「大きすぎる愛に偽りなし」ボルテスV レガシー takashiさんの映画レビュー(感想・評価)
大きすぎる愛に偽りなし
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日本の70年代ロボットアニメ、ボルテスVがフィリピンで大ヒットして90話の実写ドラマ化。その逆輸入版。
ボルテスV自体はスパロボで大まかなあらすじやロボットを知る程度。しかし、PVを見て期待を膨らませていた。
では実際に観てどうかと言うと、ボルテスVのデザイン、アクションとしては隅々までこだわりが感じられ完成度が高い。合体シーンや必殺のVの字斬りなどロボットオタクとして興奮必至だった。
ストーリーとしては元が長編ドラマなので映画の尺には収まらないだろうと覚悟はしていたが、たったの2戦で終わりと消化不良が否めない。母の死の悲しみを乗り越えて戦いは続く、とキリはいいのかもしれないが。
しかも完璧な初陣に比べ、2戦目はかなり冗長。ピンチのためのピンチ、悲劇のための悲劇のような不合理かつ、尺稼ぎかと思える間延びした展開に正直白けてしまった。
結論として、ロボットアクションは文句なしにカッコよかったが、もっとロボットを堪能したかったのにという残念な思いが残った。
ドラマに誘導する為の映画だろうから配信を待ちたいところ。(MXは見られないので)
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