「もうすぐすると義理の兄妹役になる主役の2人がいる世界」悪い夏 大阪マフさんの映画レビュー(感想・評価)
もうすぐすると義理の兄妹役になる主役の2人がいる世界
「あんぱん」では義理の兄妹役になる北村匠海と河合優実が主役だが心優しいのが仇になって美人局に引っかかって自ら不正に手を出す羽目になった役所の職員を演じる北村匠海と元キャバ嬢でラスボス的な店長?役の窪田正孝に脅されるように利用される河合優実がいい味を出している。「あんのこと」では早見あかりが演じるシェルターの隣人に一万円と引き換えに子どもを無理矢理預けさせられる役だった河合優実は、ここでもキチンと母親役を演じているので「あさイチ」で「子どもを抱く」ではなく「子どもを持つ」と言い放って「おむすび」では母親感ゼロの米田結女王様とエラい違いだ。ヒロインが生活保護を受給するのと引き換えに毎熊克哉が演じる役所の職員とのセックスシーンでブラジャーを外していない。「ナミビアの砂漠」では河合優実は胸を出していたシーンがあったしキャバクラのシーンではキャバ嬢が胸を出していたので不自然。ヒロインの喫煙シーンが多いが「敵」みたいに煙草に口をつけても吸っていないのが分かるのに煙が出ていた。それなら喫煙シーンはいらなかったのでは?最後の修羅場で死人が出なかったらしいので全員逮捕されただろうに主人公2人は不起訴になったらしく職場に不倫がバレたはずの伊藤万理華が演じる役所の職員もクビになっていないのはどうだろう?「あさイチ」で窪田正孝はボクシングが趣味だと言っていたが見た目は細身の優男なのに恫喝しながら殴りかかるシーンは威圧感がある。撮影中に誰かあざが出来たかもしれない。
劇中劇のように同時並行で進む木南晴夏と息子役の話は万引きがバレて職場をクビになるシーンと電気や水道が止められたのが分かるシーンは逆の方が良さそうだ。最低限の生活費はあって派手に遊んでなさそうなのに電気や水道が止められるのは不自然だ。