初めて窪田正孝さん素晴らしい
みんな素晴らしい👍
見やすいけどダメ人間大量
どんどん話は進むので見やすいですが
人間が闇堕ちしていく姿が細かく描かれています。
リアルにありそうな話すぎて、うわーーって見てました。
河合さんも、北村さんも目がしんでいてよかったです。
演技上手い方が多いので見やすい作品でした。
どんどん豪華な主役級の俳優さんが出てくるので
前置き知らずに見たわたくしとしては驚きがいっぱいでした!
タイトルなし(ネタバレ)
ケースワーカーの仕事も本当に大変だなって
思いました。生活保護を受給してる方は、
理由があるのは重々承知ですが、
やはりちゃんとした人間は少ないと思います。
そこに深おりした、主人公は
すぐいい人だったのに
危機察知能力にかけてて、
純粋すぎるのもよくなかったのかな?
ラストが残念でした🧐
木南晴夏親子はどうなりましたか?
浅はかで頭が悪い
他人を陥れることに躊躇がなく
常識や倫理観が通用しない
義務教育本当に受けたのか定かじゃないレベルの人たち
真面目でケースワーカーという職務を
大切にしているのに
公務員という立場で
生活保護受給者(ましてや担当でもない)と
プライベートで交流し、物品援助を行う主人公
あまりに異次元的な衝動性の高い感情主義な世界で
理解もできないし、野蛮すぎて気分悪くなり
あまりのしんどさに一時停止した時点で40:00/1:10:00
残り30分なら倍速でなんとか観るか…からの
違う右は残り時間じゃんうわまだ55分もある…
で一旦離脱
後に2倍速で最後まで鑑賞
生活保護の受給承認は1人だけの審査では
通過させられない仕組みとされているはずなのに等
現実的に見せながらも
現実的ではないストーリー展開で、
制作側に都合の良い見せ方で
社会問題が提起されていることに疑問を抱いた
窪田正孝の輩は本物すぎた
目つき、話し方、声色、仕草、体型、思考、
絶対に関わっちゃいけないタイプの人感がすごい
水川あさみと結婚してから
前にも増してガッリガリになったと思ってたから、
意外と二の腕に筋肉あって驚いた
貧困ビジネスには手を出すな!
田舎にいるほど生活保護受給のハードルは低い。近所の目があるから困窮していても生活保護申請をしない人が多いせいだろうか。ホームレスだって少ないし、近くの民生委員も黙っちゃいない。むしろ生活保護を勧めてくるくらいだ。それでも、都会での不正受給が多いとかビックリするニュースが流れてくる。実際は1%前後だけどね・・・これをSNSなどで生活保護を批判する。ますます申請しづらくなる・・・捕捉率下がる。
この作品では不正受給や受給させてそれを吸い取る悪徳業者、そして罠にハマったケースワーカーなどが絡んで社会の闇を描き出している。特に闇オチしたケースワーカーの佐々木(北村匠海)の描写がエグい。金本(窪田正孝)、山田(竹原ピストル)、莉華(箭内夢菜)、さらに林野愛美(河合優実)などクズで悪い奴ばかり。愛美の一人娘・美空が純粋なだけに際立ってくる。そして万引きをしたため仕事を失った佳澄(木南晴夏)が対照的だけれども一般的に居そうな困窮者。こういうパターンが現実なんですね。
現在の異常な物価高騰からますます増えるだろう生活困窮者。その多くは申請の際に闇オチした佐々木のようなタイプのケースワーカーによって断られるのだろう。一方で壁に貼られたポスターには「生活保護は国民の権利」などと謳われている。暑さのせいでこうなった?みんな汗をかいている。
ラストシークエンスは見事。面白い。特にポリスコスプレの高野(毎熊哲也)。大雨の中での大乱闘。誰が誰を刺したか殴ったのかというのはすぐに忘れそう。そしてそれぞれの小さな幸せを感じるエピローグ。清掃員をする佐々木なんて自分が言った仕事をする責任を全うしていて好感が持てるし、アパートの部屋にかけられた子供用の傘がとてもいい。まさか河合優実がそこに住んでないことはないよね?
原作との違いを評価
原作とは、少し違った人物造形で描かれた今作。
大きなところでは、佐々木が薬物に手を出すエピソードがバッサリ削除されているため、後先を考えない頭でっかちなお子ちゃま具合が強まって、性欲の生々しさや、高野に対するオスとしての劣等感などは薄まっている。
それゆえに、ストーリーの必然性として、愛美の娘の美空との関わりの割合が増し、対比的に困窮している古川の息子や、高野の子どもたちの存在もよりクローズアップされ、「個人の自己責任」にとどまらない世代を跨いだ問題が描き出されている点は好印象。
ただし、金本のヤクザとしての背景もカットされ、独立した反社(半グレ)の成功者として描かれていることから、原作では重みのあった彼の放つ生活保護に関するセリフが、金ヅルとして生活保護受給者を扱う自己弁護みたいになってしまっていた部分は残念。
反面、そのおかげで、原作とは違った希望の持てるエンディングを描けたという部分もあり、支援の手が届くことの大切さや、持てる者の無自覚な優位性、正しい社会生活を送る者の中に潜む狂気等にもさらりと触れたラストはとてもよかった。
全般的に、役者たちの演技はすばらしく、小説では、叙述によって示されていた愛美の心情の変化が、河合優実の表情や振る舞いで手に取るように伝わってきたし、現実との境界線が徐々に曖昧になっていく「支援を求めて訪れた古川に対して毒づく場面」での北村匠海などが特筆。
手前のピンとの合わないモチーフ越しに、人物を覗き見るような描き方や、常に冷房の効く室内に居られる人物に対して、そうではない者たちは、じめっと汗ばみ体臭までもを感じさせる城定作品らしさがよかった。
モヤモヤの先に少しだけ残った希望
途中で観るのをやめようかと思ったほど、重たく、息苦しい空気が続いた。
でも、最後まで観てよかったと思っている。
社会情勢や現代の空気感がリアルに描かれていて、
登場人物たちはその中でどうにもできない圧にさらされていく。
誠実に生きようとする主人公でさえ、
結局は世界や社会によって、少しずつ変えられてしまうのかもしれない。
恋愛をしたことがなかった主人公が、
初めて「誰かを好きになる」という気持ちに出会う。
でもその相手に裏切られる——ただ、それは彼女が悪いのではなく、
社会的な立場や恐れがそうさせたのだという背景も感じさせる描き方だった。
救いがあったのは、誰も死ななかったこと。
痛みや傷は残っても、生きていくことができる——
その事実だけが、どこか希望のようにも感じられた。
ステレオタイプな内容で高見の見物か?
若手で一番推してる北村匠海さんをスクリーンで観たかったがタイミングが合わずようやく鑑賞。
俳優陣は有名どころが多く、朝ドラで共演してる河合優美さんも出演とは知らなかった。
「夏」という文字がタイトルに入っていて登場人物が皆汗ばんでいて映像も独特の色合いに振っている。
俳優陣の演技はとても良く、全体としていたたまれない空気感は存分に感じるのだが、話がいただけない。特に終盤、気がつけば狭い部屋に登場人物全員集合、吉本新喜劇のような展開で随分と狭い世界でこちゃこちゃやってる、面倒くさくなって安直な結末に持っていくという浅はかで残念な内容になった。
原作未読なのだが、生活保護にまつわるどこかで聞いたような話を繋ぎ合わせて高見から眺めているような話は何の救いも無いし何を訴えようとしているのか不明。
登場人物に代表される日々の生活に困っている人々、現場で日々黙々と仕事をしている公務員を面白おかしい話のネタに貶め、単に消費するだけのエンタメとして金儲けに利用するためにペンを取ったという作者が最も「悪」ではないか。
ガチバンが役に立ったね!
若い頃からガチバンというヤンキー映画に出ていた窪田正孝!
中々それらを見てない人が多いので是非見てほしい!
久保正孝のヤンキーめっちゃ萌えだから!!
からの
今回の役柄めっちゃパワーアップしててまたも
萌だよ!!最高!!
かっこいい!!
男らしい!!素敵!!
かと思いきや
インキャみたいな北村もいいね前だね
眼鏡男子いいね
真面目なかんじで
白目剥く手前で母性本能くすぐられるね!!さいこー!
ほかのキャストもうまかった!!良かった
何が良くなかったかは
最後が全員ピンポンなのがクソつまんない
もう少し大どんでん返しが必要だったと思う
あまりドキドキしなかった
あーほらね!やっぱりね!
そーなるよね!って感じでつまらん
もう少しハラハラドキドキしたかった!!
そしてもう少し北村をおいつめて
ヤンデレにして欲しかった!!
ゆうみちゃんはシリアスすぎでよかった
うまい!!
自然で良かった
あーいう人いるよね。
でも、描写が良かったので見て損はなかった
⚠︎結構エロいシーンがあるので
子供や親とは見ないように!!
ピンで見たほうがいいかな
悪い窪田正孝
アマプラでながら観
悪役の窪田正孝をはじめてみた。チンピラみたいのなんだけどけっこうよかった。
話はなんかぐっちゃぐっちゃになってた。
生活保護を不正受給するために美人局しようとしてたのに、女のほうが惚れちゃって…みたいな。
最初、脅されて高野にやらせてたのはアホだな。
そしてやたら高野の行き先を探してる同僚女はまさかの不倫相手。しかも遊ばれてる。
金田が自分の女が刺された時ちゃんと心配してるのが意外だった。店のコマとかじゃなくてちゃんと好きなの?
最後、佐々木は帰って「ただいま」て言ったから愛美と一緒になったのかな…
普通なら辛くて見てられない…かも
どいつもこいつも碌でもない奴ばかり。
そんな奴等に目をつけられて抜けられない泥沼に引き摺り込まれ堕ちていく主人公。
普通ならこんな話胸が苦しくて気分も落ち込みそうなもんだけど、クライマックスのカオス×ハイテンションな展開と、北村匠海の
「こいつ元々…」
って感じの嫌な演技。
何より窪田正孝の悪っぷりが気持ち良くてむしろ爽快感すら感じるラストでした。
どこにでもいるようなクズとアホとマヌケの話
竹原ピストルさんのナマポのおっさんが似合いすぎて、あとはそんなに覚えてない。
原作によると主人公も落ちるとこまで落ちるようで、尺的に難しかったのか
最後はしっくりこない人、多いんじゃなかろうか
なぜ、この手のストーリーを映像化したがるのか?
その疑問が真っ先に立った。僕の中に、映画が見終わった後に楽しい気持ちにさせてくれるメディアであってほしい、という願いが心のどこかに残っているからかもしれない。
まあ、想像させるシーンで終わるという意味では、ハッピーエンドなのかもしれない。
そう、あの最後のシーンだけを切り取るとハッピーエンドなのかもしれない。けれども、もし、その後に映画のキャラクターたちの続く人生があったならば、本当にハッピーエンドにつながっていくのか。そう疑問に思ってしまった。
個人的には。竹原ピストル、こういう役をやらせたら半端なく上手だと思う。日本人で他にこの分野の役をやらせて、彼以上に上手な人はいないと思う。絶賛。
北村匠海と河合優実は、NHK朝ドラ「あんぱん」でも共演しているのね。
人の弱さをつっつく底意地の悪さがなぜか痛快
アマプラで鑑賞。
日本の、アングラチックで、かつリアルな生活保護不正受給が題材となっています。社会問題的な話ですが、無縁な人にはとことん無縁なテーマなせいか、本作もその解決に向けた話は皆無です。ただ、その渦中にある1組の母娘周りで展開する愛憎劇とも言うべき、強いて言うならダークロマンスです。愛してはいけない人を愛してしまうと言いますかね。
河合優実氏と窪田正孝氏の演技が特に光っていたと思います。この両者は非常に対極的な演技をしています。河合優実氏は儚げな、それでいて怠惰な美しさを湛えた色んな意味で弱いヒロイン。窪田正孝氏は感情的で分かりやすい悪。北村匠海氏が河合優実の見えそうで見えない感情を少しずつ引き出していく様と、窪田正孝氏が弱者を分かりやすく痛ぶる様が、物語の幅を広げて飽きないものにしていると感じました。
終盤の展開は思わず笑ってしまいました。関係者全員集合のドタバタ劇はシリアスなコントのようであり、若干無理やり終わらせました感はあるものの、一応勧善懲悪的なラストに繋がります。ラストの「ただいま」は含みのある締めくくりで上手いですね。河合優実か別の誰かか、はたまた独り言なのか。よくよく考えれば、北村匠海が「自分の家」に帰る描写が劇中全くないのです。元からあそこに住んでいて「親」の線もありますし、もちろん本命の母娘の可能性もある。私はやはり河合優実氏に待っていてほしいですね。
観た後になんとも言えない感覚が残るので、もやっとしたい時におすすめです。
北村悪海。。
似合うのよ影のある役も。
あんぱんの崇と相容れないようで、
たっすいがー、優しい、おえかき、子供の健全な成長を促そうとする共通点が。
のぶちゃんだけとでなく、先に蘭子とくっついていましたか。。
河合優実も北村匠海も、あんぱんとは全く違う人物像で、演技力を感じる。
本気で、困っている母娘を助けたかっただけなのに、気付けばヤクザのような半グレに利用され、ホームレスの不正受給窓口に利用される。
本気で死ぬ手前まで追い詰められた母息子は受給を断られる。
同僚は正義感を傘に着て、実は不正同僚と不倫していた始末。
まともな公務員はいないのか?!そう叫びたくなる。
気弱に公私混同していた佐々木が、半グレに利用され1日中ホームレス不正受給を受け付けるうちに朦朧としてきて、疲れ切って生活も正義感も堕ちた顔をし始める表情変化が北村匠海さすがだった。
裏社会に繋がる気がなくても知られたら最後、とんでもなく怖い。
でも結局全ては痴話喧嘩。
台風の嵐のさなか揉め事。
不倫女にはお咎め無く、佐々木には刺された後遺症が残り、最初に生活保護受給者愛美に手出ししていた同僚高野と半グレ金本は刑務所送り。
高野の顔に纏わり付いた、愛美の娘美空が佐々木に貰った桃色クレヨンで描いたママの顔の画用紙。
愛を求めて、ももいろが減りまくる美空の心のSOSが辛い。
佐々木と愛美と美空、困窮していた母息子が生きていた事が、せめてもの救いである。
生活保護、誰でも受け取れたら困るけど、ほんと貧困はどうにかならんかね。子持ちの母親が苦しむ国の政治が、良いとはどうしても思えない。
ドロドロの闇落ちかと思いきや
そこまでドロドロでもなく、わりと優し目な反社。
でも正義感で生きてきた人にとってはすり減る毎日。
子供を人質に取られた状況じゃ他人への愛情は二時候補になっちゃうよね。
でも、子供はどんな時でも親の味方なんだよね。
主人公の最後は職は失っても、家族として幸せに暮らすことになったのはよかった(幸せなのかな?)
それにしても、河合優実さんは幸薄い役ばっかりだなー。うますぎる。
毎熊さんも、うだつのあがらない幸薄役多い。
全86件中、1~20件目を表示










