「そもそも脚本がなってない」十一人の賊軍 gangan2929さんの映画レビュー(感想・評価)
そもそも脚本がなってない
クリックして本文を読む
1.砦に籠り、何を守るのかと思えば「人一人がやっと通れる吊り橋」。
馬は踏み外し、大砲なんか通れない。 幕軍も官軍もこんなトコ通るか!
2.砦の中に、大変都合良く花火玉あり。(これもそんなに破壊力あるのか)
これでかの吊り橋を威勢よくぶっ壊したと思ったら、
これまた都合のよい官軍陣地の後方洞窟に行く為に、なんと吊り橋の
片方が残っていて人が渡れる。
3.腕やら足やら、切り刻むリアリティ溢れる映像の技術スタッフには
頭が下がるが、官軍側はバッタバッタと死んでいくのに、賊軍側は
腹を刺されようが、指を切り落とされようが、快刀乱麻。
リアリティをはき違えている。
この映画の基本設定「吊り橋の攻防」が、矛盾に満ちている為、
テーマたる、戊辰戦争の東北小藩の苦悩がピンボケになってしまった。
「峠」も期待はずれだったけど、これはもっとひどい。
コメントする