「【”恋愛と友情はどっちも私の宝物!”真っ直ぐに自分の気持ちを伝える女子高生とその親友の恋愛競争の姿が眩しくて面白い少女漫画実写映画の逸品。今作はとても爽やかな恋愛映画だと私は思います。】」あたしの! NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”恋愛と友情はどっちも私の宝物!”真っ直ぐに自分の気持ちを伝える女子高生とその親友の恋愛競争の姿が眩しくて面白い少女漫画実写映画の逸品。今作はとても爽やかな恋愛映画だと私は思います。】
■あここ(渡邉美穂)と、みつき(齊藤なぎさ)は小学生からの親友。きっかけは、小学三年になっても、自転車に乗れないみつきを苛める子たちをあここが、蹴散らしたからである。
そして、時は流れ二人は高校2年生。関係性は変わらない。
だが、二人の前に学校一の人気男子の直己(木村柾哉)が、留年して彼女たちのクラスにやって来る。
◆感想
・幸田もも子先生の漫画の実写化では、「センセイ君主」を良く覚えている。今を時めく、浜辺美波さんが先生(竹内涼真)に真っ直ぐに且つコミカルに思いを伝えるコメディエンヌの才もある事を見事に示した作品で、とても面白かったモノである。
今作でも、あここと、みつきが直己を巡って恋愛競争する姿を、脳内で戦国武将みたいな兜を被って表したクスクス笑えるコメディ要素が、良かったな。
・あこことみつきが、正反対と言っても良い性格なのに、相手を想う仲の良さも良く描けていて、特にドストレートに直己に告白するあここの姿を見ながら、内気なみつきが、あここの事を気にしながら自分の気持ちを直己に告げる雨中のシーンなども良かったな。
みつきを演じた齊藤なぎささんは、今夏公開された「恋を知らない僕たちは」で知ったのだが、とても素敵な女優さんで、この人は更にビッグになるんじゃないかなとオジサンは思ったよ。
・チャーリーパピコを頑張って刺繍で作るあここの想いや、彼女の行動(”大好き”と机で校庭に書いたところに、サッカーボールが転がって来て”犬好き”になるシーンは可笑しかったな。)に大笑いする直己の気持ちがドンドンあここに惹かれて行く姿を切ない表情で見るみつきが、雨中での行為をキチンと直己に謝って、キチンと振られる所もナカナカであったよ。
■今作で、直己の親友である成田(山中柔太朗)の役割は重要で、要所要所であこことみつきに的確なアドバイスをしてあげる所も良かったな。今作の陰のMVPであろう。
あとは、"LINDBERG"の”今すぐ Kiss Me"が、カラオケ屋で歌われるシーンもオジサン的には嬉しかったな。(今でも人気なのかな?)
<仮面夫婦だった直己の両親(それ故に、直己は自分の気持ちに素直になれない。)が離婚し、母に付いてニューヨークに旅立つ直前の直己の所に駆け付けて、号泣しながら想いを告げるシーンもとても良かったな。
ラストも、とても爽やかに終わる今作は、眩しくて面白い少女漫画実写映画の逸品であると、私は思います。キッパリ!>
■満点レビュー多数ですが、ホントに面白かったんだよ!