「集団時代劇と言えば東映ではあるが」十一人の賊軍 ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
集団時代劇と言えば東映ではあるが
集団時代劇と言えば東映ではあるが、この作品はいまいち個人的には食い足りない。
工藤栄一や三池崇史の十三人の刺客と比べて、圧倒的に殺陣が貧弱なのである。十一人のうち、ろくに殺陣のできない坊さんとかが混じっているため、仲野太賀におんぶにだっこ状態であって純粋に時代劇っぽくないのである。
次に十一人のキャラがはっきりしない。要はぼんやりしていて凄みがない。
そして、この作品の一番許せないのは、阿部サダヲがのうのうと生き残ることである。
さしずめ阿部サダヲは仁義なき戦いで言えば金子信雄の役回りなのであろうか。
リアルに数多人が死ぬところは残酷過ぎるぐらいリアルではあるが、それだけが印象に残った。
コメントする
かぼさんのコメント
2024年11月12日
155分あるのに、食い足らない内容でしたね。
駐車代は、初めの1時間無料で2時間サービスの計3時間あったから足りると思ったんですけどね。つうか上映時間見てなかったんですけど。
予告合わしたらギリだったみたいです。
イメージ2時間ぐらいの映画でしょ?
グレシャムの法則さんのコメント
2024年11月4日
コメントありがとうございます。
そうなんです。
江戸時代の長き平安で武士道は様式美となり、上級武士は官僚化していたのだと思います。
どちらがいいとか悪いとかではなくて、そういう中での立場の違いによる齟齬はどうしようもなく理解し合えない。
それぞれの立場での正義は決して交わらないということかもしれません。