「誰にでも落ちてしまう可能性はある」悪い夏 一発屋さんの映画レビュー(感想・評価)
誰にでも落ちてしまう可能性はある
見終わった後「悪い人とは関わらない人生を歩もう」「真面目に生きよう」と強く誓った。
生活保護問題ってどうしても他人事に感じてしまうけど、だからといって私には何もできないのでしっかり働いて税金を納めて、それが本当に困ってる人に正しく使われればいいなと思った。
金本みたいな人に関わったことないはずなのに「こういう怖い人いるよね」って思わせるくらい窪田正孝の演技がすごかった。女を見下してそうで梨華のことも大切に思ってなさそうだったのに、刺された時ちゃんと心配してたのが意外だった。
冒頭の佐々木と山田のシーン。山田が「飯はコンビニ、服はユニクロ」って言ってる時点で本物の貧困層じゃないんですよね。本物の貧困層からしたらコンビニ飯もユニクロ服も高いんですよね〜。
佐々木が女体に興味なさそうな感じだったから、実はロリコンで愛美の娘が目的なのか?とも思ったけど本当にただの童貞で肩透かし食らった。登場人物全員悪というならもう一癖欲しかったかも。あんな裏切りされたら闇落ちするのも当然の結果だしな〜という感じ。まあ佐々木に1ミリも非がなかっとは言えないですよね。最初の時点で子供にクレヨンを与えるのもアウトでは?他の受給者と平等じゃないし。来年も祝おうって言うならその時点でプロポーズでもして結婚しちゃえばあの映像流されても許されたのに。
愛美も梨華も夫に逃げられてたけど、本当こういうの罰してほしい。子供作ったら養育費払わないと探し出されて罪に問われる社会になってほしい、子供のためにも。佳澄みたいに夫が死別した場合は生活保護受け取れるようにしてほしいけど、受け取れないこともあるし子供を持つ親は死亡保険かけるべきですね。
大人たちが揉めてる時子供が隣の部屋で大人しく絵を描いてるのが気になったけどあまり子供を巻き込むとコンプラ的によくないからなのかな…。