「めっちゃ楽しい!」ヴェノム ザ・ラストダンス 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

めっちゃ楽しい!

2024年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

シリーズ3作目となるが、俺はこのシリーズが大好き。正直ストーリーは良く憶えていないのだが(笑)、ヴェノム&エディのコンビキャラがとても気に入っている。

【物語】
シンビオート(ヴェノムら地球外寄生生物)の生みの親であり、宇宙創成の前に全世界の支配者だったヌルは長い間幽閉され眠り続けていた。あるとき覚醒したヌルは幽閉を解くための鍵、コーデックを手に入れるため、最強のシンビオートを地球に送り込む。ヌルは自由の身になった暁には全宇宙を消滅させる気でいた。

エディ(トム・ハーディ)は以前に起こした騒ぎでサンフランシスコに居られなくなり、メキシコの田舎町に逃避していたが、そこでなんとか楽しくやっていた。しかしある日、警察が大々的エディを追っていることがわかり、「しばらくしたらサンフランシスコに帰る」という思惑は実現できそうにない状況にあることを悟ったエディ。しかし、一生メキシコに潜伏することは耐えられないため、「いっそニューヨークへ」と町を出る。

一方ヴェノムはヌルが覚醒し、コーデックを狙う新たなシンビオートが地球に来たことを察知する。コーデックはヴェノムとエディが共生している間は存在し、どちらかが死ぬまと消滅するものだった。ニューヨークを目指す2人に強力なシンビオートが迫る。

【感想】
今作もすっごく楽しめた。
今まで以上にヴェノムとエディのバディーぶりが最終章に相応しい素晴らしいものだった。

そもそも本シリーズの何が好きかというと、エディを演じるトム・ハーディーの魅力に尽きる。 大してイケンメンでもないトム・ハーディーだが、大作の主演を張るに相応しい役者であることを本シリーズで知った。何だろう、言葉で説明できないような魅力を発散し、エディを愛されキャラにしてしまう凄さ。 冷静に考えてると凄いのは、ヴェノムはCGで作られているわけだから、トム・ハーディーは出来あがりを想像しながら、独りで演技していることになる。ヴェノムとのやりとりが作品の肝なのに、相手無しに(セリフくらいはダミーのスタッフが発してタイミングは図るのであろうが)阿吽の呼吸を成立させているのはホントに凄い。

ストーリー・設定的には特に褒められるような要素は無いと思う。ヌルの登場も唐突感があるし、ラストまでのストーリー展開にも新味は無い。クライマックスシーンに巻き込まれる家族にしても、「メインのストーリーに何か1つエピソードを足して作品の付け合わせにしよう」というところだろうが、イマイチストーリーに自然に溶け込んでいる感じがせず、無理矢理付け合わせた感がある。

そうなんだけど、そんな難を吹き飛ばすほどヴェノム&エディ―のコンビぶりがいい。 2人の掛け合いが理屈抜きに楽しい!! ラストも新味は無いものの悪くはない。

「今日時間があるんだけど、何か楽しい映画無い?」
という方にピッタリ。

泣き虫オヤジ