「45分なら楽しめた。」ボルテスV レガシー Rickaさんの映画レビュー(感想・評価)
45分なら楽しめた。
まず、筆者は昭和生の男性として多少のスーパーロボットアニメに対するリテラシーはあるものの、ボルテスVは見たことがない。それくらいの温度感。
流石に心配だったので東映のYouTubeオフィシャルサイトで前日譚を見た上での鑑賞となりました。
前日譚では、アームストロング父の地球での出来事から故郷に戻ってからの出来事少々が描かれるので、本編では「あの子達がこんなに成長して!前日譚見ておいてよかった!!」と思ったのもつかの間、二兄弟しか前日譚では出ていなかったのに3人目がいて、結局よくわからんのでした。次男の存在感が強すぎるんだよなぁ。アニメ版のキャラ設定がよく見える良い配役だとは思うのですが。
と、いきなり細かいことを書いてしまいましたが、
いかにもあの頃のロボットアニメ!
を大真面目に実写化しているのは「良くやってるじゃん」と好意的に見られます。
ですが、90分の一本の映画としてはストーリーも登場人物の行動原理もお粗末その物で、素直に「厳しい」と言わざるを得ません。
なのに、パシフィック・リム感のある音楽と巨大ロボットを見ていると心がワクワクしてしまう自分の安さが悔しかったです。
元々これ一本で完結する作品というわけではなくて、実写版TVシリーズの1・2話を劇場で特別上映したという立ち位置だと聞いたような気がします。そう思ってみれば特に不満はありません。
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