劇場公開日 2024年10月18日

「愛があふれて異常な熱量すら」ボルテスV レガシー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5愛があふれて異常な熱量すら

2024年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TV『超電磁マシーン ボルテスV』の1~2話そのままでした!
長浜演出の再現でした!!
フィリピンの人々の愛が重い!!!

リアル再現にこだわりすぎて、原作のツッコミどころ満載なところもしっかり再現。
足音など日常音が一切がなく、BGMがうるさいところを強調しすぎ。
TV2話相当の部分は、ボルテスが罠にはまっても何もしなくて無策過ぎで、ダレる。
お母さんの特攻滞空時間が、大リーグボールの投球からミットに収まるまでより長い。
CGが精密機械でぶん殴る感が強くしちゃって、戦闘後半に天空剣握れるって嘘くさい。
何より、昔の「テレビまんが」時代の作品なので、正義と悪(侵略者と地球)がステレオタイプで幼稚に見える。
などなど。
でも、愛と情熱と勢いがすごくて、全てを押し流していったような。

初回放送当時のフィリピンの社会情勢(特に民主革命)や、家族に対する愛情の注ぎ方などがマッチングし、繰り返される再放送で何世代にも渡って国民的支持がある作品だというのも、この異常な熱量から頷けました。

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コージィ日本犬