劇場公開日 2024年11月1日

十一人の賊軍のレビュー・感想・評価

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4.0アナーキー

2024年11月3日
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うお!ええやん! 歴史時代劇チャンバラと思いきや、ロックでアナーキズムだ! 江戸時代戊辰戦争、政治や時代の流れに戦争へ駆り出される11人。 映画も終わってみれば正義も無く、勝者も居ない、誰一人も得をしない終幕、関わった全員が悲惨に無念に死んで行く。 じゃ、彼ら彼女らは何の為に生き、死んだのか? そこは自分の守りたい者だったり、自分自身の意思を強く貫いただけだったり。 ほら、僕らにも有るじゃん?自分の意思。絶対に譲れないライン。家族、恋人。 彼らもそれだけ守りたかったんだよ。 不条理な差別、貧困、暴力、政治。 虐げれれて来た弱者が、スーサイドスクワッドに魂をぶつけ燃やす。 そのままの絵に炎が描かれる様だった。 火薬の扱いを特殊能力とするヤツのチカラを生かし、小さな燃える火に、地の特性を得て世界を壊すほどの爆発を起こす。 これが俺たちの思い、怒りだ!とまんま絵にしたような大爆発シーンよ。 政治も、世界も、大人の都合も関係無い!俺たちの思いを知れ!! って絵にした爆発シーンじゃないか。 戦闘の落ち着きに小さな焚き火を囲む、中盤打ち上げシーンも人間の優しさ、小ささが火に描かれてて良かったね。 気持ちを火に描く。 ロックと芸術がやって来た事だ。 まんま描いてた様に、これは無政府主義、アナーキーな個人の思いを燃やす映画なんだよ。 さす白石ズム!

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永田製麺

3.0歴史に疎いけど

2024年11月3日
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阿部サダヲさんの映画でしたね 追記 マットペイントが何だか・・・ 残念でした

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たつじ911

4.0仁義なき戦い時代劇版

2024年11月3日
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息つく間も与えられずに、迫力と血飛沫。 報われない生き方もある。 って白石監督ならではの世界 仲野太賀の底力を魅せられた 阿部サダヲは狂気がさすが 山田孝之が走る走る 配役がいい 殺陣がすごい 原作を読みたくなった

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meromero

4.5チェンジ、哀しいけど大切だと思った

2024年11月3日
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悲しい

知的

侍の世が終わりを告げる戊辰戦争の片隅の戦いが罪人たちを上手く丸めこめ矢面に立たせ賢く世作りした侍の話でした。 白石和彌監督の映画らしくグロいシーンは目を伏せたくなったり演ずる役者はいつもエントリーされる白石ファミリーが多数いましたね。 阿部サダヲもその中のひとり、鋭い目力を感じさせられました。 山田くんや仲野くんの立ち回りが際立っていました。それに花火のお兄ちゃんの抜け加減の役の方も名演技でした。 観終えた感想として新発田藩の家老に共感持てそう

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倭

3.0リアルな時代劇アクション

2024年11月3日
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11人の罪人たちの生き様を描いた時代劇アクション。決闘シーンが非常にリアルで生々しく通常の時代劇とは一味違う。155分という上映時間の長さは気になりましたが要所要所で見応えあるシーンがあり終わってみればあっという間でした。 2024-183

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隣組

4.0白石監督期待通り

2024年11月3日
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孤狼の血が好きで見に行きました。最後題名通りになってスッキリ、面白かった。 期待通りの展開でした。 グロシーンが駄目な人はやめといたほうがいい。

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sとしゆき

4.5日本には時代劇がある

2024年11月3日
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興奮

ハリウッドのCGヒーロー映画と同じことは出来ないが、日本には時代劇というジャンルがある、という事を再認識しました。 主演の仲野太賀の男前っぷりに感動し、阿部サダヲの非道っぷりにドン引きでした。

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だっちょ

4.0家老が腹黒くて・・・因果応報

2024年11月3日
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悲しい

怖い

興奮

1868年、大政奉還後も徳川幕府の体制を維持したい旧幕府軍と天皇を立てて官軍として新たな日本を作ろうとした薩摩藩・長州藩を中心とした新政府軍の間で起きた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩が同盟を裏切った史実を基に、捕らえられていた10人の罪人プラス1名が、新発田藩の藩境の川に掛かる橋のそばの砦を守る任務に就き、任務を果たせば無罪放免との約束で官軍と戦う話。 賊軍と言っても、妻をレ○プされた夫がその敵討ちをしたとか、犯罪者に復讐のため家に火をつけたとか、医者の勉強がしたくて藩の外に出たとか、正当な裁判が行われてたらそんなに重い罪にはならなかったかもしれないような人たちも居たし、剣の達人や怪力男や花火師などバラエティに富んだ人たちで面白かった。 罪人は10人のはずなのになんでタイトルは11人になってる?と思って観てたら、最後に種明かしが有り納得した。 騙されてた鷲尾兵士郎役の仲野太賀は殺陣も流石だったし、ほとんど役に立たなかった政役の山田孝之も存在感あったし、罪人役の尾上右近、佐久本宝、岡山天音、一ノ瀬颯など存在感有った。 元モーニング娘。の鞘師里保も出てて、キレも有ったし上手かった。 が、なんといっても家老役の阿部サダヲが腹黒くて大嘘つきで悪人ぶりが圧倒的。最後は因果応報だと思った。 そして、白石和彌監督らしく、殺陣のシーンはグロさも有り(褒めてます)、政の嫁の伏線回収もちゃんとしていて素晴らしかった。

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りあの

4.0戊辰戦争の新発田藩の動向が分かりました

2024年11月3日
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奥羽越列藩同盟のことは、何も知らなかったので、歴史を知る上では良かったと思いました。 処刑シーンが多いので、そういうシーンが苦手な人は、注意した方が良いと思います。 囚人は、しょせん、騙されて、戦時には使い捨てにされるというのは、今も昔も変わっていないと思いました。

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The_Winnie

3.0お笑い芸人を入れたらダメ!

2024年11月3日
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悲しい

怖い

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カール@山口三

4.0白石監督にハズレなし

2024年11月3日
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泣ける

怖い

興奮

 時代劇って基本的には明治維新までの時期を言うらしいんだけど、この物語の舞台である慶応4年(1868年)7月はは一応明治じゃないってことで、時代劇ってことかな。ただ、大砲やピストルが出てくるのは時代劇じゃないって感じもしますが。  役所広司主演の「峠 最後のサムライ」は長岡藩の話で、この「十一人の賊軍」に続くってことです。史実的には新発田藩は官軍側に寝返って、住民を守ったわけで、そこに至るまでに、こういう話があったんじゃ?って感じのフィクションですが。  新発田・・・私の母の郷の近所なもので、新潟弁がどこまで頑張れてるかな?ということも期待して観に行きました(笑)火付けの罪で死罪となった、賊軍の紅一点を演じた元モー娘。の鞘師里保は広島出身なんだけど、一番見事な新潟弁でしたね。ちなみに阿部サダヲ演じる家老の姫を演じた木竜麻生はまさに新発田出身らしいので、本当はこの役を演じたかったかも。  レイティングはPG12だけど、あまりにも残酷なシーンが多いのでR15にしても良かったかも。ただ、内容は相当面白く、白石監督にハズレ無しって感じもします。

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邦画好き

4.5どいつもこいつも面構えが最高

2024年11月3日
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年間ベスト5に軽く入る面白さ! 存分に楽しめました。 砦を守る数日間を1日ずつ描くので、昼の合戦シーンと夜の静かなシーンが交互に現れます。冗長と感じた人もいるかもしれませんが、私は戦場のリアルさを感じました。また、黒澤明「七人の侍」へのオマージュでもあります。 本作も白石和彌監督らしく、常に誰かが叫んでいる。全ての役者さんが全身全霊、生き生きと演じていて魅力的でした。 これまで地味な役ばかり演じてきた仲野太賀は実直な剣士をめちゃくちゃ格好良く演じ、一方、カリスマ役が多かった山田孝之は下っ端の人足風情を全力で見せる。野村周平、尾上右近は流石の存在感。ナダルも良かった。誰もが流暢に口上を唄いあげ、各地の方言が温もりをもたらす。そんな役者陣を観られただけでも劇場で見てよかったと思いました。

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パンダ

4.5仲野太賀のキャリアで生涯誇るべき作品

2024年11月3日
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空想眼鏡

3.5演技が素晴らしい

2024年11月3日
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俳優陣の演技力圧巻でした。 芸人達は、悪くないけど俳優陣がよすぎて、、、 特に ノロ役(佐久本宝さん)は 精神、口調に不自由ある役ですが、ほんと素晴らしい演技でした。 溝口役(阿部サダヲさん) 悪者役、憎らしいほど素晴らしい演技でした。いい人とは言えないかもしれないが、国の民に被害は出さないという見方を変えるとヘイトを引き受けたいい家老だったかもしれません。自分かわいさも多かった気もしますが。。 鷲尾役(仲野太賀さん) 爺っつぁん役(本山力さん) この、両名はくそカッコいい配役でした。キャラに埋もれず演技も素晴らしかったです。 原作は読んでないのですが楽しめました。この時代によくある報われないストーリーで胸が苦しくなりますが。。 誰もがことごく選択肢の悪手を選んでなるべくして窮地に立たされた感じはいなめないですが。。 捨てゴマにされたままでたまるかと奮起してからは義の心はないですが忠臣蔵のような熱さを感じます。 義を感じたのは鷲尾ぐらいかな。 捕虜の武田を射ったのは悪手だしちょっとついていけなかったですが、、 きっと原作にはいろんな心情、葛藤の描写があるんだろうと勝手に想像しました。

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みやもん

5.0時代劇、そして戦争映画としての傑作

2024年11月3日
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興奮

時代劇に多い、義を貫き通して最後に報われる、 本懐を遂げて美しく散る、という描写はほとんどなく、 憎まれっ子世に憚るで、現実の苦さ、残酷さを容赦なく見せられるので、 鑑賞後は清々しい気持ちにはならなかった。 興奮するカッコイイ殺陣やスカッとする部分もあるが、 それよりも容赦なく提示される戦場の音響、傷跡、肉塊、死体、 そして手持ち撮影やクローズアップ気味のスピード感あるフレーミングによって、 自分が戦場にいるように錯覚させられる。 だから戦争映画という印象も強く受けたし、 いつもなら時代劇や戦中を描いた映画を別の世界、別の時代の話として第三者的に見て、 勇ましさ、心の美しさ、ときに悲劇に感動していたものが、 現実はこうだと否定、圧倒させられ、我が事として何かズシリと突きつけられた気分になった(最近シヴィル・ウォーを観た影響もあるかな…) 間違いなく新しい時代劇の傑作だと思うし、 キャッチコピーの”リアル”を体感するために、ぜひ映画館でみてほしいです。

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HK

4.0血生臭い時代劇ですが超面白かったです。

2024年11月2日
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「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌が監督という事で見てきました。 久しぶりに生々しく血なまぐさい時代劇でとても楽しめました。 戊辰戦争を舞台にしてはいますがスケール感より臨場感を優先したカメラワークが素晴らしかったです。 上映時間も155分を心配しましたが全く無駄なシーンはなく最後まで全く飽きずに楽しませてもらえる作品でした。 山田孝之も良かったですが仲野太賀の実直で真面目な侍が心を打ちます。相変わらず阿部サダヲは何を演じても上手。 名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを原案にして今風の娯楽時代劇にした貴重な作品です。 若い人に時代劇の面白さを知って欲しいのでお勧めします。

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Yoji

3.5MVP 阿部サダオ

2024年11月2日
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不条理の極みだらけ、嘘裏切りなんでもありの戦国時代。こんな時代に生まれなくてよかった。 黒澤明の時代の戦国映画に戻ったような、いやそこを目指したのかな?合戦シーンの迫力は圧巻。 阿部サダオのクソ殿様ひどすぎですよね。でもこの役にピッタリで実に上手い!陰のMVPだと思います。史実的にはこの人名将なんですか? 逃げちゃう山田孝之にはビックリでしたが仲野太賀もこんなに良いとは。映画自体は面白かったです。 それにしても生首ゴロゴロの全編スプラッターが凄すぎて正直引きました。いや、血 苦手なんですよね。

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ぎんぞう

4.0東映集団抗争時代劇、復活の狼煙

2024年11月2日
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しゅうへい

4.0音が大きい

2024年11月2日
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主演のお二人はもちろん素晴らしかったが 野村周平なんかお久しぶり! 尾上右近が良かった。さすが腹から出る声が違うなって。 ドッカンドッカン音が大きいのが苦手ですが 素晴らしい迫力でした。 長いの観たなー良かったなー。

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ささき

3.0大軍vs小軍のリアルな戦い

2024年11月2日
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砦を守る10名+αの賊軍(とは言い切れない)と官軍の直接的な戦闘と 幕府軍と新発田藩の心理戦の2軸で描いた作品です。 白石和彌監督作品とあって、血飛沫や首が飛んだり手足が飛んだり指が飛んだりは 割と頻繁だったりして、下手なホラー映画よりもグロいので苦手なかたは注意が必要ですね。 ただ、それがリアルだと感じました。 実際の戊辰戦争のリアルをこの映画で感じ取ることができました。 大河ドラマなど幕末の戦闘を描いた作品はあれど、ここまで痛々しい演出は白石監督ならではだと思いますし、 見どころのひとつでしょう。 それから、 吊り橋に仕掛けをするシーンにおける豪雨と焙烙玉への火付けが困難なリアリティも素晴らしかったですね。 そして何よりも私は仲野太賀の殺陣には息を呑みました。 特にラスト近くの戦闘シーンはすごいのひとこと。 仲野太賀の動きも殺陣では終始キビキビしていてかっこいいんですよね。 ラストは見事としか言いようがないくらい素晴らしかったです。さすが時代劇の東映といったところでしょうか。 山田孝之が演じている役もリアル。 あわよくば逃げてやろうと常に考えていて、即行動に移すところがリアル。 彼の状況ではそうするキャラクターで間違いないし、筋が通っているなと思いましたね。 阿部サダヲを難しい役を見事に演じたと思います。ラストは痛々しかったですね。 というわけで、面白い作品ではありますが、いかんせん上映時間が長いのはキツいなと感じました。 もうちょっと短い方がより集中できるし、スピード感のある展開でよかった気はしますね。 大軍に対して小軍がいかに戦うのか、これが本作の見どころかと思います。

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ひでちゃぴん