「ボレロが流れたとこしか覚えてないや。」ボレロ 永遠の旋律 taketakekiさんの映画レビュー(感想・評価)
ボレロが流れたとこしか覚えてないや。
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映画冒頭でボレロが世界各国で色んなヴァージョンで流れていて本当に愛されている曲なのだと分かる。
映画のEDクレジットで
「 世界のどこかで15分に一回、ボレロが流れている 」
と出るから相当なもんです。
これだけ有名な曲なので、さぞかし儲かってウハウハなんでしょ?と思いきや、そんな事はなく作曲のコンクールに6回連続で落ちて友人達に慰められていたり、
贅沢もせず一穴主義なのか、乱行に溺れる事もなく脳の病気で入院したりとか、お母さんが亡くなったりとか幸薄い人生だったようです。
何といっても見どころは「 ボレロ」 のお披露目シーンと、映画の最後に出てくる「ボレロ」 を脳内で指揮するシーンは劇場の音響も良かったので、良いパフォーマンスを見れました。クラシック好きな人はこれだけでも、映画館で見る価値はあります。
劇中に流れる音楽や、ピアノの独奏も良くて耳は満足しました。映画本編は...、
「 ピアノ・レッスン」 「 シャイン」 「 海の上のピアニスト」 「 戦場のピアニスト」
を見た時のような感動がいまいち感じられないんだよなぁ。
やっぱ俺、ボレロしか覚えてないや。
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