ザ・バイクライダーズのレビュー・感想・評価
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写真集にインスパイアされて作ったというだけあって、 本当に日常を切...
写真集にインスパイアされて作ったというだけあって、 本当に日常を切り取ったような映画だった この頃のバイク乗りの日常、 その他大勢の人たちにとってはあんまり普通じゃないかもしれないけど 大きなことも小さなことも淡々と進んでいくのが良かった
プラピにも迫る色気
個人評価:3.7 バイカー版のジェシー・ジェームズの暗殺を観た気分だ。永遠の中学生の様に見える一方で、漢の中の漢達の演出にシビれる作品だ。 トム・ハーディが終始シブすぎて、もう大変な事になっている。かつてのプラピ並みに色気がある。 オースティン・バトラーはプレスリーを演じた時よりも色気あるビジュアルで、どのカットも絵力が凄い。 最高にカッコいい不良映画であった。
人のつくる組織の強さと弱さ
ダニー・ライオン(「Lyon」なのでこの発音が正しい。本サイトの概説は過ち)の写真集にインスパイアされた作品。エンドロールで表示される実際の写真を見ると、本作では、当時のファッション、風物が再現されるとともに、写真集に現れる人物の多くがモデルとして意識されているようだ。写真家自身も映画に登場して撮影し、またインタビューする姿が描かれている。他の人からもインタビューしているシーンはあるが、ジョディ・カマー演ずるキャシーのインタビュー部分が多く、数回に渡る彼女からのインタビュー=彼女の視点がそのままクラブの歴史を物語る構造となっている。 1953年の映画、マーロン・ブランドの「乱暴者」(あばれもの)を観たジョニーたちが地元のバイク乗りたちを集めてつくった「クラブ」が映画での「ヴァンダルズ」のもとであって、少なくとも60年代の終わりくらいまでは疑似家族的な集団だった。リーダーのジョニーが父親であ…続きを読む
イケオジ祭はココで開催中‼️
バイク乗りの男たち……タイトルはそう。 だけど一括りには出来ない。 バイク乗りにもそれぞれ考えがあったり熱量の違いがあったり家族があったり実際には様々。 そこに時代の流れとか他との兼ね合いとか外部要因も重なってくるとヒッチャカメッチャカ。 でもそれって普通のこと。誰もが経験してるはず。 それをバイク乗りそのものではなく、間近で(巻き込まれながらも)ずっと見守ってきたキャシーの目線で語られる本作。その語り口のセレクトがめっちゃ良き✨ そして、とにかく渋いっ!トムハぁぁぁぁぁ!トムハぁぁぁぁぁ!トムハぁぁぁぁぁ!!声の高さが少し高めに調整されたみんなのアニキ。良き良き💜 そして、オースティン❤ というかジミー❤ ❤ いや、どっちも素敵過ぎた❤ ❤ ❤ ジミーの風貌は学生のときに付き合ってた彼氏を思い出させた。 でも変だな。当時はテリー伊藤みたいだと思ってたはずなのに…… 往々にして想い出って…続きを読む
日本のヤンキー漫画に通じる面白さ
60年代〜70年代に実在したバイクチームを題材にした物語。日本でバイクチームと聞くと暴走族の話を連想してしまい、巷によくあるヤンキー漫画と似た感じになるのかと思っていた。 統率力のあるリーダー、ケンカっ早い若きカリスマ、冷静な参謀、おふざけ担当なんかがいるチーム。法を犯したりもするが、そのカッコよさに憧れる者が増え組織が大きくなっていく。他のチームと衝突しケンカするが仲良くなったりもして。やはり日本のヤンキー漫画と似たような同じ流れだった。違うのは年齢が少し上だということ、少し上だからこそ彼女や妻も一緒に出かけて遊ぶ関係だというところか。 ふと考えると、「莫逆家族」といういくつかのヤンキー家族が出てくる漫画を思い出した。昔ヤンキーだった奴らが築いたファミリー(チーム)を描いた漫画だった。そこには大人になったヤンキーたちが描かれている。本作が「莫逆家族」と共通しているのは、彼らは他に居場所が…続きを読む
ザ・バイクライダーズ(映画の記憶2024/12/4)
ウォーキングデッドのあのバイク乗りもでてます。 バイク乗りのインタビュー本を元に脚本を書いたらしい。たしかに向こうのバイク乗りのイメージってただバイク乗って騒いで楽しむ仲間思いの軍団と犯罪者集団の2パターンあるなと思ってたから創成期を考えると納得する部分もあった。 内容的には展開遅めなので、好き嫌い別れるかも。(サクサク進むストーリーが好きな人には薦めない) (個人的評価5.5点/10点中)
監督さんバイク乗ったこともなさそうで、何の魅力も描けない
バイカー達の集団を描き、「イージー★ライダー」1969年に繋がるはずだった、でなければ何の意味もないただの馬鹿集団でしかないわけで、にも関わらず見事に本作は犯罪集団に陥る必然の表面をなぞっただけの愚作でした。なによりオースティン・バトラー扮する主人公ベニーの意思が全く描かれない、何をしたいのか? ただ流れに沿っているだけで、ベニーが能動的に動かない。これじぁ、映画も動きようがないじゃないですか。 当時こんな集団を取材した者の記録に基づくと冒頭に示されるが。まさかインタビュアーまで画面に入るなんてあり得ない。彼を主役に描くなら、集団への懐疑とか不安定をテーマに絞り込めば、まだしも価値が見いだせたのに。モノローグも含めてジョディ・コマ―扮するキャシーの立場を貫けば、異質な集団に魅了され振り回された後悔を描き得て、それなりに見応えある作品になったのに。要は誰の視点で描くのかが、まるでいい加減…続きを読む
こみあげる胸熱
沖縄生まれ育ちのじぶんには 下町柴又の寅さんよりも バックトゥザフューチャーのようなアメリカンスタイルに 懐かしさをおぼえる ゆえに スタンドバイミー フィールドオブドリームス フォードvs.フェラーリのような ささやかながら誇り高い人物が出てくるドラマ 新作でこの2024年に 巡り会えたことに感謝でございます ゴキゲンなロック満載で!
映画鑑賞が生き甲斐の男には理解不能な世界
タイトルの出方が最高。 敵を叩きのめして満面の笑みの主人公・ベニー。 その背後ではベニーに命の危険が迫っていて、観客としては「志村!後ろ後ろ!」状態。 で、ベニーに一撃が加わるまさにその時、画面がピタッと静止し、タイトルがどどーんと出現。 思わず笑ってしまった。 映画中盤にこのシーンのその後が描かれるが、タイトルが出た時からは思いもよらない凄惨な事態になっていて、ドン引き。 調子に乗るもんじゃないと肝に銘じた。 キャシーが友達との待ち合わせ場所になっている酒場に行ったら暴走族の溜まり場になっていて、警戒心全開で店内を移動するキャシー。 自分も同じ状況なら、同じような感じになっていたと思う。 ところが、暴走族の一人・ベニーを見た瞬間、恋に落ちるキャシーさん。 オースティン・バトラーが演じているとはいえ、他の暴走族と変わらないように見えていたので、突然の事態に「ええっ!」となってしまった。 ま…続きを読む
ファミリーを守るための悲哀と葛藤。 贅肉の削ぎ落とされたストーリー...
ファミリーを守るための悲哀と葛藤。 贅肉の削ぎ落とされたストーリーと作品全体から醸し出される雰囲気は◎ オースティン•バトラーが放つセクシーさとトム・ハーディの持つ漢の色気が兎に角良かった。満足。
哲学が
宗教に乗っ取られる瞬間を目撃した映画 哲学に引き寄せられ組織された集団は 強靭となる がその強靭な組織に憧れて哲学なき輩が 現世利益を追い求めその集団を乗っ取ると まさにそれは宗教でしかなくなる。 そんなことを教えてくれた映画だった。 と書きつつも、そんな能書どうでも良いよ。 とベニーに殴れそうな予感が、本作のストレート レビューだろうなw 久々にグッと引き込まれた秀作◎
70年台のアメリカを見たような
アメリカングラフティ-の世界を思い出したような、 社会から逸脱してアウトローになりたいという青年の夢。 バイクで疾走する興奮は東西皆同じかも。 じゅんすいにライダークラブがカラードになりそしてギャングへと変質していく、人は若者から年寄りになり組織の変質についていけなくなる。破綻へのメッセージか? キャシーの演技は光る
MX4D!
MX4Dのスクリーンで観た。 入口で、ノーマルの映画と、 アナウンスがあるが、 やはり期待してしまう、 せめて排気音だけでも、、、 期待感は抑えて本作。 作品全体的に、 潜在的な魅力を最大限に引き出すには至らなかった。 静謐な雰囲気を漂わせ、 観客を深く物語世界へと引き込むには至らない。 もちろん、 これがいいという観客も多いだろう。 キャシー、ベニー、ジョニー、仲間たちの、 すばらしい芝居で、 彼女たちの痛みを、葛藤を、 自分事のように感じる事ができた観客は、 このままがいいはず。 自分はそう感じる事ができなかった。 理由は二点。 一点目。 回想形式による物語の展開は、 感情移入を阻む要因の一つである。 過去の出来事を淡々と振り返ることで、 現在の緊迫感や登場人物たちの内面の葛藤が希薄になり、 観客は物語に十分に没頭できない。 回想は、物語に深みを与える効果的な手法ではあるが、 本作にお…続きを読む
名前
オースティン・バトラー、なんて覚えやすい名前(゚∀゚) 齢50も超えると新しい単語が入ってこなくなり、ティモシー・シャラメみたいな、ちょっと凝った名前だと一発で出てこなくなる悲しい現実(砂の惑星のアイツ、え~となんだっけ!?アレアレ、みたいな) 今年の顔グレン・パウエルみたいな比較的簡単な名前でも一発は怪しい… 競馬をやって40年近く経つが、ここ10年の馬の名前が出てこない… アイネスフウジン(中野)→トウカイテイオー(安田隆)→ミホノブルボン(小島貞)→ウイニングチケット(柴田政人)→ナリタブライアン(南井)→タヤスツヨシ(小島貞)→フサイチコンコルド(藤田)…と競馬を始めた頃のダービー馬は騎手の名前込みでスラスラ出てくるが、今年のダービー馬は? スイマセン、出てこない…(正解はダノンデサイル) オルフェーブル辺りから馬名がスッと出てこない! マカヒキ→レイデオロ→ワグネリアン→ロジャー…続きを読む
バイク乗り
懐かしい良き時代のバイク乗りのお話。暴走が暴走を呼ぶ展開は、驚き。本当に良き時代かどうかは、?。あまりにもアメリカ過ぎてついていけない面が、マイナスかな。主役のオースティンバトラーは、イケメン過ぎる。
バイカーの美学
人生をバイクに捧げてる僕たちに、たまらないシネマがやっと日本上陸だよ!。若い頃手に入れたDanny Lyonの写真集The Bikeridersには、世界3大MCのアウトローモーターサイクルクラブがリアルに記録され、何度読み返したものか。 その書にインスパイアされた今作#ザバイクライダーズは、バイクと仲間を愛したアウトサイダー達の、クールで儚い感情がスクリーンに刻まれていた。ドラマティックな展開はないけど、名優たちの力量と美術や衣装で、60年代初頭の息遣いが見事に再現されたなぁ。 とにかく演者がサイコー!エルヴィス主役でオスカーにノミネートされたオースティンバトラーは今作もイカしてる。めちゃ練習したというバイカーの役作りもさすが。ハンナモンタナに出てた子役が大物になったねー。マッドマックスのトムハーディは、シブくてバイカーが似合いすぎ。スターウォーズのジョディカマーも、支える葛藤を見事に演…続きを読む
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