「松本人志事件と重ねて鑑賞」告発の先に よしさんの映画レビュー(感想・評価)
松本人志事件と重ねて鑑賞
レイプ事件の裁判の行方を描く物語。
「法廷サスペンス」ではなく「法廷ドラマ」の赴きが強いドラマです。
「性行為」は確定していて、「強制性の有無」、そして「男性が拒否されていると認識できたか?」「女性が拒否出来ない状態だったか?」が法廷内で争われます。
ですから、「サスペンス」色は薄目。それよりは、被告の男性、その両親、被害者の両親・・・彼等の苦悩と戸惑いを、物語を通じて描いていきます。
この映画、被告となった男性側の目線で描かれているのは、意図したものなのでしょう。
男性と女性の意識の差、男性側の戸惑いを上手に描いていたように思います。
物語としてメリハリがなく面白みも感じませんが、ワインスタイン事件以降の性問題をしっかりと描いた意欲作だったように思います。
私的評価は普通にしました。
コメントする