ザ・バイクライダーズのレビュー・感想・評価
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まぁどうしょうもなくくだらない生き様だね。
時代背景とか文化の違いとかも有るし、こういう生き方をした連中もアメリカにはいたのかも知れないが、ただのstupidとしか思いませんね。勿論憧れもしません。(もうジジイ間際だし…)
自分もハーレー乗りなんで少なからず興味をそそられた映画でしたし、ファッションとして捉えるならカッコいいのですけど、ストーリーにハートが共鳴はしませんでした。
ただ、こういうのを見て憧れて“ごっこ遊び”をしちゃう輩がいるんだろうな…と思うと残念です。(実際にだいぶ前にこういうチームに誘われた事が有りましたが、一度集会に誘われてついていきましたが、それ以来フェードアウトさせてもらいましたw 撃たれる事は無かったですけどねw)
私はつるんで走るのは苦手なのでこういう映画も好きじゃないです。ましてダラダラとたむろするなんてまっぴらですね。
最後にベニーがリーダーのジョニーの死を知らされて、復讐に行くのかと思ったらそうではなくて、最後にマイアミかどこかで平和に暮らしてて、何やねん!コイツ…と思いました。せめてそこは男気を見せて終わるストーリーにして欲しかった。
自宅鑑賞には向かない感じの映画でした(残念!!)
多分映画館の暗闇の密閉空間なら、
ロックの大音量、
バイクの爆音、走行音、
ライトで映り出される高速道路を隊列で走るバイク、
バーの雰囲気、1960年半ばのファッション、ライダールック、
めちゃめちゃかっこいい映画なのかなぁ、
そう思いながら見てました。
主役のキャシー(ジョディ・カマー)が雑誌の取材を受けてて、
自分の恋愛と当時のモーターバイク・ギャングと呼ばれた
ヴァンダルズの(1960年代半ばから10年くらい)のシカゴで、
ブイブイ肩を切って仕切っていた
バイクライダーたち(ヴァンダルズ)の栄枯衰退を、結構、“淡々“
言い換えれば“クール“に、語る映画でした。
キャシーが一目惚れする寡黙なライダーが
ベニー(オースティン・バトラー)。
プレスリーそっくりに似せてた黒髪の「エルヴィス」よりも
またまたイケ面なオースティン・バトラーさん。
(ジェームズ・ディーンみたいです)
(これは、キャシーでなくても、惚れるわ!!)
柄の悪いバーの片隅でビリヤードしていたベニー。
当時、恋人のいたキャシーは、送られた家の外で、一昼夜以上、
ただただバイクに跨ってタバコを吸って待っているベニーに
根負けした形で五週間後に結婚します。
しかしそれからは、警察や裁判所、刑務所にも通った・・・
大変な日々ではあった。
酒に女にギャンブルにマリファナ、
そしてモーターバイクを群れて走らせる。
1960年代のシカゴが、田舎道に見える。
国道だか?公道だか知らないけれど、道幅も狭くて
なんか田舎道に見えちゃうのですね。
そしてライダーを仕切ってるグループ「ヴァンダルズ」のリーダーが
ジョニー(トム・ハーディー)
ジョニーの凄さがキャシーの言葉と再現フィルム映像では
あんまり伝わって来なかったです。
結局は10後に、ジョニーは、新規参入グループに呼び出されて
呆気なく銃で撃たれて死んでしまいます。
この辺りギャングの抗争的ですが、キャシーの言葉が
ともかく冷静で落ち着いている。
ジョニーはキャシーが好きだったらしく、
好き勝手をして大事な時(キャシーが襲われそうになった時も、)
助けてくれたのはジョニーで、ベニーは近くに居なかった。
そう嘆くのが1番の山場でした。
ジョニーの死にショックを受けたベニーは、シカゴに舞い戻ってきて、
やっと定職に就き、キャシーに平穏と幸せが訪れる・・・
(うーん、ドラマがない、)
ベニーの留守の時とか、生活費はどうしてたの?
ちょっと謎だった。
(盛り上がらない・・・気がしちゃうのでした。)
公開時、TQHOシネマズのロビーに
トライアンフ650ccが飾ってありましたね、
バイクにはまったく詳しくないのですが、
「イージーライダー」は、別格のヒッピー映画でしたね。
ピーター・フォンダが乗って走るハーレーのチョッパー。
前部を改造して凄い横長で、星条旗をはためかせて走る姿は
目に浮かぶ位格好良かった。
ヒッピーが毛嫌いされて虫ケラのように殺されちゃうラストも
エモくて最高だった。
トム・ハーディーは撃たれて、ビックリお目目を、
見張ってましたねー。
でも男臭かった、いつもトム・ハーディーだった。
最初にも書きましたが、劇場鑑賞したら、感動は爆上がりだった、と、
そう思います。
アウトロー・ダイアリーズ
1960年代~1970年代、シカゴを拠点とした実在のバイク乗り集団“アウトローズ・モーターサイクル・クラブ”。
彼らの姿を捉えた写真家による写真集からインスパイアされた作品。
モデルとなったバイク集団も知らない。作品の基となった写真集も知らない。そもそもバイクにすら興味ない。
ただただ旬のキャストに釣られて鑑賞。
そんな私でもこのバイクに乗れるのか…?
不良やバイクとは無縁の生活を送っていた真面目なキャシー。
ある日、クールなバイク乗り、ベニーと出会う。彼は地元のバイク乗り集団の一員で、束ねるジョニーの右腕的存在。
が、群れる事を嫌う一匹狼。そのワルな魅力ある惹かれたキャシーは、僅か交際5週間で結婚。
やがて集団は“ヴァンダルス”という本格的モーターサイクルクラブに発展、勢力を拡大していくが…。
ハイ、ズバリ、日本のヤンキー映画まんま。
ワルな男たち。
いけないと分かっていても、危険な恋に落ちてしまう。
熱い生きざま。孤高の生きざま。
勢力が拡大する一方、内部は分裂。ライバルグループとの抗争。
ジョニーとベニーの友情も…。
キャシーとベニーの関係も…。
走り続けた彼らの終着点は…?
旬のキャストが60年代~70年代のアメリカを疾走する。
後のキャシーの回想インタビュー形式。キャシーの視点で語られていく。
ジョディ・カマーの美貌光るが、本作はやはり男たちが魅力を放つ。
トム・ハーディの男臭さ。
何よりオースティン・バトラーのワルな魅力と色気は同性でもKO級。こりゃ惚れるなというのは無理。
トム・ハーディはマッドなアクションのタフなイメージ、オースティン・バトラーは伝説反骨児のイメージもあり、バイク乗りアウトローはぴったり。
古き良きアメリカへの郷愁。
アウトローたちの何処か切なく儚い栄光盛衰。
キャスト(特にオースティン)もしびれるほどカッコいい。
それらはいいのだが…、
話や作品の作りはちと乏しかったかな、と。
もっとバイク・アクションがあるのかと思いきや、そうではない。
そもそもバイク・アクションがメインの作品ではなく、バイク乗りのシーンもそう多くなかったような…。
監督がジェフ・ニコルズなので、エンタメを目指した作品ではない。
インディーズ・シーンで活躍し、本作は1960年代や1970年代の米インディーズへのラブレターのようにも感じた。
抗争や友情の亀裂などドラマチックな面もあるが、アートの雰囲気漂う。
バイクの魅力より、若者たちの姿にフューチャー。
バイク・ファンには様々なオールド・バイクが登場して唸らせる一方、もっとバイクを見たかったという不満もあるだろう。
バイクに興味無い私から見ても、つまらなくはなかったが、結局何を特に見せたかったのか、今一つピンと来ず…。
写真集ができるまでを描いたストーリーとも言える作品
ダニー(マイク・ファイスト)とキャシー(ジョディ・カマー)が
モーターサークル「ヴァンダルズ」の結成前後を思い出しながら語る(インタビュー形式で)
そんなつくりの作品です。
とにかくオースティン・バトラー演じるベニーがかっこいいんですよね。
ベニーがかっこいいというよりも、オースティン・バトラーがかっこいい。もう圧倒的なかっこよさ。
そりゃキャシーも惚れるわ!と思いました。
ただ、キャシーはヴァンダルズが徐々に暴力的な組織になっていくにつれ、
ベニーには抜けて欲しいと思っているし、最終的にはそれを伝えて、ベニーも応じるわけです。
そしてラストのベニーの微笑みは、この選択に納得している笑みだったと思います。
その時々の自分の判断が最適だと常に考えている人物なのかもしれません。
それは現代の人々へのメッセージなのかもしれないと思いました。
トム・ハーディー演じるジョニーも、全然ヴェノムとは違った魅力全開で、
組織のために冷徹にならなければならないプレッシャーを
うまく演じていたと思います。
いい味出していました。さすがだなと思いました。
正直、本作が面白いかと言われると微妙です。
1960年代のアメリカの空気感や色味など、そういうビジュアルが素晴らしいとは思いますし、
オースティン・バトラーのかっこよさも規格外ですから、
そこがなければ観ていなかったかもしれません。
観客は、おそらく60代以上のおっさんばかりでした。。
なるようにしかならない
こないだ鑑賞してきました🎬
「ヴァンダルズ」というモーターサイクルクラブのメンバーベニーとボスのジョニー、ベニーの妻となるキャシーが中心の物語。
キャシーが出会って5週間で結婚したベニーを演じるのは、オースティン・バトラー🙂
私は彼の出演作は初めてです。
それにしても男前ですね🤔
無口で感情を表に出さない彼ですが、クラブにかける情熱は高く、一人でいるときもメンバーの証であるジャケットを脱ぎません。
そのせいで絡まれるのですが…。
ポーカーフェイスながら、信念を持った男を静かに体現していました🫡
キャシーにはジョディ・カマー🙂
「最後の決闘裁判」以来見ないなと思っていたら、ようやくお目にかかれました。
相変わらず小顔でお綺麗ですが、目で語るタイプの女優さんですよね🤔
時折大きく見開かれる瞳には、独特の魅力があります🙂
今作ではストーリーテラー的な役割も担っていました。
ヴァンダルズのボスであるベニーにはトム・ハーディ🙂
クラブに心血を注いで、デカくしていく彼ですが、後半にはその副作用ともいうべき事態に直面します。
荒くれ集団を束ねるボスとして、どっしり構える姿には貫禄がありましたね💪
一昔前の、仁義に篤い男たちの生き様は刹那的ながら一瞬の輝きのようなものがあります。
オースティン・ジョディ・トムの3人が演じた人物も特有の魅力にあふれており、特にバイク好きの方には面白さが増す映画でしょう👍
気になる方は是非、映画館へ😀
バイクの黄金時代‼️
髪をポマードでビッシリ固めて、レザーに身を包み、ハーレーをはじめとするカッコいいオートバイを走らせるバイカーたち‼️映画ファンにはマーロン・ブランド主演の「乱暴者」が懐かしいバイクの黄金時代を、一人のバイカーの妻が取材に応える回想形式でほろ苦く描いた作品‼️まず何よりもキャスティングですね‼️オースティン・バトラーをはじめ、トム・ハーディ、マイケル・シャノン、ボイド・ホルブルックら、レザージャケットやオートバイが似合うカッコ良すぎる俳優さんたちがこれでもかと揃ってる‼️映画はリーダー格ジョニーと、彼がグループを任せたいと信頼しているベニー、そして普通の生活がしたいベニーの妻キャシーの複雑な人間関係が描かれると同時に、グループの若手が麻薬密売や殺人に手を染め、犯罪者集団に変わっていくことから、グループが次第に崩壊する‼️そしてジョニーの殺害‼️バイカーのグループは自分たちのルールを持ってて、あからさまに他人に迷惑をかける事はしない‼️そんなグループが崩壊していく様は、任侠道を失ってしまう日本のヤクザ映画に近いのかなとも思いました‼️一つの時代の終焉と古き良きバイカーたちへの憧れが切なく描かれたステキな作品ですね‼️ただジョニーの仇はキッチリ取って、カタルシスを味わいたかったのも確か‼️
写真集にインスパイアされた作品だからか淡々としてる。日本の暴走族と違い米国は卒業しないらしい。むむむ。だから年齢層も高い。とりあえず群れはする。
日本と違って卒業しないので年齢層が高く、仕事もあって結婚して子供もいたりする。何か不思議な感じがする。蛇行運転して騒いだりしない。
ジョニーを殺したやつら以降は犯罪者集団になってしまった。
◎ジョニー
ベニーもジョニーもイケメン俳優が演じてるから、イケオジ,渋オジ感がハンパなく、やたらにカッコいい。
特にジョニーの方に、俺は渋いんだぜ感がビンビンである。やっぱ、落ち着いて余裕ある立ち振舞いや言動が”渋さ”をかもし出すんだな。シャカシャカ,セコセコ動いてちゃダメである。
◎ベニー
背中にロゴの入ったジャンパー着るのは皆んなといるときだけでにした方がイイらしく、着たまま1人で酒場で飲んでたりすると、そこをネジロにしてる奴らに絡まれてけんかになるんだが、ベニーはそんなこたあ知ったこっちゃない。
「ここでは,そのジャンパー脱げ」と言ってきた2人をぶちのめしたらカッコよかったのだが、アッサリぶちのめされる(/--)/
うーん、そうか。ベニー,鼻っ柱は強いんだが、要するにアホなんだな。納得 (^^)。
◎キャシー & ベニー
キャシーはもともと不良とは全く縁のない穏やかな生活を送っていたのだから、ベニーと出逢わなければそのまま一生穏やかな暮らしをしていたのではないかと思う。
だから、どちらかといえば平穏な暮らしを望むキャシーは、ベニーにはライダーズを卒業してほしい。しかし、そんな生活をベニーが望むべくもなく、いずれ2人が破局してしまうまうのは目に見えている。
アウトローが主人公の映画なので、キャシーが望んでたベニーとの穏やかな生活は叶わず、最後はベニーがジョニーを殺したヤツと差し違えて死ぬと思っていた。
ところがベニーは差し違えたりはせず、キャシーのところから去ってしまう。
◎再びベニー
そして、最後に、ベニーが整備屋みたいなことやってノホホンと暮らしてるみたいな映像が流れたので、ちょっとズッコケてしまった。
まあベニーの人生なんで、まさか僕がベニーに「アウトローっぽく差し違えて死ねよ」なんて言うわけにもいかないし、ベニーが良ければそれでいいんだけど。
それに生きてた方がもちろんイイに決まってる。
僕は、映画の中のアウトローは最後は死んでしまうのがお決まりの定番ように思い込んでいた。
今は、アウトローが最後に死んでしまうような結末にはしない時代なのだなと思った。
ベニーは今は誰ともつるまないで広い荒野を1人で走ってるのだろう。
時代を楽しむ
日本でいうところの暴走族。実話ベースでアウトローに生きる彼らの姿を描いた作品。
不器用で口数も少ないけど仲間思いでバイクを愛する姿。そして時としてクラブを通して大事な事を大切な事を得る姿をカッコよく描かれている。
現実的に憧れるかっこよさとは違うんだけど60年代後半の時代を楽しむ作品としてはグッド。
トムハーディとオースティンバトラーの渋さはとにかくかっこいい。
ノスタル感最高!
てっきりイージーライダーのようなロードムービー系かと思いきや、ちょっと違うねんけどマフィアもんだな、これは。
仲間と野望、そして男のプライド!的な。
主人公はオースティンバトラー演じるベニーと語り手の奥さんのキャシーやろけど、ダントツ目立つのはトム・ハーディ演じるリーダーのジョニー‼️
いや、かっこよすぎるでしょ。
ベニーの自由がゆえの強さもかっこいいけど、ジョニーの守るものがあるからこそ強い!って感じ震えた。
そしてベニーを取り合うキャシーとジョニーの謎の絆は、トムハ主演のレジェンドの奥さんと弟との絆に似てて素敵すぎた。
どんなに大きな組織でも最終的には荒れたり崩れ去る。諸行無常。これもよし!
1960年代テイストも何とも言えないノスタル感もほんま最高やった。IMAXでやってほしかったよー😭
早くBlu-ray出てほしい✨
とてもよかった
オースティン・バトラー演じるベニーがめちゃくちゃかっこいい。時々暴れる以外は、黙ったままタバコ吸って酒飲んでビリヤードしてバイクに乗っているだけなのに、うっとりするほどかっこいい。ただ突っ立っているだけで絵になるし、黙ってるのも余計なことを言って台無しになるよりずっといい。同性の男として何にもしねえくせに、かっこよすぎるなんてズルいと思うのだけど、仕方がない。
オレはオレとしてかっこよくもなんともないし、暴れることもない、煙草も苦手で、漫画を描いていくしかない。
伝記映画みたいなものなので、特に作為のない時系列順のスケッチ的な構成で、もうちょっと工夫があってもよさそうなものだけど、雰囲気も素晴らしくて大勢のバイク乗りも個性豊かで楽しい。ヴァンダルズのメンバーが最初からけっこうなおじさんから初老みたいな人で高齢化が進んでいる。実際は20代かせいぜい30代ではないだろうか。これでは旧車会だ。
終盤ヴァンダルズの初期メンは冬にはすっかりバイクに乗らず車移動で、気合が失われている。これでは仕方がないだろう。ベニーが死ぬことなく離婚もせず自動車整備工になっていて胸をなでおろす。子煩悩なお父さんになって欲しい。
新潟市では上映されておらず、長岡Tジョイまで見に行く。高速代が1300円も掛かったが、見てきてよかった。
オースティンバトラーはカッコイイですW
自分の中では近年のTOP3作品、「エルビィス」のオースティンバトラー主演。
かつ、自分もハーレー乗り、MC (ユルイ集まりだがW)所属ということで、
コリャ観に行くでしょー、とかなり期待して観に行きました。
オースティンバトラー、カッケーなぁ。
エルビィスの時もそうだったけど、こういう役はハマり役だなぁ。
MCの規模がデカくなり過ぎて自分の手に負えなくなったプレジ(ジョニー)役をトムハーディがイイ感じで演じてるなぁ。
でも、ラストがなぁ(´・ω・`)
ベニー、なんでバイク降りたん?
ケンカで片足切断寸前までになりながらも、バイクを降りることもカラー着用をやめることもしなかった男が、なぜ?
ジョニーが殺されたから?怖くなった?
んーよくわからんかったなぁ。
もうちょい、そこんとこの描写が欲しかったなぁ。
予告だけ見て期待外れのバイク映画
内容は1960年代後半アメリカ・シカゴに実在したバイク倶楽部写真集を元にしたドキュメンタリー映画。
過去に名作「イージー・ライダー」もあるが本家本元イギリスの「ロッカーズ」スタイルかな?と密かに期待したが...スピード&ドラッグ&SEXはない(本家はトライアンフやBSAなど当時世界最速だった)
残念ながら「ハーレー・ダビッドソン」にスピードを求めるのは酷というもの。
主演俳優も幼い顔の俳優ではなく、60年代当時の雰囲気を壊さないキャスト起用。
リーダーが「マッドマックス怒りのデスロード」のマックス役の人だった。
ライダージャケットも本物を元にレプリカ制作、当時の人々の風俗やファッションも見れて「バックトゥザフューチャー」みたいで面白い(作中のTV番組も一見の価値あり)
作中のセリフで...
「(世の中に)居場所がないから仲間をつくる」
「(世の中の)ルールを守れないのに自分達で(縛る)ルールを作り縛られている」
...などバイク乗りという人種を的確に表しているのに「東西問わず昔から変化がないんだな...」と苦笑い。
「イージーライダー」と違い、バッドエンドの結末ではなかったのは幸いだった。
倶楽部内で古参メンバーと新参メンバーの内部分裂、古参メンバーが倶楽部を抜けることを許さないリーダーの制裁は日本の暴走族となんら変わらないではないか?
リーダーが一度門前払いした新参メンバーに倒され、新参メンバーが勢力拡大~巨大化&ギャング化していく様は哀しいモノがある。
主人公やリーダーも喧嘩が強くなく冒頭で主人公が酒場で一般人にノされたり古参メンバーが他のバイク倶楽部との抗争で負け、かたき討ちすることなく逆に古参メンバーの足を打ち抜くリーダーらしからぬ思考&行動って?、とは思う。
因みに自分が20代の頃所属してたバイク倶楽部と同じく新参者が増え次第にリーダーにも手に負えなくなり他所でトラブルを起こした面子が加入、雰囲気が悪くなって人間関係が面倒になり人が去る。全く既視感ある映画だった。
「哲学」を持たない登場人物(主人公とリーダー)ばかりで「既婚者でナニをやってるんだ?」と突っ込みを入れたくなる(日本の厩舎会も同類だが)
まだ吉田聡の「湘南爆走族」「荒くれナイト」、東本昌平「キリン」の方がよっぽど哲学的なセリフを言うぞ。
期待していたのとは違ったけど
アメリカのはなしだから仕方ないか。
あれだけ拘っていたバイク降りてしまったんだ?残念なような、ほっとしたような複雑な心境で終わりました。
いい映画でした。
ああやって、銃で簡単に殺しますがそのあと捕まらないのでしょうか?という大きな疑問。昔からの疑問。
パンヘッドのエレクトラグライドと他のハーレー、良い音してました。いかにもアメ車という感じ。
買うかな!(^^)
ホントに大切なもの。
1965年のシカゴ、とあるBARで友人との待ち合わせで出会ったバイクチーム「ヴァンダルズ」と、そのチームに属すベニーと後に結婚することになるキャシーの話。
“ヴァンダルズ”というチーム、知り合って僅か5週間で結婚することになった“ベニー”はどうだったのかと独りのインタビュアーとそれに応えるキャシーの現在と過去の回想で見せる。
キャシーとベニーの出会い、初期の頃のヴァンダルズから後に増員し、支部も出来ヴァンダルズの向かう先って話なんだけど、とりあえず男臭くてシブい!ってのが率直な感想。
映画エルヴィスで主演張った彼と、ヴェノム主演のトム・ハーディさんがハマリ役!このシブさは日本の俳優さんじゃだせないのかなと個人的意見、ライダース姿、Gジャン、Gパン姿が様になっててバイク命な男達の話って感じで、あぁなるほど!こういう話がこの頃にあったのかって感じ。
タイトルなし(ネタバレ)
オースティン・バトラーは『エルヴィス』『デューンpart2』と見てきたが原形に近い形を認識して見るのは初めてかもしれない(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のテックス・ワトソン役の頃はまだオースティン・バトラーという役者を認識してなかったので)。
事前に情報入れてなかったのでマイケル・シャノンは警察とかそういう役で出てくるのかと思ったら一緒にバイク乗り回してたのが最高だった。
バイクチームの栄枯盛衰と諸行無常
アメリカのモーターサイクルギャング「アウトローズ」がモデルらしいが「ヘルズ・エンジェルズ」の方が日本では有名かな。
自分も学生時代は単車に乗っていたが、ヴァンダルズの初期メンバー同様にある程度年を取って以降は4輪のみ。
単車は1人で走るもんだと思っているのでチームで走るのはあまり好きではなかったが、おそらく岩城滉一や舘ひろしあたりが憧れていた世界観だと思うので、推薦コメントとかあっても良さそうなものですが、ないんですかね。
どんなグループでも年月が経ち、規模が大きくなると発足当時のポリシーなんか有名無実になるが、そもそもがアウトローの集まりなので一度タガが外れてしまうと悪い方向へしか行かないというのは仕方がない。
創設者でリーダーのジョニーはただみんなで一緒に走り、ビールを飲み、キャンプして楽しく過ごすためにつくったチームがいつの間にかコントロール不能になり、ベニーに後継者となる事を依頼するのだが、何となくチームの行く末をわかっているかのようだった。
ベニーは孤高の存在である一方でチーム愛が誰よりも強いという少し矛盾したように見えるキャラクターで、キャシーよりも常にチームを優先するのだが、ジョニーが亡くなった事で涙を見せ、バイクを手放したことなどからも、実は一番の優先順位がチームでもバイクでもキャシーでもなくジョニーだった事がわかりジーンとさせる。
“ fists or knives or gun? ”あのガキ許せねー。
ベニーの奥さんキャシーへの数回のインタビューを中心に回想しながら話は進むが、そもそも短い年数の話なのであまり見た目の変化がなくわかりにくい部分もあったのだが、全体を通して当時の映像と音楽がノスタルジックでファッショナブルだが骨太なカッコ良さがあり引き込まれた。
サントラ欲しくなる程音楽良かった。
トム・ハーディ、オースティン・バトラー、ジョディ・カマーは最適な配役だと思うが、オースティン・バトラーは汚くしてても美しく、儚さがあって特にハマり役だと思った。
反対にトム・ハーディは綺麗にしてても汚らしいところが彼らしくて良かったw。
「バトラー」の顔が好きなミーハーか、“アメリカンバイク”好き以外観なくてよし。 「バイク映画に傑作ほぼ無し!」でいいんじゃねぇの?
「バトラー」は弱っちいよなぁ?
絡まれてスコップで頭ひっぱかれるわ、堂々と信号無視したわいいがガス欠でとっつかまるわ、喧嘩したわいいが足首グッサリやられてびっこ引いて終わりだわ、女房が襲われてるのに助けにこねぇわ、「“族の頭”張れや。」と言われた途端、逃げるわで。この映画は何が言いたいのかが“謎”だぜ。
「シェークスピア」の映画の「謎だが上手くいく。」を期待してたら結局、“ワルっぽい色男に惚れてモノにしたアタシ”って自慢話ってだけじゃねぇか。
それこそ「どうでもいいけど」だよなぁ。
すっかりこの手の「チンピラ映画」の常連になった「ハーディ」。こいつ普通の役って「ティンカー テイラー ソルジャー スパイ」だけだよなぁ。あとは「チンピラ」役だけだろ。
なんちゃったって『ブロンソン』ですから。
“「俺は、チャーリー ブロンソンだッ!」”ちゃってんの。
「シャノン」がどんな役をやるのか気にしていて、“嫌な警官役”とかイギリス女にしか見えない“女房の親父”とかやるのかな?と思ったら、“いい年こいた族”だった。見せどころ無し。
ダラボンの“ゾンビドラマ男”や“アマゾンの『チャレンジャーズ』男”は出す必要あったのか?
いらねぇんじゃねぇの?
まとめ
起承転結が無く劇映画としてまとまりが無いのでストーリーを追いかける奴は観なく良い。
アメリカンバイクの改造に興味がある奴か、「バトラー」の顔が好きな奴が観る映画。
パルコが配給ってことはBDが出たとしても値段がバカ高くて買えないなぁ。どうしようかなぁ。と思ったが、「いいや、買わなくて。」
アメリカ版暴走族の話。ってだけではない。
バイクに興味無いので、ちょっと二の足を踏んでいたけど、部屋に貼っておきたくなるようなポスタービジュアルが気になって観てみた。
なかなかキャラクターが興味深く、展開もテンポよく、言うほど『バイク映画』ではなく、ヒューマンドラマ色が強いので、興味が尽きることなく観られた。
平たく言えば、アメリカ版珍走団の栄枯盛衰?と言っちゃうと残念なんだけど、やっぱりどこかに終わりはあって、いつまでもバカやってられなかったり、バカなままだったり、途中で命を落とすことも、ある意味、願った人生を全うできて幸せなことなのかも。
終わってみれば懐かしいような、ノスタルジックを感じる。
最後はキャシーの一人勝ちだと思う。
最終的にそのラストには安心させられる。
結局キャシーはベニーを手懐け、ベニーを変えた。
あのまま突き進んでいたら、ベニーもジョニーのようになっていただろう。
誰にも頼らないし、頼られたくない、ここを去る、って言って去ってったベニーが、傷ついた子犬のように玄関先に帰ってきたし、結局最後は真っ当に働いてるし、「あれ?キャシーの思惑通り?ベニーは飼い慣らされた。キャシーすげー、キャシーつえぇー」ってなったわ。
やっぱりあの一団の傍らに、長きにわたって居続けただけある。
退屈だけど、安心できる生活に戻っていった。
キャシー本人もああいう早口で「you know」を連発する特徴的なしゃべり方の人なのだろうか。
流されてるようで、実は強い意志を感じる、愛すべきキャラクターをジョディ・カマーが好演。
オースティン・バトラーって、ちょっと顔面センターであまり好みではないんだけど、こいつはずっと少年のままで、大人にならないな…バカなのかも?っていうキャラクターにものすごく説得力のある、線の細さと透明感。
そして、どっしりと構えるトム・ハーディ。
特徴的な魅力のある悪声だな。
ジョー・ペシみたいで、そこはかとなく怖い。
カリスマは本物なのか、偶像なのか、ギリギリの表現が絶妙。
その時代の空気感や人間がしっかりと描かれていて、骨太のいい作品だった。
サントラも秀逸。
マックス?
太り過ぎ、ヴェノム?どうも・・このジョニーが一番のハマリ役だと思います。荒っぽいけど付いて行く、信長や秀吉に従うってこんなのか?
奥さんキュートでした、おっぱい・・。
一番早死にしそうなベニーが生き延びた、ジョニーと奥さんの間を行き来した彼も、一つの道に絞らざるを得なくなった、最後返した笑みは納得していたと思います。
テンポも良かった、あのエンドクレジットの長さじゃ仕方ないか・・。
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