劇場公開日 2024年11月29日

コール・ミー・ダンサーのレビュー・感想・評価

全19件を表示

3.5彼のダンスが語りかける

2024年12月17日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

主人公のマニーシュは天才である。何の天才かといえば努力の天才。そして彼をそこまで努力させたのはダンスがただ純粋に好きだということ。まさに好きこそものの上手なれである。

ダンススクールで彼はユダヤ人のイエフダのもと同じく才能を見出された年下のアミールと共にバレエのレッスンを受ける。
天性の才能を持つアミール、しかしマニーシュは努力で彼に追いつく。共に甲乙つけがたい才能の持ち主でありイエフダは彼らへの指導に熱中した。
やがてアミールはイギリスの権威あるバレエ団に入ることとなる。しかし、マニーシュはバレエを始めたのが遅すぎた。いくら才能があって努力しても年齢にだけは勝てなかった。
それでもマニーシュはダンスへの情熱を失うことはなかった。イエフダも溺愛する舎弟のために彼の行くべき道を模索した。
同じく彼の才能に目を止めた支援者によりマニーシュはペリダンスに入団する。彼は今もそこでダンスを続けている。

ダンスには人種や宗教の違いなど関係がないとマニーシュは言う。そしてただ踊ることに魅入られたマニーシュはダンスの種類にもこだわらない。彼のダンスへの興味はブレイキンからクラシックバレエ、そしてコンテンポラリーダンスへと様変わりする。どんなダンスであろうともそのかける情熱は変わらない。彼にとってはまるで踊ることが生きる証であるかのよう。

彼は言葉ではなく踊ることで自己表現をする。彼は踊りで人々に語りかける、踊る自分を見てほしい、これが僕なんだと。けして僕を曲芸師とは呼ばさない、ダンサーと呼んでくれという彼の声がそのダンスを通して聞こえてくるようであった。

言葉ではなく踊ることで自分を表現するダンサー。確かに彼らには言葉はいらない。ダンスという好きなものにたずさわるもの同士には肌の色の違いや思想などの違いも関係がない。ダンスだけで人は繋がれる。イエフダとマニーシュは今も家族同然の付き合いだし、マニーシュのいる劇団も様々な人種で溢れかえっている。
ダンスこそあらゆる社会の垣根を飛び越えて人々を一つにできる可能性があるのだと感じさせてくれる。
唯一飛び越えることができないと思われた年齢の壁、それさえもマニーシュは華麗なジャンプで飛び越えてくれると信じたい。でもイケメンだからインド映画で踊る彼の姿を見たい気もする。

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レント

3.0うーん

2024年12月14日
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鑑賞方法:映画館

単純

ダンスがもっと凄いのかと思ったが大したことなく少し残念
クラシックバレーなのかコンテンポラリーなのかストリートなのか、よく分からず中途半端すぎ

オリンピックで優勝したとかなら映画化も良いが、この程度の話で、何で?という感じ

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HAL1953

5.0インド・ムンバイのスラムから這い上がったバレエダンサーに大感動

2024年12月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

 あのムンバイ、超大都市で貧富の差は甚大で、数多の映画でさんざんみてきた街から誕生したバレエ・ダンサーのドキュメンタリー。よくぞ私も選んだもので、何の情報もなく、ポスターみてピンと来て、鑑賞して大当たり! 主人公はボリウッド映画をみてダンスシーンのバク転に憧れて、以降没頭って言う凄まじい自己肯定感の強い人物を何年もかけてカメラで追った作品。

 冒頭から主人公マニーシュが自分の言葉でナレーションをこなし、非常に分かり易い作り、しかも時系列に追った撮影が基なので、編集で余分な手を入れてないのが特徴か。バク転の自己流会得からブレイクダンスの時代、そしてオーディションで出場者の1人からダンス教室を教えられ門を叩く。そんな教室は当然に富裕層の子弟ばかりが集う場所。トウシューズもなく、入室禁止を言い渡されるも心優しき友人が助けてくれる。

 本作の要は無論ご本人マニーシュですが、運命の出会いとも言える指導者イスラエル系アメリカ人の師イェフダ・マオールの有り様も大きくフューチャーされる。ユダヤ系のプロのバレエ・ダンサーで売れてる時代も有ったものの、教える側にまわり、アメリカからイスラエルに移り住み長く指導者として活躍、あのヌレイエフも指導したとか。しかし、歳と共に指導の間口も狭まり、たまたま見つけたインドでの教師募集に乗ったわけ。そしてもう一人、教室に後から入ってきたまだ若いアーミルが優等生マニーシュの座を揺るがす存在に。

 ポスターにもキャッチコピーとしての示してある「試練の数々」とは、親の思いとの齟齬そして怪我、もっと言えば「運」でしょう。少しでもいい職業にと願って、金をやりくりし大学にまで行かせたのに・・・。そしてスポーツ選手と全く同様に体が資本のダンサーにとって一瞬の怪我は一生を左右する。最後の「運」はまさに師匠に出会った幸運と、各地の留学に受かる幸運、天才肌のアーミルに抜かれてしまう不幸などなどがトピックとして紹介される。

 彼等のバレエの技量は当然に凄いのでしょう、素人ゆえによく分かりませんが。しかし鍛錬の日々の被写体としてこれ程の「イケメン」であれば十分に画面を支えられると素人でも判る。師匠であるイェフダも画面の中で言ってました「器量もいいし・・・」と。やっと両親にも仕送り出来る仕事が舞い込んだのも、なんと彼等そのもののバレエ人生を描く劇映画の主演のオファーとは。しかし一方のアーミルはイギリスに留学中で、そのような映画への出演は体への負担も考え禁止の指導が。よってマニーシュのみ出演にOKし、なんと自分自身を演技するはめに至る。

 その映画と言うのが Netflix「バレエ: 未来への扉」(原題 YEH BALLET)2020年で、今もNetFlixで鑑賞出来ますし、私も映画館から帰ったその夜に鑑賞しました。完璧な劇映画ですが、まさに2人の来し方を描いた感動映画です。例によって、本作はbased on true eventsと出るとおりで、冒頭シーンが凄まじい。海上を貫くハイウェーを上空から捉え、その先の遠景にカメラがパンすると近代的な超高層ビル群が望め。ムンバイの躍動を捉え、こんどはそのままカメラを引くと、家々とも呼べない建物が密集したスラム街が姿を現し、さらにそのまま海岸線まで引くと、真下になにやら人影が見え、次第にカメラが降下してゆくと、ブレイクダンスに興ずる若者達にフォーカスする。ここまでワンカットですよ、貧富の差を一瞬で示す映画的興奮のファーストショットです。

 そして主演・ジュリアン・サンズと出るではありませんか!「キリング・フィールド」1984年、「眺めのいい部屋」1986年などで、美形英国俳優として人気を博しホンダの車のCМにも出演した程の神がかったイケメンでした。と言う事は師匠・イェフダを演ずるわけね。で前述のファーストショットに続くシーンが、仕方なくインドくんだりまで流れ着いたヨレヨレのオジサンが迎えがこないと怒り狂ったシーンとなるわけで。馬面のようなご面相に禿げ上がった頭髪に何故か後ろだけは長い金髪と言う出で立ちで登場。これがジュリアン・サンズ? とショックを受けるレベル。しかしドキュメンタリーの師匠役をさらに癇癪持と深い愛情をもって表現し素晴らしい役者根性を見せつける。と同時に調べたら、なんとほんの昨年2023年に65歳で事故死?で亡くなっているのです、ご冥福を祈ります。

 この劇映画にはアーミル本人の出演叶わず、その役はプロの役者が担ったとかですがバレエを一から特訓したとか、逆にマニーシュはバレエはそのままで、演技を見事にこなしてまして、完璧にイケメン役者でしたね。冒頭のブレイクダンス少年が偶然テレビでオーデイション番組で素晴らしいアクロバット・ダンスを披露するマニーシュを目撃ってのが2人の出会い。この劇映画の制作のためにオーディションのステージセットを作り、そこで演技するマニーシュをドキュメンタリーの方でも撮影しており、理解ある両親を招待していたわけです。

 極めてややこしい状態ですが、劇映画の方はいよいよ米国へ招待されたものの、米国ビザが下りない困難も大きく描きます。翻って、彼等を知る映画として劇映画の邦画より分かり易いのは否めない。王道のサクセス・ストーリーですが、先に劇映画を鑑賞し、その裏側のドキュメンタリー映画も見るのが本筋でしょうね。私は逆をやってたわけです。

 貧富も人種も肌の色も宗教も乗り越えたダンスの芸術性を再認識出来る感動作でした、劇もドキュも両方とも。マニーシュは本作の日本公開のために来日してたようです。なにがあっても私はインド人の誇りを持ってますってのが泣かせます。

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クニオ

4.5インドでもダンスが流行しているとは驚き!

2024年12月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

予告編のイメージとは違ったが、予想以上に良かった。
インドでダンスがこれだけ流行っている事に驚きを隠せない。
独学でダンスをマスターした若い男性がインドのプロダンサーを目指す姿を密着したドキュメントは観ごたえがあった。
コロナに巻き込まれながらもブレなかった若い男性の姿に胸を打たれた。
見事なドキュメント。観て良かった。

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ナベウーロンティー

4.0心地よい風

2024年12月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

が吹き抜けた映画だった。

所々で古くから価値観が頭をもたげてきそうな瞬間が
あったが、それぞれの場面で挫けず、凹まず

笑顔で乗り切ろうとする人物がおり

しっかりと次の道を見出せた場面を見届けられる。

と言うストーリーが良かった◎

捻くれ古い価値観に依存する人はきっと運が良かった
とかついていた。で片付けるんだろうけど

これが価値の転換が起こる本当の瞬間なんだろうな。

と思った

すぐ得られる満足や結果、成果は。唯一時の充足
でしかない。

真の充足は何処にあるのか?その探求が人生である🧐

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tomokuni0714

5.02回目の鑑賞。実は1回目は結構寝てしまいまして‥‥

2024年12月12日
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鑑賞方法:映画館

なぜ1回目、寝てしまったんだろぅ笑。もう一度観に行って、よかった!

マニーシュがかっこよくて、笑顔も素敵。人って何かに夢中になると、こんなにも瞳がキラキラするんだと改めて感動しました。

クラシックバレエ、コンテンポラリーダンス、ストリートダンス、いろんなダンスを見ることができて、美しい。マニーシュに関わる人々も、みんな前向きで、愛情溢れてました。愛ある人には、愛ある人が集まってくるのかもしれませんね。

ビジュアルポスターもエンドロールも美しかった!

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Sakiko

3.5好青年

2024年12月7日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

ドキュメンタリーなのですね
評価がとてもよかったので鑑賞
ダンサーとしては遅咲き
家も裕福ではないが
周りの人に助けられて
少しずつプロに近づいていく
スポーツ選手、俳優も似たような境遇なのかな
才能と運だったり、運が人生を左右する
ダンサーは年齢制限もあるから大変
マニーシュがとてもピュアなところがよかった
彼は周りが応援したくなるような
何かを持っているのだろう

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かちかち

5.0これほんとにドキュメンタリー!?

2024年12月7日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞318本目。
予告の時点でドキュメンタリーだけどドキュメンタリーっぽくないな、と思っていたダンサーを目指す青年マニーシュを数年追ったドキュメンタリー。
これフィクションのバレエ映画よりストーリーが面白いぞ・・・!
飛び抜けた才能を持っているがダンスを始めたのが遅すぎてイバラの道を歩むことになるマニーシュ。若い天才ライバル、生涯の師との出会い、安定した収入が約束される栄光の道と自分のやりたい事との選択、その他にも色々な事が起きるのですが、マニーシュのダンサーになりたい、という誠実さで問題が一つ一つクリアされていくのがまるで池井戸潤の小説を読んでいるかのような爽快感を与えてくれます。
特に師弟愛が見られる所では感動で泣いてしまいました。今年一番の作品かもしれないです。

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ガゾーサ

3.5ドキュメンタリーとしては...

2024年12月7日
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鑑賞方法:映画館

ストリートダンスからクラシックバレエに転向した異色のインド人ダンサー。その踊りは素晴らしいのですが、その道でやっていくのは難しく、コンテンポラリーダンスに活路を求めます。ショービズの世界で食べていくのは大変なことなんだなあと思わせられました。ダンサーを献身的に支える先生も素晴らしい。ただ、ところどころで演技をさせているように見えたり、最後「いいお話」にまとめようとしているように見えたりしたところがちょっともったいないと感じました。

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むっち

4.5すっごーく良かった! ここ最近ドキュメントとか半生を綴った的なもの...

2024年12月5日
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すっごーく良かった!

ここ最近ドキュメントとか半生を綴った的なものが少なくないけど、

これは群を抜いていた

出会いのひとつひとつとか、

イェフダの思いとか立ち位置とか、

マニーシュのピュアさとかキャラクターとか、

それぞれがいい感じに絡み合って作品ができた

お母さんとお父さんの台詞には泣いたな〜

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jung

4.5マニーシュという原石を発見し磨きあげた師の人生に思いを馳せた

2024年12月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

マニーシュの顔と身体はダンスの種類によって変化する!ストリートダンスを見よう見まねで始めたときの身体のしなやかさと体のキレのすばらしいこと!クラシックバレエのレッスンを受けるようになってからは、首も手足も細長く優雅で垂直の跳躍の普遍の美を体現している。テルアビブでのコンテンポラリーダンスでは、色んな人種・国籍の仲間と国境を超え重力に抗わない自由な動き。努力の人で身体能力抜群、賢く真面目で笑顔がかわいいマニーシュに魅入られた。

マニーシュに一家の経済的大黒柱になって欲しかった両親の理解と応援、祖母の後押し、なんだかすごい。映画には映らない辛さを想像すると、マニーシュのダンスへの愛と師イェフダの支えがどんなに大きかったか。そしてマニーシュの才能を評価して経済的支援をするパトロンの存在。

マニーシュ主演の映画はNetflix「バレエ:未来への扉」、見てみよう!

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talisman

3.5ライフ・ゴーズオン

2024年12月4日
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最後は夢叶ってハッピーエンドかと思いきや、
そんなに簡単ではない。
かと言って、夢破れたという訳でもない。
そんな現実が、1人のダンサーを中心に描かれている。

不思議な感じがするのは、主人公の彼の気持ちがよく分からないこと。
その結末を喜んでるのか、悔やんでるのか。

まだ道の途中だから、結論は出てないのかな。
色々あるのが人生だもんね。

もう少しダンスのカタルシスみたいなものを体感できるかと思ったけれど、そうゆうのはほとんどなかったな。

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しろ

3.5人との出会いとあきらめないこと

2024年12月4日
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努力を続けても夢はかなわない人が多い。
そんな中で自分の努力を見ていた人との出会いに恵まれ、結果を出すことができた貴重な成功事例。
若くてうまいダンサーは常に沸いて出てくる。
そんな中で生き残るのは大変だが、それよりも75歳にもなって講師を続けている師匠はもっとすごいと思った、

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チャーリー

5.0今年一番良かった

2024年12月4日
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夢を追いかける姿が美しくて眩しい。

生徒を手放す時の先生が本音を話していたのも、嘘がないリアルな人間の姿で心を揺さぶられました。

2時間無いとは思えない、濃い時間でした。

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うなぎ

4.5努力と才能

2024年12月3日
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鑑賞方法:映画館

主人公は遅咲きのダンサーだけど、才能がありそれを上回る努力があったっんだなぁと思います。

ダンスやバレエに興味のない人には、ただ練習風景が流れるつまらない映像に映ったかもしれません。
私は、ダンサーたちの美しい身体としなやかな動きがとても興味深く感じました。

才能と努力とそれにも勝るかもしれない、支えてくれた人たち。
講師、パトロン…何よりインドではダンスでは生計を立てられないと思いつつも、ずっと支えてくれた両親。
涙腺、うるっときます。

ドキュメンタリーでここまでゆさぶられるのは、久しぶりかもです。

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ぷぷぷ

4.5道半ばの異色ドキュメンタリー、派手さはないが余韻が沁みます

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

今年のベストかも。今後の主役の成功を観客に託し、似た境遇の若者へのエールが素敵。バレエやダンスのシーンはラストに少しあるだけで、ほぼ回顧録とメインキャストの語りで構成される。かなり地味であるが、主役の経済状況、環境も陰湿、鬱屈、絶望などはなく前向きに語るキャストが清々しい。

デザイナー、パティシエ、起業家等々の大当り組のドキュメンタリーが一般的ななか、誰も知らない若者の道半ばを描くのがとても新鮮、終わり方もとても良く、大成功は難しいかもしれないが気持ちよく鑑賞できました。マーシュの可愛すぎず、イケメンすぎずもポイント高かった。

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JAG

3.5【貧民街で育った男が、バレエダンサーを夢見て見えない壁に立ち向かい、少しづつ夢を叶えて行くドキュメンタリー映画です。険しい目標に向かって、突き進む人間の姿は、美しいモノだと思った作品です。】

2024年11月30日
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悲しい

知的

幸せ

ー 独学でダンスを学び、ダンス教室に苦心して通い、人生の師となるヌレエフにも指導経験がある75歳のイスラエル系アメリカ人教師イェフダと出会い、彼の教えの元アーミルと言う年下の天才ダンサーと切磋琢磨しながら、名を上げていくマニーシュの姿を10年近く追ったドキュメンタリー。
  年齢の壁、肌の色の壁を乗り越え、イスラエルでコンテンポラリーダンスを学び、ニューヨークでペリダンスを学ぶ姿が、眩しい作品。
  特に、彼がボリウッドの映画「バレエ/未来への扉」(○○で観れるそうです。)に主演し、そのお金を母に渡す際に、母が流した涙のシーンは、沁みたなあ。
  マニーシュの笑顔が素敵で、彼を支えるイェフダとの絆や、経済的援助をする藝術パトロンの婦人の言葉も、インドって貧富の差はあっても、文化、藝術を大切にする気風があるんだなあ、と感心したよ。けれども、それも全てマニーシュの努力の賜物なんだよね。
  ”バレエは、宗教、人種の壁を乗り越える。”という言葉は金言だと思ったなあ。
  今作は、険しい目標に向かって突き進む人間の姿は、美しいモノだと改めて思わせてくれた作品です。-

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NOBU

5.0退屈な映画かもしれないが是非。

2024年11月30日
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今年421本目(合計1,512本目/今月(2024年11月度)27本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

 まずこの映画はここの紹介にもある通りドキュメンタリー映画です。今のコロナ事情勃発直前までが描かれるので、ごく最近のことまで登場します。

 習い事の中でも体力差や年齢差、あるいは経済力や国力(この映画はインド映画。ただしインド映画おなじみの例の謎の警告表示ほかは一切出ない)等によってこれら芸術活動は一定の「差」が生じますが、発展途上国と先進国の中間点的な位置にあり、一方で根強い経済格差や宗教論争が絶えないインドという国において、やはり「体力差」など個人にはどうしようもない(この点で、そろばん等と異なる習い事)「バレエ」という(踊るほう。球技のバレーではないので注意)競技、あるいは習い事に挑戦した男性の軌跡を描くドキュメンタリー映画です(娯楽的要素は一切ないので注意)。

 前半はインドにおける経済格差、あるいは最初にも書いたようにそもそもの体力差、年齢差から生じる「国内での差」のレベル、後半はうってかわってイスラエル、アメリカ等といった国で生じる人種、宗教問題からくる序列、そして最後には冒頭にも書いた通りコロナ事情の勃発という色々なハードルを抱えつつも一定の成果をおさめ、またライバルや指導者の今(2023年?2024年?)の近況も伝えられたところでおしまい、というタイプのドキュメンタリー映画です(娯楽性は一切ないので注意)。

 バレエ映画の中でも特に男性のそれに関してはもともと少ないバレエ映画の中でもさらに少なく(性自認をテーマにして7~9歳くらいの「男の子」がバレエに挑戦する作品もあったかな。タイトル忘れた…)、なかなか貴重な作品かなというところです。

 上記で述べたかかる趣旨の一部(体力差うんぬん)は日本でもかかる趣旨が妥当し、一方で日本では通常ほぼほぼ存在しない「都市レベルでの技術力格差」(日本では、だいたいの県庁所在地でほぼ最上級に近い教育を受けられるし、何なら東京なり大阪なりに来ることも比較的容易)の論点、さらに日本ではそもそも無関係な「人種・宗教問題」と色々混ざっており、同じ競技一つとっても国が違えば違う角度からなのだろうなといったところです。

 採点に関しては特段気になる点までないのでフルスコアにしています(まぁインド映画なので例のお得意警告表示見たかったけど…)。 ←今週もうひとつインド映画がある?

 また、コロナ事情においてテレワークやビデオ会議といったものは国によって差はあっても急速に普及しましたが、IT国家といえるインドにおいても、いくらIT国家といってもテレビ・ビデオ会議にも向き不向きがあるところ、「バレエ」という一見まるで向いていないものにまで登場したのはさすがインド、技術力が違うなといったところです(日本だとせいぜいスロー再生してまねてやってみようかな程度にしかできない)。

 映画に「娯楽性」を求める立場かどうかによっても見るみないはかわりますが、教養のたかまる作品でもありますし、85分ほどと短めでもあるのでおススメ以上です。

 …今週(11月5週)大荒れ確定しそうなのが「正体」なのでしょうけれども、それはそちらにて(そちらのレビューにて)。

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yukispica

4.5マニーシュがステキ!

2024年11月29日
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幸せ

萌える

主演のマニーシュは笑顔がキュート、ダンスは力強く繊細、踊ることを心から楽しんでいる。

日本でもそうだが、習い事は出身家庭の経済力、文化力の差がでる。けれどもプロダンサーとしてやっていくために、葛藤を抱えて映画に出たり、イスラエル、アメリカのスクール、単発の仕事、オーディション、厳しい世界だ。

家族思い、インドで自分の才能を見出してくれた先生との深い絆もじんわり。

世界中の子どもたちが、好きなことを自由に学べたら、人類の可能性はもっと広がっていく。そんな明るい未来を感じる映画だ。

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momoko.n