「ラストなのに分かりやすい次に繋がる感」ヴェノム ザ・ラストダンス RRR 👑さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストなのに分かりやすい次に繋がる感
シンビオートについて研究し共存したいテディ・ペアン博士と未知の生命体に対して拒絶しヌルの手先とシンビオートそしてエディもろともを吹き飛ばそうとしたストリックランド将軍がいてそれに対して共生できることをエディが証明していたようだったし、ラストこそまさに絆の深さを感じた。また、MCUと関連づくと思うけどベェノムのラストとしてしっかり完結してたし前作を見てなかったけど前作にでてたであろうシンビオートが沢山でていてまさにラストにぴったりだったのと、最後にヌルが出てきていてサノスと同じようにまだアベンジャーズのほうで続く事分かったしワクワクするような手札を残した三部作のラストだった。
不満&インタビュー情報から→→→
脚本を手がけた二人のインタビューから今作はNYに戻った後もヴェノムとエディをわざと孤立させて前作で関わっていた人も引っ込めて二人に焦点を絞り話を進めたそうです。これについては素晴らしい判断だと思いました。ですが、二人に焦点を絞っていた割には全然ベェノムとエディの掛け合いもなくベェノムのキャラの良さしか見えなかったので良くなかったです。またラストの戦闘の中で二人に集中できない事で懸念されたのかラッシャーを戦いに参加させるとアクションが大きくなるからか前作からの再会があったのにマリガンが一瞬で食べられ見せ場が終わってしまった辺りが雑で、どういう考えなのかは置いておいてその割に新キャラがモリモリでその中でテディ・ペアン博士の雷のエピソードもありましたが爆発から逃げるシーンで重なるような感慨深いシーンとして作られましたがエピソードを増やしたりするのもベェノムシリーズのラストにわざわざ途中で各新キャラの紹介のシーンやいろんなものをつぎはぎして作ってまでいれる必要はなく、そのシーンはなくても良かったのかなと思いました。それか、このシーンを次作に繋げるために入れたとしても場に必要な存在でも無かったわけでラストの作品には入れないでおくべきだと思いました。(アゴニーは出すべきなのでそこは自然に出てくるだけで適当なエピソードと絡ませないで登場の方が個人的には良かった)。逆に家族のシーンは旅路での出会いやロードムービーをやっていて良さはあったと思いますがあの家族がラストにいるのはとっても違和感でした。また、呼んでも返事がなかったりのくだりもあったベェノムとの別れのシーンも感動的だったけど、いろんな仕掛けはいい意味でも悪い意味でも次のSSUの新シリーズに向けて展開を匂わせるような種を巻いていてあんな激アツなラストだったのに締まりが悪かった。
物語が進んでるようで最強のモブキャラとずっと退治していているだけで何も動いていないまま《チンピラと戦うシーン》以外ラストにふさわしい二人のコンビネーションがあるアクションもないようなところでベェノムとエディの別れのシーンがきていてダメだったし、それ以外も正直いいところはなかったしあってもベェノム単体だったし、中途半端だと思った。また、SSUでのベェノムシリーズとしては最後の映画でしたが酷評も少し多いのでそれを吹き飛ばすようなヌルに迫る生き残ったシンビオートが活躍する続編を期待してます。