「Vの字斬り❗️」ボルテスV レガシー モッチさんの映画レビュー(感想・評価)
Vの字斬り❗️
1977年に放送された、「超電磁マシーン ボルテスV」。
1976年生まれの私は、リアルタイムでは観ていない。
しかし、観た記憶がある。
保育園から帰ってきて、夕方これを観ていた。
しかも、「超電磁ロボ コン・バトラーV」、「超電磁マシーン ボルテスV」と、立て続けに再放送していた。
おそらく、1982年。
大好き❤️で、夢中になって観た。
その「ボルテスV」が、フィリピンの大きすぎる愛で、実写化されて帰って来る、と知ってから、気になっていた。
この映画の公開に合わせて、YouTubeで昔のアニメの「超電磁マシーン ボルテスV」全40話を、5話ずつ8週間に渡って、配信していた。
子供👦の頃大好き❤️だったものでも、おっさん🧑🦲になって楽しめるとは、限らない。
とりあえず、はじめの5話を観てみて、映画を観るかどうかを、決めることにした。
結果。
面白くて、面白くては、毎週、毎週、動画配信されるのが、待ち遠しくなった。
50近く🧑🦲になっても、「超電磁マシーン ボルテスV」が大好き❤️な自分を、再認識した。
40数年ぶりに観て思ったのは、ボアザン星人は、ボルテスVの研究を徹底的に行って、毎回毎回、弱点を攻めてくる。
子供👦向けのアニメでありながら、意外と緻密なのが、良かった。
例えば、
剛3兄弟が、死ぬ程会いたがっているのが父親。
この父親の偽物のロボットを、ビッグ・ファルコンに先入させたり。
ボルテスVに合体させなければ、負けないと分析すると、「レッツ・ボルトイン!破り」をしたり。
「天空剣」さえ抑えこめれば勝てる、と思えば、「天空剣封じ」をしたり。
多彩な攻撃を、仕掛けてくるのだ。
ボルテスVの方は、苦戦を強いられながらも、対策を講じて、毎回毎回、それを上回ってきて、スカっとさせてくれた。
剛3兄弟の父親の謎が、最後の最後に明らかになっていくストーリーも、魅力的だった。
しっかり予習をして観た「ボルテスVレガシー」は、登場人物はみんな美男美女で、「ボルテスV」や「ビースト・ファイター」は迫力満点で、映像的には満足した。
だが、一つ残念なシーンがあった。
これは、元を正すとアニメがこうだったから、仕方がないことかも知れない。
3兄弟の母親が、ビッグ・ファルコンの外で、ボアザン星人に襲われて、負傷した。
ビッグ・ファルコンも襲撃されたから、全体を覆うバリヤを張った。
負傷した母親は、閉め出された形になったのだ。
それが、次の瞬間。
母親は、ビッグ・ファルコン内の医務室に運び込まれて、治療を受けていた。
何故❓️
思わず、
「ボアザン星人も破っていないバリヤの、どこから入ったの❓️」
!
と、ツッコんでしまった。
この後、感動的なシーンになったのだが、素直に感動出来ない、私がいた。
無理にあの子供だましのシーンを、入れない方が、感動して泣けたと、思った。
映画は、続きがあることを匂わせて、幕を閉じた。
何だかんだと、文句を言いながら、続編が公開されたら、観に行くだろうと思った「ボルテスV レガシー」だった。