「歴史背景を知ると余計楽しめるかも」十一人の賊軍 NAOさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史背景を知ると余計楽しめるかも
映画の冒頭とか、途中でナレーションと文字での背景説明があるので、なんとなく新潟港湾地域をもつ新発田藩が重要な意味を持っていたことは伝わるかなと思いますが
幕末の歴史の中で、近年役所さんが長岡藩の家老を演じた映画「峠 最後のサムライ」がありましたが、あちらは戦争を避けようとして避けきらなかった話ですね。逆に新発田藩は旧幕府側と官軍を手玉に取り、うまく切り抜けたという話ですが、結局のところ、その裏には賊軍として少人数で砦を守るために死地に赴かされた人たちがいたということですね。
罪人なので、選択肢はなかったわけですが、それにしてもかなり過酷だし、映画的には家老の阿部サダヲがかなりの嫌われ役ですね。街を救ってはいるのだけれど。武士として卑怯に映るというか、人情的にはかなり非道。途中でもかなりえぐいシーンがあります。
昔の東映的骨太時代的なところが話題になっていますが、実際殺戮というか戦いのシーン、首落としたり、爆殺したり、腕を斬り落としたり結構えぐい。
PG12だったけど、実際R15?Rー18くらいのイメージじゃないですかね、血とかドバドバです。
苦手な方はご注意ください、
演技的には仲野太賀よかったですけどね。
尾上右近がちょっとうざいくらい目立ってましたけども、作品内の活躍に比べ、とにかく存在感はすごい。
舞台映えっていうんですかね笑
吉本芸人を使う意味は正直よくわからなかった。。。抱き合わせ?ですかね。。。