「真のカオス」美食家ダリのレストラン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
真のカオス
反政府活動を行った為バルセロナから逃げ出したシェフが、海辺の小さな町にてある夢を持つオーナーのレストランに転がりこんで巻き起こる物語。
序盤はコメディ要素満載。ジュールズのヤバい奴感がありながらもダリの前では夢見る少年のように躍起になる姿はちょっと可愛らしいですね(笑)しかし…
ダリに来店して貰いたい…
警察から逃れなければ…
ロラのこと好きになっちゃった…
と、果たしてどれが本筋なのかわからなくなるほど展開があっち行ったりこっち行ったり…
まさにカオスですね(笑)
てかダリさん、住む世界の違う遠い存在かと思いきや割とお隣さんなのね。
その他、出てくる料理は垂涎ものだし笑いポイントもありで終始楽しめるが…
どんなに美しく締めてもねぇ、、、カオスまでの伏線と言えばそうだが、コレはあまりにもキツい…。
そもそも釈放されたのもそうだが、なんというかモラルや規律よりも実力さえあれば報われるみたいなのは個人的にはちょっとな…。
アルベルトなんて、最後よく協力する気になれたな。更に彼なんかあそこまでしてくれたのに…
そんなこんなですが、男性陣はメインの3人以外も良キャラ揃いで、皆好きになるし、全体を通してオジサン達の青春物語みたいな雰囲気もあって中々に良作だった。
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