劇場公開日 2024年11月1日

十一人の賊軍のレビュー・感想・評価

全406件中、21~40件目を表示

3.5伝統の時代劇

2024年12月3日
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24歳社会人

3.5時代は幕末だが現代に通ずるもの有り。

2024年12月2日
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怖い

難しい

冒頭、新発田藩の武士に妻をてごめにされる農民の復讐劇よりスタートし、幕末の官軍の東北侵攻とそれに抗う長岡藩と同盟藩と新発田藩の罪人より構成された賊軍が官軍侵攻進路の峡谷にある砦の守備陣として配属される。この3者の争いを軸にストーリーが展開される。
必要以上に爆破、チャンバラシーンは多いがラストに向かうにつれ領主にとって領地・領民に対する安全保障はどういうものか、大切なものは何かについて考えさせられる。この辺りはロシア・ウクライナの争い、イスラエル・ガザ地区の争いにも通ずることもあり。
新発田藩の家老より若い領主が結局は大局観がしっかりしていたということも落とし所になっているのであろう。

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マツキヨ

4.0賊の意地

2024年12月1日
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興奮

戊辰戦争の最中、勢いを強める新政府軍との闘いで劣勢に立たされた幕府軍。闘いの前線にされそうな新発田藩の溝口がある作戦を企て…。その駒として砦を死守することとなった罪人達の物語。

それぞれに重罪を犯した死刑囚達。しかし、ある作戦に身を投じれば無罪放免を言い渡され…といった所から本筋が始まっていく。

登場人物は多いものの、皆キャラが立っていてわかりやすく良い感じ。
何物でもない一般人(重罪人なのでそうは言えないか…)達が、官軍を相手に見事な作戦で闘う様は、唸らされると同時に大迫力。

ここでの敵は官軍でありながら、こちら側は罪人と藩という構図で、中々一枚岩とならない描写も見応えアリ。…そうそう、無罪放免といってもやっぱりね。。

そんなこんなありながら、アクションシーンは大迫力‼…の合間に見せられるドラマパートはちょっとテンポがよくなかったりしたり、やはり2時間半超えの尺はどうにも長く感じてしまったり。

あとは、賊の意地だなんだとカッコ良い言葉を並べても、アンタ何度も皆を…。
感情移入するにはちょっとアレな主人公だったのが少し残念。でもまぁ罪人なわけだし、キレイに描かれていてもそれはそれででしょうかね。また、最後の殺陣は流石にちょっとやり過ぎなような…。

と思う所はちょくちょくあれど、圧倒的に不利な状況を知恵と腕っぷしで戦い抜く決死隊の姿には熱くなったし、誰もが生き残って欲しいと思える程良キャラ揃いだったのはとても良かった。

総じて、とても面白い作品でした。

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MAR

3.5単純な物語ではないところがいい

2024年12月1日
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何かを守るためでなければ人はあんなに戦えない気がする。それは武士の誇りだったり、生き抜いて愛する人を守る人生を選びたいためだったり、藩のためだったり。それぞれの守るものが垣間見える人間ドラマでもある。一つの見どころは政に対するノロの献身。佐久本宝さん素晴らしかったと思う。なぜあそこまで慕うのかはもうちょっと描いてもよいような気もした。
会津や長岡は辛酸を嘗めることになるわけで、彼らを賊軍に落とそうと民を守ったといえるのかもしれない。そういう光と影の面による余韻はなかなか味わい深く思えた。

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ターコイズ

4.5長丁場に耐えうる各役者の演技

2024年12月1日
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150分超と昨今のトレンドでは考えられない上映時間ですが、飽きる事なくスクリーンに釘付けでした。
それは個々の役者さんの演技が素晴らしかったからだと思います。なんてったって仲野太賀さんがすごくかっこいいと思ってしまうくらいです。(失礼)ちょっとバイアスがかかっているかもしれませんが、ナダルがちょっと…その分0.5マイナスします。
ストーリーもよく練られた娯楽大作時代劇として痛快、といえる内容でした。

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コーイッヒ

4.0そのリアリティに感心

2024年11月30日
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興奮

リアルでしたね。主人公が全然被弾しないどこぞの国のヒーローものと違って、ちゃんと死亡•負傷します。十一人で軍隊に対抗できるわけが無いとも思いましたが、そこは地の利を活かした説得力のある戦略で乗り切るところも面白かった。その戦略により自軍もダメージを負うところもフェアに感じました。
勧善懲悪でないところも良かったですね。この映画に完全な悪は登場しません。皆それぞれの立場において良かれと思える事を全力で成し遂げようとします。たまたまその事が他者の犠牲を伴うだけの話であって、この時代ではよくある話であったと思われます。
とにかくリアリティに富んだお話で、よく練れていると感心しました。
最後に仲野太賀さんの殺陣、凄く頑張ってましたね!

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はらこ

5.0あかん! 仲野太賀カッコよすぎる!

2024年11月30日
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あかん! 仲野太賀カッコよすぎる!

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あすきち

5.0素晴らしい

2024年11月29日
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興奮

上げた拳の下ろしどころが分からなくなる、
最後まであっという間の作品。
これは、芸人キャスティングなかったら、
重すぎて見られないかも!

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shige

4.0重いですね…

2024年11月29日
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Harigane

4.0ザッツ・ジャパニーズ・エンターテイメント‼︎

2024年11月29日
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長尺だが全くダレることがない充実作。今年の日本映画のエンタメ部門におけるベストの一本だろう。

時は1968年、戊辰戦争を背景に、新発田藩(現在の新潟県新発田市)の11人の罪人たちが無罪放免を条件に官軍と戦った。

とにかく山田孝之くんと仲野太賀くんが素晴らしい👍

思えば、監督デビュー作の「ロストパラダイス・イン・トーキョー」を2010年の日本映画ベストワンとして以来、濃密な関係の白石和彌監督。「碁盤斬り」に続き今年2本目のベストテン候補だ。

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エロくそチキン2

3.5賊軍を待つ運命は『全滅か?』それとも…

2024年11月28日
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泣ける

悲しい

ストーリーの流れや結末は あらすじを読んだ時点で予測出来てしまうのだが、物語の中で登場人物達が見せる《生き様・死に様》には それぞれのキャラクター性が反映されていて、中々に惹き込まれるモノがありました。

また賊軍を待つ運命「彼らは全滅してしまうのか?」それとも「誰かが生き残るのか?」もし生き残るとしたら「誰が生き残るのか?」は、予測する事は出来ないので 最後まで観るしかないですね。

『邦画』としても『時代劇』としても 今の時代にしては「かなり頑張った良い出来」だとは思ったし、出演されている俳優の皆様の演技も「とても素晴らしかった」けど…、☆5つで作品を評価するとなると どうしても平均点レベルになってしまう作品かな と。

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ネコと映画と人生と

3.0平和の裏に犠牲あり

2024年11月28日
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日本版スーサイドスクワッドな時代劇なんだけど、悪人達が自分等の個性や技を活かして戦場を掻き回すとかそういう華々しさとか爽快さは全然なく、なんか若干の胸糞ってかやるせない嫌な気持ちになりました。
何事にも犠牲は付きものって言うけど、もう少し救いが欲しかったわ。
何もめでたくない。

推しの俳優が多数出演していた為鑑賞。
主演の山田孝之、仲野太賀をはじめ脇を固めるのも実力派が多い為、演技は凄く良かったと思う。また、新潟県民の自分から見ても越後訛りが自然な感じで良かったです。

キャストについてだが
山田孝之は好きなんだけど、今回の役はあんまり感情移入できなくて微妙だったかな。
最初から一貫しててブレねえなくらいの印象。
仲野太賀は演技、殺陣共に凄く良かったと思う。今まで見てきた仲野太賀の中で一番かっこ良かった。
赤丹役の尾上右近は飄々とした胡散臭さが良かったけど、もう少し見せ場が欲しかったかな。何かしてるようで何もしてないんよなこの人。
一家心中の生き残りの松浦祐也は流石の演技力。賊軍の中で一番演技が良かったし、越後訛りが上手い。見せ場もそこそこ。
槍使いの爺ちゃんの本山力はザ・いぶし銀って感じの老獪な魅力があってかっこ良かったし、殺陣が一番綺麗。
千原せいじはスケベ坊主が凄く似合ってたな。まぁ実際にリアルで僧侶やってるしね。しっくりくるわな。でもリアルで僧侶をやってるだけにお経は南無阿弥陀仏を繰り返すだけじゃなく、ちゃんと読んで欲しかったな。
おろしやの岡山天音は頭脳派兼救護班キャラの割にそこまで見せ場がなく残念。武士道を皮肉る所と死に際くらいしか見せ場がなかったな。
二枚目は死に際がかっこ良かっただけであとはなんとも。何かこいつだけ闇が無いキャラだったな。闇が無くて印象が薄い。
辻斬りは戦闘シーンは派手に暴れてて良かったものの、演技はいまひとつ。もっと傍若無人であれ。
そして間違いなく今回のMVPのノロ。
彼の活躍はデカかったし、難しい役柄だったけど演技がかなり印象に残った。
あと、推しの佐野和真と佐野岳。彼らのアクションが久々に見れて良かった。
っていうか佐野和真、ガチバンの頃から全然変わらんな。

まぁ賊軍をはじめ、全体的に見せ場のあるキャラは多かったとは思うけど、キャラの印象が薄かったかな。
賊軍はもう少し自己紹介に時間割いても良かったかも。

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カミムラ

4.0山田くんにイラっとしながら、太賀いいやつと思いながら、両人あっぱれ♪

2024年11月26日
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悲しい

興奮

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みっちょん

4.0 この薩長or幕府の時代の中、この物語と同じ事が日本中の至る所であ...

2024年11月26日
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興奮

 この薩長or幕府の時代の中、この物語と同じ事が日本中の至る所であり、この物語と同じく、義に徹する者は死に、偽に徹する者は生き残ったことでしょう。他の方のレビューからかなり血生臭い映画の印象を受けて観に行きましたが、ブレる藩主(経営者)とその犠牲になる郷士や民(社員や下請け)、その間で挟まれる家老・藩士(中間管理職)と、サラリーマン生活の長い私には会社組織とも重なり、なんだか切なさが先に残る映画でした。
 とはいえ、全般的にこれでもかと続く殺陣シーンは迫力があり、特に爺っつぁん(本山 力)と鷲尾兵士郎(仲野 太賀)はエラいカッコ良く、それを見るだけでも価値ありと言えます。また、玉木 宏さんのあいかわらずの「若き征服者」っぷりも堂に入った感があり、笑う映画ではないけど笑ってしまいます。阿部サダヲさん(溝口内匠役)も良い人悪い人の二面を行ったり来たりと上手でした。「家庭に戻れば、みんなイイ人なんだよ」と、ここでもサラリーマン感。
 ストーリーもテンポよく、後半、各人にクローズアップしたことで尺が長くはなりましたが、ダルさを感じることもなく駆け抜けて終わった感じです。観に行くかちょっと迷ったのですが、行って良かった映画でした。

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hiroishi

3.0殺陣の血なまぐささ

2024年11月26日
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怖い

興奮

アニメーション以外では見たことのないくらいのリアルな血を感じる殺陣のシーンが続き、怖さと緊張感とを味わいました。

仲野太賀さん演じる剣豪の生き方はこの人が生きていたらこの藩の行く末も違ったかもと思わせるものがありました。

言葉が分かりにくいところも多かったですが、それでもストーリーは十分に楽しめました。

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さくら

3.0輝かしい明治維新にこんな非道なことがあったのだろうか

2024年11月25日
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泣ける

興奮

知的

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ぽん

3.5存在感

2024年11月24日
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楽しい

怖い

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ろきすけ

3.0テンポ

2024年11月24日
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楽しい

怖い

興奮

スピード感のある展開と迫力のあるシーン。

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おきん

5.0昭和の時代はサラリーマン社会を重ねることで共感を呼びましたが、令和の今は単なる悪者にしか映らないのでしょうね。

2024年11月24日
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泣ける

悲しい

興奮

原案は『仁義なき戦い』『二百三高地』の名脚本家・笠原和夫氏。
氏の60年前に執筆した幻のプロット(脚本は消失)を白石和彌監督が令和の時代に蘇らせた『十三人の刺客』(1963)『十一人の侍』(1967)『十兵衛暗殺剣』(1964)『忍者狩り』(1964)など東映伝統の「集団抗争時代劇」の系譜を受け継ぐ作品。

戊辰戦争を題材とした映画には岡本喜八監督、三船敏郎氏主演『赤毛』(1969)や同じく岡本喜八監督の『吶喊』(1975)などありますが、幕末・王政復古の混沌した時代に諸大名は幕府か官軍のどちら側に付くか、いずれもドラマティック、悲劇的に描かれていますね。

『十三の刺客』『十一人の侍』もどんなに悪徳な藩主にも武士の一分として忠義を尽くす敵側の家老の悲哀が漂う姿が描かれていますが、本作でも家老溝口内匠(演:阿部サダヲ氏)が忠義を尽くし、藩を守るため深謀遠慮を巡らしますが、昭和の時代は会社の命令は絶対のサラリーマン社会を重ねることで大いに観客の共感を呼びましたが、たぶん令和の若い観客には単なる悪者にしか映らないのでしょうね。

罪人を集めた「賊軍」のプロットは望月三起也氏の『ワイルド7』のようですね。
本作品では10名の個性豊かな罪人たちが集められ、個々の素性は徐々に明かされていくかたちで、感情移入もクライマックスに向けてピークを迎えましたね。

令和の時代にこれだけ骨太な作品を観られたことに感謝ですね。

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矢萩久登

4.0人の性のエグい部分が最高に良いな!

2024年11月24日
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人の性のエグい部分が最高に良いな!
タイトルにも書きましたが、これが感想です。

『日本で一番悪い奴ら』『孤狼の血』『碁盤斬り』『十一人の賊軍』と白石監督の映画を全部観たわけじゃないのですが、究極状態になった時の人のそれぞれの性を、本当に面白く見せる監督だなと思いました。

生まれた時からそんな奴だったのか、仕事がそうさせているのか、もしくは身分なのか…

それぞれ違う立場の人間だからこそ、それぞれ違う矜持があって、それが最後にまとまって11人になるところが、めちゃくちゃかっこいい。
まぁ、最終的に考えれば結構重たい部分はあるのですが、それはそれこれはこれで、一大スペクタクル時代劇として、めちゃくちゃ楽しめました。

個人的に尾上右近の昭和の時代劇俳優みたいな台詞回しが、ツボでした。
歌舞伎調といえば歌舞伎調だけど、なんかそれとも違う 笑
あと、右近は踊りもキレキレでしたね。
歌舞伎役者の性か…

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きのこ