「単純におもしろかった!」ねこのガーフィールド おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
単純におもしろかった!
当初は鑑賞予定に入れてなかったのですが、本命の「フォールガイ」の前に時間があったので、予告がそこそこおもしろそうだった本作もついでに、中学生の甥っ子を連れて鑑賞してきました。
ストーリーは、父に捨てられた子猫のガーフィールドが、たまたま出会った優しい青年ジョンに拾われ、幸せに暮らしていたある日、生き別れの父猫ヴィックに恨みをもつボス猫ジンクスの命を受けた犬のローランドとノーランにさらわれ、救出に現れたヴィックとともに、ジンクスから下された困難なミッションに挑むことになるというもの。
原作は世界的に有名な漫画で、これまでも実写映画化やアニメシリーズ化されたこともあるらしいのですが、そんなことは全く知りませんでした。しかし、本作はガーフィールド自身がおおよそのプロフィールを語り、ジョンとの出会いから話を起こしているので、予備知識なしでも全く問題なく楽しめます。むしろ初心者向けと言ってもいいでしょう。
そんな感じで、冒頭で作品背景をしっかり把握することができ、子猫ガーフィールドの絶対的かわいさとジョンの優しい人柄も相まって、すんなりと作品世界に入っていけます。その後の展開もテンポがよく、ガーフィールドのコミカルな言動も手伝って、最後までとにかく楽しめます。終盤の伏線回収から魅せる親子和解の展開も心地よく、じんわりと沁みてきます。
映像的にはディズニー、ピクサー等と同レベルとは言いませんが、コミカルな動きや表情は、劇場レベルとして十分に楽しめます。昨今のハイクオリティな映像作品を見慣れた目には少々もの足りなくも感じますが、本作の目ざす方向性としてはこれでいいのではないかと思います。
ただ、ちょっとだけ不満を言わせてもらうと、ジンクスの部下の裏切りがやや唐突だったように感じます。もう少し伏線がしっかり張られているとよかったです。あるいは逆に、ジンクスを心から慕い、彼女を更生させるために命令に背くという展開でもおもしろかったかもしれません。
あともう一つ。これは吹替版の問題なのですが、ガーフィールドの声がまんま山ちゃんで、これが最後まで馴染めません。本作以前の作品でも山ちゃんが声を当てていて、すでに持ち役となっているのならしかたないですが、ガーフィールドがまだ子どもという設定なら、ややハスキーなおっさん声はやめてほしかったです。でも、演技は悪くなかったです。
吹替キャストは、山里亮太さん、MEGUMIさん、花江夏樹さん、山路和弘さん、磯部勉さん、立木文彦さん、関智一さんら。
大人は山ちゃんも鶴瓶さんも染みついたイメージがありますからね。私は顔が浮かんじゃって、グルーに入り込めない気がしますが。
ちょっとクセ強くないですか?菅田将暉とか滝沢カレンとか「君たちはどう生きるか」の声優陣はなかなか頑張りましたけど。
インサイドヘッドは割と女優さんの声に違和感がなかったみたいですが、山ちゃんとか鶴瓶さんとか、そのまんまらしいので想像しただけで笑えますw
いいのか、子供が観る作品だからwww
共感ありがとうございました。
まんま山ちゃん、めちゃくちゃ笑いました😆。ガーフィールドはまだ子猫ですからねー♪まぁ、クリスプラットもオッさんと言えばオッさんでしたwww