「サンキュー フィリピン !」ボルテスV レガシー Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
サンキュー フィリピン !
はじめは「うわ、コスプレ軍団が攻めてきちゃったぞ」って感じなんだけど、そこからのボルテスチーム紹介が「いかにも」っていう感じでいいよね。
キャラを一人ずつ紹介してくんだけど、リーダー、サブリーダー、巨漢、こども、ヒロインっていうガッチャマンから伝統の組み合わせだね。バイク、馬、柔道着、イルカ、忍者とキャラ付けも分かりやすい。
この辺でもう少し涙が出るの。日本で作られた「いかにも」なアニメがフィリピンで放送されて、これだけの映画を作ってしまうほどに心を動かしたんだよね。なんか、いいなあと思うの。
いよいよボルテスチーム発進なんだけど、ウダウダ言ったりするんだよね。もう攻められてるからね。全地球でけっこう地球防衛軍ボコボコにされてますから。早く発進しろってと思うけど、この辺もキッチリ描かないと。
地球防衛軍の指揮をとるのがフィリピン人だと「え、アメリカじゃないの?」ってやっぱ思うね。日本作品で日本人が指揮とってても「まあ、いろいろ事情ありますよね」と思うけど、フィリピンから輸入された作品みると一瞬とまどうの不思議。
そして発進し、武器をつかうのにイチイチ音声だけど、これ黙ってボタンの方が早いでしょ。しかし、それじゃテレビ漫画にならない。
それでいよいよ合体なんだけど、ここで主題歌くるね。また泣いた。「どこで主題歌くるんだろう」って待ってたからね。
しかもオリジナルじゃなくてフィリピンの人が歌ってるよね。きれいな日本語で。ありがとう! サンキュー フィリピン!
そんな感じであとはボルテスVの武器紹介な感じで、最後は剣でV字斬りして勝つね。あれ、剣って、あんな風にV字にできるんだっけ。そんな流派もあったような気もするし、無茶だろそれって気もしたんだよね。
そして初回エピソードが終わりで、ここで終わりでも良かったんだけど、もう一本分いくね。ここは最初の感動も薄れてたタイミングだったこともあり、ちょっとダレた。
敵がボルテスVの基地を攻めるっていう、一回はある展開だね。
しかしここで、お母さんが単身。「まさか。え? まさか、やるの?」って感じで観てたの。まさかやらないよねと思っていたらカミカゼアタックやった。これ、原作にもあるのかな。
さすがに今のアニメだとね、カミカゼアタックはやらせないでしょ。
そう思ってYouTube観たら、原作通りなんだね。しかも第二話。驚いた。お母さんを退場させるなら、もう少し話が進んでからでしょう普通に考えると。それを二話でやるってすごいな。
二話分でエンドロールになって「まだまだエピソードあるよ」って感じで終わり。
テレビ90話分あるんだね。まとめて配信して欲しい。観るから。