劇場公開日 2024年11月1日

十一人の賊軍のレビュー・感想・評価

全402件中、221~240件目を表示

3.5ノベライズに比べると

2024年11月4日
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笑える

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Geki

3.0爽快感無し。主題がボンヤリ。

2024年11月4日
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山田孝之主演ということだけで、何か面白いものを見せてくれそう、という期待で観賞。 【物語】 舞台は1868年、明治新政府樹立直後。鳥羽・伏見の戦いをきっかけに、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍と、旧幕府軍が戦った戊辰戦争の最中、旧幕府側として結成された奥羽越列藩同盟にやむなく加わった新発田藩は、官軍が目の前に迫っても兵を挙げようとしなかった。 業を煮やした同盟の代表が兵を伴って新発田城に乗り込み藩主と直談判すると宣告。一方、官軍からもその翌日に新発田城に交渉に来ると伝えられた。何とか戦を回避することを最優先に考えていた家老溝口内匠(阿部サダヲ)は、万一同盟軍と官軍が鉢合せすると、その場で戦が始まってしまうため、回避する方法に知恵を絞る。表では同盟に従うフリをしてさっさと追い返し、同盟軍が引き上げるまでは新発田城への通り道にある砦で同盟軍のフリをして官軍の通行を封鎖する策を考える。 深い谷に架けられた橋を守る砦に送られたのは3~4人の藩士と藩に捕らえられていた10人の重罪人(山田孝之ら)だった。罪人達はその任務に成功すれば無罪放免というエサをぶら下げられ、砦に向かう。 【感想】 イマイチ楽しみ切れなかったというのが正直なところ。 まずタイトルから“七人の侍”みたいな、縁もゆかりも無い男達が最初はバラバラだったが何かを機に一致団結し、熱く戦い、想定外の戦果を残すみたいな展開をどうしても思い浮かべてしまった。勝手に想像したのだから文句は言えないが、そういう興奮や結末に関する爽快感は全く無い。 中盤までは想像の範囲内でストーリーは展開するのだけど、終盤からラストに掛けての展開は予想外。意外性が面白く感じる方向に行くのなら良かったのだが、 「あれあれ、この話はどこへ向かってるの?」 と、どんどんモヤモヤしてしまった。 特に、中盤までの主役は明らかに罪人達で、「罪人達個々の人生の背景や価値観みたいなものが次第に明らかになりつつ、官軍との戦いに挑む」までは想定どおりではあるが、最後はあたかも「優柔不断、かつ理不尽と思える家老溝口内匠(阿部サダヲ)の言動は深謀遠慮の結果であった」的な話にすり替えられた感を味わう。 一体本作は何を描きたかったのか?とモヤモヤしてしまった。 俺的には結末というか、作品の主題が消化不良だった。

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泣き虫オヤジ

4.5新堀田と書いてシバタと読む(笑)

2024年11月4日
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おたか

3.0面白かったのに

2024年11月4日
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夜の映像が暗すぎ!せっかくの役者の表情や動きがよく見えなかったのが残念すぎた。余計なストレスだった。 ちょっと時間の長さが気になったけど自分が新潟県出身という事もあり、史実も含んでいるストーリーは楽しめた。要所要所の山田孝之の存在感と声で締まりがあったような気がしました。 ラスト、中井貴一さんの壬生義士伝を思い出し、また見たくなりました。

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ぱーまん

5.0個人的2024年最高邦画

2024年11月4日
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悲しい

怖い

興奮

これが時代劇か!となった。いい意味で凄く長く感じ、満足感MAXでした

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さいやす

3.5生きたいのか死にたいのか。

2024年11月4日
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chitto

4.0💀グロ描写多めです💀

2024年11月4日
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でもそれ以上に、大真面目にみんなで長編コントやってる感じwww 敬愛する白石和彌監督最新作✨ 『彼女がその名を知らない鳥たち』で好きになり、『孤狼の血』てサイコー‼️サイコー‼️と敬愛する監督になったものの、その後は『孤狼の血レベル2 』以降なにもかも鳴かず飛ばずの連続で…… 本当にこの監督の作風は好きなのかな?と少々疑念も持ち始めていたけど、『極悪女王』で“やはり好き”、今回のこの作品で“待ってましたー!やってくれたー!”と大好き監督に見事返り咲きました🌀(ま、またこのあと裏切られる覚悟も既にしてるけどwww) この映画で好きだったのはストーリーの先が読めなかったところ(原作未読)と圧倒的な音と音楽💜とっても音が良かったから“轟音シアター”とか“Dolby Atmos”とか選んで観ればよかったなー、と後悔。もう一度観るにはストーリー既知の状態での155分はちょっぴりtoo muchだな😅 戊辰戦争時代に新潟県新発田で起きていた事にフィーチャーした映画。あまりにピンポイント過ぎて分からない人(←はい、わたしです😭)が置いてけぼりにならないように解説が入るんだけど、必要とはいえあまり見ない感じの解説に興醒め💦 また、主役は山田孝之なんだけどストーリーの構成上そうする必要があっただけで、観たあとの感想だと間違いなく仲野太賀の映画です。仲野太賀の早斬り(とでもいうのかな?)がとにかく凄かった……。白石監督の十八番、切断面見せちゃうよグロ描写はめちゃんこ多い。そして監督の中でのはやりなのかしら??と思うほど指いっぱいコロコロ切り落とし描写もチラホラwww(ホラー映画は苦手だけど、グロは割りかしイケます) 白石組ではお馴染みのキャストさんはもちろん、初めて観る俳優さん達も多くてみんなとっても良い味出してました✨(欲を言うならナダル起用はだいぶ浮いてました……) 白石和彌監督作品の中での阿部サダヲさんは本当に大好き。今回も阿部さんは良い仕事してました✌

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らまんば

4.0爺っあんの殺陣が一番好きかな

2024年11月4日
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フツーに面白かった 鋸南町で撮影とは、ほた海岸よく行ったわ! 天音くんもう少し歌うまくなかったかな?

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れこほた

3.5面白かったけど…

2024年11月4日
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迫力があって、面白かったです。 歴史の映画は結構みてるけど、昨今のは迫力があって面白いが… 新発田藩の史実にはこんな話はなかったこと、 殺陣のシーンも迫力はあるのだけど、 僕のような、里見浩太朗、高橋英樹、萬屋錦之介を見てた人間からすると、太賀とかすごく頑張ってたと思うけど、迫力がちょっとだめかも。 キングダムとかるろうに剣心とか、古くは黒澤明の影武者、乱とか、実際の話ではないが、それらと比べると何か足りない。 あと、ちょっと長いかも。 いろいろ文句言って申し訳ないですが、 面白かったですよ。 この映画で知らなかった新発田藩の幕末を知りました。ありがとうございました。

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とね

3.0期待度○観賞後の満足度△ 演出のテンポが如何にも悪い。話の語り口も結構おざなり。映像のクリアさもよし悪し。却ってリアルさに欠ける。残念乍らシリアス時代劇にも娯楽時代劇にもなっていない中途半端さ。

2024年11月4日
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①評価高い『孤狼の血』は未見だけど『凶悪』の白石和彌監督はどこ行ったという感じ。『碁盤切り』も差程感心しなかったし。 ②一本の吊り橋が掛かっているだけの狭い谷を挟んでのあっちとこっちとの攻防が話の中心ではスケールが小さく盛り上がらない。 新発田藩に入るのがこの橋だけという設定も普通に考えれば「嘘でしょう」というレベル。 ③十一人の罪人達のキャラもあまり立っていないうえ知らない俳優さんが多く印象にそれほど残らない。 ④関ヶ原の戦いにしても戊辰戦争にしてもどちらにつくかで国(本当は江戸時代には藩という呼び名は一般的ではなかったらしい)とその領民をはじめとする構成員の運命が左右されるのだから、単に武士の義とか恩義とかで割りきれるものではないだろう。 その決断を迫られる国の行政トップである上級武士達の葛藤と権謀術数、それにより利用され運命を左右される社会の再下級層といえる罪人達との対比が上手く描かれているとは云えないので、武士階級の冷酷さとその裏にある苦悩、階級社会の底辺で抑圧される者たちの嘆きと怒り、その当たりの描き方が表面的で胸に迫らない。 ⑤映像がクリアなのも却って作り物くささを際立たせてしまっている。いくら血が吹き出しても、爆発で肉片が飛び散っても、首を落としても現実味がない。リアルさを追求しているのか、様式美を追求しているのが、それらの融合を目指したのかわからないが成功しているとは言いがたい。 ⑥政が武士に性的虐待をされた女房のもとに駆け付ける冒頭のシーンは、これまで何本もの時代劇映画・テレビ時代劇で使われてお馴染みの撮影セットで撮影されているので、先ずここで、虚構の世界に入って行くんだ、という気持ちが逆に現実に引き戻されてしまった。 ⑦ラスト近く、なつが『あんたには幸せになってほしい』と自分が貰った大枚の小判を、女郎になった政の女房に渡すが、聾唖の女郎にそんな大枚を渡しても女郎屋の女将に取られるか誰かに盗まれるかがヲチなので幸せになれるわけもなくリアリティがない。 政の手拭いに泣き崩れるところだけにしておけばよかったのに。 ⑧阿部サダヲに武士らしさも一国の命運を任された家老の貫禄もないのがイタイ。 ⑨題名からの連想で(「人数+名詞」)で『七人の侍』とついつい比較しながら観てしまったので点が辛くなったのかもしれないけれども、どちらにせよ感興湧かず。

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もーさん

5.0今年ベスト!最高に面白い!

2024年11月4日
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泣ける

興奮

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ドラゴン

4.0爆裂時代劇降臨

2024年11月4日
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興奮

「孤狼の血」シリーズからの監督ファンなので 観ない訳には行かず…。 で、まさにヴァイオレンス痛快娯楽時代劇 であったのは期待通りであった。 あと少し各キャラの掘り下げに時間を使ってれば もっと重厚な感じに仕上がったかとは思う。 まあ、確かに色々つっこみ所ありだし 無意味な芸人使用も監督の質を下げるとは思う が、総合的には上出来。 個人的にはクサイ胸熱的なクライマックス も大好きではある。

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shallow

2.530分〜45分削ってもいい長い! 要所要所にめっちゃ良い所があるけ...

2024年11月4日
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30分〜45分削ってもいい長い! 要所要所にめっちゃ良い所があるけど要所要所にいらないシーンやダメな所が散らばってて見てて「もう終わっていいよ」ってずっと思いながらの鑑賞でした。 前半ただ怒鳴ってるだけのシーン方言うんぬんより声張り上げすぎて聞き取れなかった。 阿部サダヲの役はもっとイライラさせて欲しかったかな、見ててそこまでムカつかないから中途半端だった。 合戦シーン何度もあったけど何故やればやるだけスケールダウンしていくのか?戝軍の人たちも良いキャラいたのに活かしきれず、ただただ戦えるオッサンなんだなぁくらい! 各キャラをもっと掘り下げて生い立ちや人間性見せれば合戦シーンも更に映えたのに。 何よりイケメン美形と何も笑いを取らない芸人をちょいちょい居て目立たせたかったのかもしれないが本当いらない。こういう時代劇物は汚いオッサンで良い!衣装に着せられてて違和感しかなかった。 駿河太郎の役何であの声なの?どしたの?(ビジュが普通であの声は違和感以上勿体無い普通で良い!) 仲野太賀の役はマジで良かった‼︎ ラストの気迫に満ちた斬り合いの演技お見事で素晴らしかった👏 あれ戝軍と一緒にいた見張りの人数少ないから全員で一斉に逃げたら何人かは逃げきれたよなぁって想像したら面白くなってきたw

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アリさん

3.0集団時代劇と言えば東映ではあるが

2024年11月4日
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集団時代劇と言えば東映ではあるが、この作品はいまいち個人的には食い足りない。 工藤栄一や三池崇史の十三人の刺客と比べて、圧倒的に殺陣が貧弱なのである。十一人のうち、ろくに殺陣のできない坊さんとかが混じっているため、仲野太賀におんぶにだっこ状態であって純粋に時代劇っぽくないのである。 次に十一人のキャラがはっきりしない。要はぼんやりしていて凄みがない。 そして、この作品の一番許せないのは、阿部サダヲがのうのうと生き残ることである。 さしずめ阿部サダヲは仁義なき戦いで言えば金子信雄の役回りなのであろうか。 リアルに数多人が死ぬところは残酷過ぎるぐらいリアルではあるが、それだけが印象に残った。

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ちゆう

3.0迫力満点、馬鹿がいっぱい

2024年11月4日
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なんだかすっきりしない、モヤモヤした感じで終始した。 かっこ悪い人たちだけの物語 感動も、笑いも、興奮も何もない

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けな

結局、御家老の溝口(阿部サダオさん)の権謀術数で新発田藩は救われたのだ。うーんお見事、名家老じゃ。

2024年11月4日
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興奮

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マサヒロ

4.5かっこよかった

2024年11月4日
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仲野太賀を初めてかっこいいと思った。目力と殺陣と爆発が迫力満点、斬りまくる時代劇。壮絶凄まじい風景の中に、ちょこっと出演のゆりやん&ナダルは緩和剤?品後論庇護呂、聞きたかったんだけど流れたのかな。

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Olivia

4.5久々に観た時代劇

2024年11月4日
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悲しい

楽しい

興奮

江戸時代には寝返りあ当たり前で勝てば官軍負ければ賊軍生き延びるのは嘘や寝返りの時代.戊辰戦争.新政府軍と奥羽越列藩同盟新発田藩の寝返り新発田藩の犯罪人,鷲尾兵士郎が11人最後の犯罪人,犯罪人がユニークで色々と面白い犯罪人の絆が生まれ砦を守る壮絶な戦いで次々と犯罪人が死んで行くのが残念,(犯罪人も絆と優しさと人情有り)生き残るのは,なつ,ノロ,(中省略)なつは入江和馬の婚約者加奈と新発田藩に戻り加奈から礼金貰いそのままノロとひっそりと暮らすのではと思い女郎屋で働く政の妻さだに会い(人情)一部礼金貰った半分位お金を上げノロと一緒に何処かに行く姿が人情深い映画だった        韓国映画で実話1971年8月23日事件シルミドの内容が似ているかなぁ〜極悪犯罪人,国家の為に金日成暗殺計画,成功すれば無罪放免釈放,過酷な訓練3年間死闘訓練が終わり自由と希望を持ち命をかけ急に国が中止命令出し国家の為に裏切られ全員殺され犯罪人は自由.希望.がこっぱミジンに踏み躙られとてつもない悲しく切ない事件。

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釣り旅猿

3.5時代劇は死なない

2024年11月4日
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「侍タイムスリッパー」では侍の時代の終わりと時代劇の衰退を重ねた哀愁ある演出が光っていたが、鑑賞中自分が感じていたのは『いやいや時代劇は終わらんよ』という思いだった。 確かに現在テレビで時代劇を放映する事は全くと言っていい程無いが、映画だと今年だけでも10本近い時代劇が公開されている。 これは時代劇というコンテンツが海外でも売りやすいというのが有るとは思うが、なんだかんだ云っても日本人は時代劇が好きというのが根底に有ると思う。チャンバラってカッコイイもんな! さてそんな「侍タイムスリッパー」と同じ戊辰戦争を背景にした本作。 幕府軍に協力要請されている新発田藩だが本音では勢いの有る倒幕軍に付きたい。で、やって来た幕府軍にそれなりに兵は出すが時を同じくやって来る倒幕軍に藩の上層部としては協力したい。 で、やって来る倒幕軍を敵軍の振りした罪人達に幕府軍が去る迄の間砦で時間稼ぎしてもらおう。 というのが物語の背景。合ってるかこれ。 時代劇では儘有る事だが、非常にややこしい。物語の前半でこの設定理解出来た人いる? こういう分かり辛さが時代劇から観客の足を遠ざける一因にもなっていると思う。 初日の夕方に鑑賞したが自分入れて観客5人。少し心配になってくるが、映画の出来は悪く無い。 白石和彌監督の前作「碁盤斬り」では「斬、」のオマージュなのか自然光を多用するあまり、クライマックスで主人公の顔が良く見えないというやらかしをしており、本作でも鑑賞前は心配していたのだが、その点は問題無かった。 だが映画としては主人公に殺陣の見せ場が全く無いというのは時代劇としてどうなのか。これ下っ端の博徒っていう設定に変えれば刀を持っても自然だし、物語の大スジ変えずに殺陣の見せ場を作れたと思うんだが。せっかく紋々背負ってるんだしさあ。 出番は多いのにほとんど見せ場の無い主人公なんて、山田孝之が可哀想だ。 そんな主人公に代わって見事な殺陣を披露したのは本山力氏と仲野太賀さん。 本山力氏は東映剣会所属であの伝説の斬られ役、福本清三氏の後継者と云われるお方。そんな氏に大きな見せ場を与えたのは、白石和彌監督のこの映画における英断でありましょう。 もっと掘り下げて欲しいキャラクターだったけど、福本清三氏と同じで大きなセリフは苦手なのかな? 仲野太賀さんは殺陣を初披露したと思うが、見事な腕前でしたね。 役者たるものチャンバラは出来てあたり前だ!なんて父上からの指導が有ったのだろうと勝手に想像しています。 この映画は予告編を観ただけで悲劇的なラストが予想出来て、そんな映画が大ヒットするとは製作側も考えてはいないだろう。 だが時代劇の火を消さない事は大ヒットと同等以上に、日本映画界にとっては大事な事だと作り手側も考えているだろうと、意外なベテランと若手の起用からも十分に伺えます。 これからも日本映画界には、愛を持って時代劇を作り続けて欲しい。 ちょっと物語は入り辛いけど、 オススメ。

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MAKO

4.0奥羽越列藩同盟、カタルシス、バイオレンスシーンが満載。。

2024年11月4日
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予告を見ていて、奥羽越列藩同盟という言葉に見に行こうと決めていた。 この歴史の教科書に出てくる言葉には思い入れがありました。 この奥羽越とは奥羽+越、東北+新潟という事だったんですね。 映画を見ながら気づきました。 その越、新潟が舞台。 明治維新の時の戊辰戦争で、罪人が砦を守る話。 山田孝之が良かったです。 良い役者さんですね。 それと、頭の弱い、山田孝之を兄と勘違いしていて、『あんにゃ』を連発する役の佐久本宝が影のヒーローですかね。 彼がキーパーソンでした。 焙烙玉(ほうろくだま)が無かったら勝負にならなかった。 千原せいじ、ナダル、ゆりやんレトリィバァ、お笑い芸人が目についたかな。 尾上右近のセリフの言い方が、歌舞伎そのもの過ぎると思った。 時代劇だからギリギリ受け入れられるけど、現代劇では厳しいでしょうね。 白石和彌監督はバイオレンスが得意というイメージ。 グロイシーンが多かったし。 カタルシスを感じる映画でした。 あの時代は死が近かったと思う。 まぁ、あまり期待していなかったけど、そこそこ楽しめたかな。。

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はりー・ばーんず