十一人の賊軍のレビュー・感想・評価
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カタルシス、プリーズ!
お客さん、少ないです。ガラガラです。
マジで、すっからかん。
でもでもでも。
それも、しゃーないか!
って言うw
建て付けの昭和感が半端ないんですよ、悪い意味で。CIAにハシゴ外されただけじゃなく、最後はNATO空軍機の空爆で殲滅される特殊部隊、的な。
ラストの駆け足も、切り替え早すぎて笑うしかないし。
城下を戦場にせずに済んだから良しとする?
イヤイヤイヤ。
このお話の流れからは、守りたかったのは城と主君なのであって。城下町の民じゃないにゃん!
って事で。
デニーロ主演のミッションのラストショットは、スペイン軍に滅ぼされた村から皆殺しの殺戮を逃れ、カヌーで上流に漕ぎ出す子供達の姿でした。カタルシスが望めないなら、そっち系の方がw
ちょっと撮り散らかし感のあるシナリオと言い、ふた昔以上前のカタルシス無きストレスMAXの締め方と言い、エンタメとしても、社会的示唆をテーマにした作品としても、中途半端で入り込めませんでした。
唯一の燃え場面は、長州藩の剣術師範が名乗りを上げる、ってところでした。
退屈だった。
割と。
なお、仲野太賀さんの熱演は、光ってました。ものすごく!
一八のエンターテイメント
作品ではあるが、登場人物が多すぎてか人間ドラマとしては、面白みにかける
その中、地味顔(失礼)切れ長な小さな目、元モーニング娘(知らなかったわ)鞘師里保さんの演技が、時代背景にもマッチしていて素晴らしく思えた
ままならないし、正しくないし、綺麗じゃない
なにしろ賊軍の物語だ
主人公たちは罪人であって英雄じゃない
危険な作戦に命を賭け、寡勢で大軍に立ち向かい、民草を戦火から救うために戦う、という字面だけを追えば文句なしに英雄譚なのに、よくぞここまで、というくらいに主人公サイドが悪因悪果に見舞われる
だから、いつ誰が命を落としてもおかしくない危うさがあって、続きが気になる、惹き込まれる、という感覚があったように思う
タイトルに書いたとおり、ままならないし、正しくないし、綺麗じゃない
だから、とても、人間らしいと感じられた
ままならない
思い通りにならない
正しくもないし、綺麗でもない
それでも、汚くても諦めなかったから、立ち向かったから、賊軍だったのだと思う
個人的には好きな作品だけれど、自分が好ましく感じた部分をそのまま好ましからざるものと感じる人も少なくなさそうなので、その分として星は一つ減らしておいた
期待値がめっちゃ大きかったから、この評価かなぁ。もっと斬り合いを見たかったです。
久々の劇場鑑賞作品のレビューです。
ここしばらく某短歌サイトに入り浸っていて、映画観てレビューを書く時間がなかったです。
結局最初から最後まで花火(なんとか玉って言ってったっけ)に頼って花火で終った印象が強かったです。
(正直パンフレット買おうと思わなくて資料がまるでないです。1100円もしたし。11人だから?・笑)
もっと外連味たっぷりの斬り合いを期待していたのですが。
せっかくの面白い設定を活かしきれなかった感は否めなかったです。
それぞれの罪人が持ち味を発揮して、侍の軍勢に立ち向かう活躍が見たかったのに。
主人公は山田孝之演ずる大罪人・政かと思いきや、 仲野太賀演ずる侍の兵士郎だったのねん。クライマックスで「俺が十一人目の賊だ!」(だったかな?)の大見得を切るところがゾクゾク(賊々?)っとしたのですが、その他はごく平凡なドンパチだったです。罪人たちの泥臭くて恰好の悪い喧嘩殺法の殺陣を見たかったの!
戦のキーパーソンとなる佐久本宝演ずるノロが、いいスパイス効かせてたこと、なつを演じた鞘師里保の日本的美女の魅力(ふつくしい♡)が清涼剤でした。田中裕子や黒木華に通ずるような。そんな感じ♡
せっかくの山田孝之の活躍が見えてこなかったの。山田さん、完全に周りに喰われてるの。
脇役のはずの岡山天音演ずる“おろしや”のかっちょよさとか、剣豪の“爺っつぁん”の殺陣の方が明らかに見せ場あったの。
イカサマ博徒の赤丹なんてもっともっと活躍の機会があって良さそうだったものを。千原せいじ演ずる生臭(スケベ)坊主とかも。せっかくの良キャラなのに。惜しい。
なーんか惜しい。惜しすぎる!「極悪罪人もっとがんばれし!」ってずーっと思ってたの。あんなんじゃなくて、斬り合いの果てに見事に散って逝ってほしかったの!
こういう合戦活劇って古くは『七人の侍』だとか、マイフェイバリット映画のひとつの『十三人の刺客』と比べざるを得ないです。
圧倒的に不利な状況を“野良犬の意地”で大逆転する活劇を期待してたの!
そういう作品と比べてみると、どーしてもこの評価に落ちつくです。
残酷描写も私にはマイルドだったし。ハウスバーモントカレーの甘口みたいな。首は飛んでたけど、もう慣れた(笑)
劇場のポスターはやけに期待を煽りまくるかっちょ良さでした。あのポスターver.のフライヤーあればなぁ。ほしぇ。鞘師里保♡のポストカードやクリアフォルダがあればほしぇ。
そして失敗したっぽい座席選び。Dolby Atmosがガン!ガン!!効いてる箱を選んだのですが、座った場所が悪かったのか、めーっちゃ頭と胃袋に響いて、劇場さんが遠慮してほしい劇場売店以外で買った飲食物をゲロッパしそうになっちゃったの。(東鳩製菓のキャラメルコーン4袋&100円自販機の無印微糖レモンティー)レビュー書いてる今でも胃がムカムカしてるです。
ちっちゃな箱に移る前に『八犬伝』観に行こうかなぁ…
【詠ってみました】
期待した映画にイマイチ乗りきれず僕ならこう撮るとか夢想
戦国スーサイドスクワット
幕末の戊辰戦争期に、越後の国で官軍の足止めを命じられた、罪人達の決死の戦いの話。
白石監督らしく、人間のドス黒い感情などリアルで、描写もグロい。(殺陣もそんな派手ではない)罪人達は個性豊かで良い(尾上さんさすが!)が、罪人のスペシャルスキルで闘うというのが無かったのが少し残念(医術や爆薬はあったけど)だが七人の侍的な話でもないし。
また、主人公二人の対比も面白い。一本筋を通す最後までカッコいい、仲野太賀さんと、はじめ、ヘタレだったけど、ラストに決める山田孝之さんの演技はさすがです。悪役?阿部サダオの人選も妙で、素直に憎めない複雑な役を上手く演じてます。
ストーリーは展開やオチなど単純なハッピーエンドでないところも良かったと思う。
最高です!
山田孝之、玉木宏、仲野太賀、岡山天音などなど、好きな俳優が多数出演しているし監督は白石監督だし時代劇だしで観ない選択肢は無い。
結果、スゲー面白かった。
山田孝之も良かったけど、仲野太賀がハンパじゃなく素晴らしい。
この歳でコメディからシリアスな役まで幅広く演じているけど、そのクオリティがスゴい。
今でも充分凄いんだけど、将来も楽しみな俳優ですね。
それ以外でも、ノロや爺っちゃん役の俳優も良い味だしてて良かったよ。
白石監督らしく、グロい場面もあって楽しいです。
不満なところは、罪人の個人個人の掘り下げが甘いのでイマイチ感情移入出来ない。
ダイジェストみたいな感じでも良いから、罪人それぞれの罪を犯した所を映像にして欲しかった。
それと、これは劇場のせいなのかこういう作品なのかは分からないけど、声がボヤけてると言うかクリアでは無いせいでセリフが聞き取りづらい。
そこに方言も加わりなおさら何を言ってるのか聞き取りづらい。
それが勿体無いなぁ。
でも、それを抜きにしても面白かったです。
史実の徒花にはなるまいと
荒波が岩に打ちつける昔の東映オープニングから始まるので、む、そういう感じなのか。
観たあと、やたら骨子がしっかりしてるなと思って、調べてみると史実。しかも笠原和夫の幻のプロットを拾い起こした、とのこと。道理で納得
殺陣はもちろん砦防衛戦の妙が凄い。張った伏線回収も無理がないし、爆発、雨もあるので迫力もある。
あと何よりキャストのフックアップがスゴい。メインはもうみんな知ってるから言及しませんが、鞘師里保さん、このひと元モーニング娘だったの?せいじ、ナダルもハマってたし、本山力さん、殺陣師なのかな。二枚目、辻斬り、おろしやもスゴくよかった。阿部サダヲは酷い家老だけど、裏を返せば名家老として名を残す、というリアリストな面とかもいいし、これは傑作でした
リアルすぎるのもちょっとな( ̄▽ ̄;) ランボーの最終観たときと同じ感覚に
幕末も好きであまり描かれていていない奥羽越列藩同盟の部分なので、面白かったのだが、リアルというグロさがなんか邪魔した。そこまで必要なのかなぁ。なくても充分楽しめるのになぁ と
ランボーの最終章観たときもなんかこんな気分だったなあ。
仁義なき戦いなんかはリアル描写なのだがこんな感じにはならない、何かが違うんだろうな
爺っつぁんが かっちょえがったすぅー。o(^o^)o"
2024ベスト
生き残るための選択
パッケージ詐欺
超大作邦画がつくられつづけますよう
小説版、書下ろしを読んでいてよかった
書下ろしを読んでいてよかったと思う。
侍殺しの罪で捕まった政(山田孝之)は
何故侍殺しに至ったのかは、何となくわかるのだけど
政の人物像は皆目検討がつかない。
ほかの罪人たちの背景が曖昧なままで
あの10人の罪人たちが「無罪放免」を勝ち取るために
必死の戦いに挑む過程も中途半端過ぎて
彼らへの感情移入が全くできない。
そこは書下ろしを読んでいたおかげで
難なく楽しめたけれど、皆が皆そうではないと思うので
もう少し人物像を描いて欲しかったりする。
ただ、さすが白石和彌監督作品なだけあって
目を背けたくなるような血しぶきと
斬って斬られて飛び散ってのシーンは
迫力もあって、個人的には見応えあったけど
見慣れない人には酷だったかも💦
溝口を演じる阿部サダヲちゃんが、
城や若様、民衆?のためとはいえ、
罪人たちはもちろんの事、家臣でもある兵士郎
(仲野太賀)にまでクズ過ぎるし、
返り血を浴びるあのシーンは
「死刑にいたる病」でみた「榛村大和」にしか見えず
不気味だったー。
もう一度書下ろし読み返したくなった。
十一人の賊軍
時代背景わかりやすく、ストーリーは単純。阿部さん演じる家老と、賊軍は其々の立場で懸命にお国のために尽くしている。時代が難しく悲しく、複雑な心境。でも、人情味あって、面白く感じます。
意外とわかりやすいエンタメ。
本格時代劇を期待するとだいぶ残念、私はそうでした
11月の3連休に時代劇を2本観ることに。
1本目が話題の「侍タイムスリッパー」、2本目がこの評の「十一人の賊軍」です。
先に総評すると侍タイムは”素晴らしく楽しい茶番劇”、十一人は”あまりに酷い茶番劇”との評になります。
ちょっと言葉を選ばず酷評すれば「観て損した」のレベル。
侍タイムスリッパーを観た次に本格時代劇を期待した私が悪いのかもしれないが・・・。
まじめな作品を作りたいのか、娯楽エンタメを作りたいのか、ゴチャゴチャの全くまとまりのない映画でした。
映像 ★★ 不要で雑な残虐描写が多い(編集と脚本の問題かも)
音 ★★★ 次第点
物語 ★★ うーん・・・
役者 ★★ トホホ、役者の問題ではないかもしれないが
編集 ★★ トホホのホ
粗さ ★ 酷過ぎだ
総合 1.5
雑過ぎて誰にも感情移入できない。
人物の初期設定もそうだし、一つ一つの行動もそうだし、ほんとうに残念。
百歩譲って、単に子供からお年寄りまで浅く広く楽しめる娯楽エンタメのつもりなら爆死や生首など無用に描きすぎる。かと言って画が凄いとかもない。
もう気になってダメ(ネタバレ↓)
・侍でもなかった罪人に新品の刀に加え鉄砲を与えるの?
・白米も酒も
・クソウズ(原油)が爆薬の原料とは
・あの時代で結婚前の密通(妊娠)なんてある?
・えッ爆薬でしか橋を落とせない設定なのに最後は刀で切るの?!
・最後、家老への個人的遺恨はあるにしても自藩の同士を滅多切りとかダメ!
そのチート能力は、その前の敵方に使ってほしいよね。
・女郎に小判10枚以上とか渡すのおかしい
あぁ、もう書ききれないし、書いてもしょうがないか・・・。
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