ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価
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スプリンターの疑似体験
大学生の息子が2回観たと言うので、観た。
なるほど自分も大学生だったらもう一度観たくなるだろう。
台詞のひとつ一つが、意味付けされて詩的な響きで伝わってくる。その台詞ひとつ一つをもう一度丁寧にトレースしたくなるのだ。
人生のモラトリアムにある時期ならば、余計に胸に響くに違いない。
また、人物の輪郭線が歪む効果が、あまりアニメを見ない自分にとっては新鮮な印象を受けた。
100M走に人生を懸けた男たち
ストイックな映画
打ち込むこととは。
抑揚のない喋り方の登場人物が多いのに、どうしてこんなにも感情が揺さぶられるんだろう。
キーパーソンたちのセリフは、どれも抽象的で一瞬「?」となる。(たぶん私の理解力がやや低め、汗)
でも、頭で理解するというより、体で感じ、経験を通して理解する――アスリートのための言葉だからこそ、深くて重いのかもしれない。
だからこそ、誰かの人生を変える“開眼”のきっかけになるのだと思う。
たった一瞬の出来事で、人生がひっくり返るほどの経験って本当にあるのかもしれない。
私はまだそんな瞬間を経験したことはないけれど、そんな経験ができる人を羨ましく思う一方で、平凡でいられることにも少しホッとする。
私はきっと浅草タイプ。そして、海堂さんが好き。
物語は“熱血スポ根!”というより、人間味あふれる人生ドラマ。
時間軸の進み方がスピーディなので、想像力を働かせながら観る必要があるけれど、それがまた面白い。
他の人の考察を読むのも楽しくて、配信でまた観返したくなる作品だった。
スポーツに限らず、何かに本気で打ち込んだことがある人。
そして、今まさに何かと向き合っている人。
そんな人たちにこそ観てほしい映画です。
原作読んでなくても、陸上やってなくても面白い
努力から得られることは多い!
心に残る名作
アニメ「チ。-地球の運動について-」を見てファンになった魚豊原作と云う触れ込みで見に行ったが、かなり良かった。「鬼滅の刃」や「チェンソーマン」みたいな興奮はなくともじわりと心に響き、琴線に触れる名作といえる。
陸上100メートル走者のアスリート達の物語なのだが、まず其々のキャラクターの立ち方が魅力的でそこは流石魚豊原作だなと。
またキャラクターの心理描写も巧みで、非常に哲学的な考察を含む示唆に富んだ心に残る逸品だと思った。
アスリートらしく走ることを通じた自己探求や自分の在り方、自分の人生の定義を決めていく物語であると思った。冒頭からの学園部活青春ストーリーとして純粋に楽しめた。派手な演出や超能力者やモンスターが登場しなくてもシンプルなストーリーとキャラクターの心理描写でここまで魅力的な素晴らしい作品が作れるんだと感心した。
それからエンドクレジットを見て主要キャストの声優さんが有名な俳優さんが演じていたと気づいてちょっと驚いた。
松坂桃李や染谷将太のがトガシと小宮を演じていとは気づかなかったがとても上手自然にく演じられていると感じた。また、津田健次郎演じる海棠は当にピッタリのハマり役だと思った。長台詞を流暢に独特の雰囲気でまくし立てるところは本領発揮かなと。
しかしこれはもう一度見てしっかりと其々のキャラクターの観察と物語展開やバックグラウンドにあるメッセージ性などをしっかりと考えてみたいと思った。それによりこの作品の持つ見逃していた魅力に気づけるがもと思った。
その際にまた加筆させて頂きます
山あり谷あり
スポーツの表と裏
生まれつき足が速かった主人公トガシは、小学校で転校生の小宮に出会う。小宮は足が遅かったが、トガシに憧れて貪欲に練習を行う。小宮の転校を機に2人が会うことはなくなってしまうが、高校の陸上大会で再開する。タイプが真逆の2人が100m走というスポーツを通じて心を通わせていく様を描く。
100m走は誰でも走ったことがある。最も単純なスポーツであると思う。しかし、これを題材としたアニメは少ない。それは、競技時間の短さや試合の中での攻防戦がないことなどに依るのかもしれない。本作では、主人公の小学校時代から社会人までの半生を描いており、自伝的な作りとなっている。よくあるスポコン漫画の試合に焦点を当てた作りではなく、それまでの過程や周囲の人物に焦点を当てた作品になっている。
本作は大人向けの作品になっている。スポーツと表と裏の部分をはっきりと描いている。1番になること目指して練習していたのに、いざ自分が1番となると虚無感に襲われてしまう。1つのけがによって戦線を離脱させられてしまう。過去には実力が下であった選手に抜かされてしまう。私自身スポーツは小学生から現在も選手として続けているが、そのような境遇に置かれた人を見たことがある。本作に登場するキャラはそのバリエーションが豊富で、共感させる力が強い。
なぜ走るのか。この言葉が作中では何度も登場する。何かに打ち込んでいるとその理由について誰でもふと疑問に思うことがある。本作では、本気になることの重要性を説いていた。これは人それぞれ答えが異なるだろう。自分は何なのか。そんなことを考えさせてくれる作品だった。
ポイントは押さえられているが描写不足
松坂桃李さんと染谷将太さんの声の演技は良かった
ひゃくえむ
原作未読なので、原作をちゃんと読んだらまた印象が全然違うのかもしれ...
原作未読なので、原作をちゃんと読んだらまた印象が全然違うのかもしれないけど、なにも知らないフラットな立場で観たら、あんまり…な映画だった。
漫画の劇場版にありがちな、ダイジェストを観たような印象
一つ一つのシーンにインパクトも余韻もないままサッサと進む
主人公のキャラにも小宮のキャラにも感情移入できず…
哲学っぽい名言そうなセリフが全く頭に入ってこない(これは漫画として文字を追ってたらもう少し頭に入って理解できたかも)セリフだけ宙ぶらりんのような…
というか、「良いこと言ってるだろ?」感が強すぎて、直視できない感じだった
大人編になって主人公に多少感情移入できるかな?と思ったけど、最後までうーんって感じ。
主人公と小宮くんの大人になってからの絡みがもうすこし熱いかな?と思ったけど、そうでもなく…小宮くんのあのよそよそしさ…
一貫して、「なぜ走るのか」がテーマとしてあるのは、陸上の完全個人競技ならではだなぁと思った
4人でリレーを繋いで行く、とかの方がストーリーとしては盛り上がりそうなのに、あくまで100メートルの個人競技にフォーカスしてるのが面白いなと!孤独な戦いだからこそ、哲学的な視点がより多く出てくるのかなと!
映像は全体的に綺麗だった
泣きのシーンのアニメーションだけ、もうちょっとどうにかできなかった…?良いシーンなはずなのに、ちょっと直視できなかった
あとは初手からキャラデザや人の顔の癖が苦手で、最後までその印象が変わらなかった(特に鼻筋が気になってしかたなかった)
この映画見れば大抵ことは解決する。
骨太で純粋に面白いスポーツ人間ドラマ哲学風味!
陸上100メートル走を題材に、誰よりも速く走ることに人生を捧げるスプリンターたちの生き様を描いたスポーツ人間ドラマ。
物語は、主人公・トガシの小学生時代から始まる。
学校一駿足の彼は、その特技で誰よりも一目を置かれ順風満帆な学校生活を送るが、大人びた性格の彼は、その環境が「誰よりも速く100mが走れること」で得られていると認識していた。
そんなトガシの前に、不器用でうまく人と接せられない転校生・小宮が現れ、彼の人生に変化をもたらすべく、小宮が速く走れるよう一緒に訓練していく。そして時は流れ、ふたりはいつしかスプリンターとしてライバルとなってーー。
小学校時代:トガシと小宮の出会いと別れ、中学校時代:トガシの挫折、高校時代:トガシの復活、そして社会人時代:トガシと小宮の再会と、彼の人生の時間軸で描かれている。
物語の根底には、作者が伝えたい人生の哲学的なメッセージが込められており、登場人物たちはいずれも、そのメッセージを表現するために役割が与えられているが、上っ面なキャラクター像にならず、その世界に生きている背景がしっかり描かれ、骨太な作品として感じられる。
本作で特筆すべきは、実写映像をアニメーション映像に巧みにトレースしたであろう映像技術。等身大な現実感と創作物的な作品感、両方の良さを見事に融合させて、エンターテイメント作品に昇華させている。さらに劇中音楽も素晴らしい。
いかんせんキャラクターの描き分けのバリエーションが少なく、さらに少年期、青年期、壮年期と成長度合いも加わるので、各キャラの見分けがつきづらい点は鑑賞しててちょいと苦労した。
事前に公式サイトで予習しておくと鑑賞しやすいよ。
宣伝が少なすぎませんか?
すごく作り込まれた
気合いの入った映画だと思うんですけど
ほとんど話題になっておらず
宣伝もほとんど見ない
非常にもったいない
チ。が売れたから映画化したのかな?
と思うんだけど
急なアニメ化&映画化にびっくりして
あわてて観に行きました
これたぶんみんな知らないだけで
プロモーション次第でいくらでも
もっと売れる映画だと思う
私は元々100mやってたし
原作もかなり前に読んで好きだったから
単純に映画化は嬉しいし
映画の出来も素晴らしいと思います
ほんともったいない
もっとたくさんの人に観ていただきたい
松坂桃李も染谷将太もヒゲダンも使ったのに
スタッフロールを見ていても
名だたる様々な皆様が協力しているのが
見て取れるので
あーほんともったいない(何度でも言う)
衝動・緊迫感・強迫観念を失ったパラレル物語
これだけは言える。この映画で動かされた方は原作では"震わされる"はず。「チ。」と同種のゾワゾワがそこにはある。
原作厨ではないけれども、
以下、不本意ながらも原作厨が書く文章になってしまった。
当方、ひゃくえむ。の漫画を読み、映画も観たいと思って鑑賞。
原作の引き込まれたところはどこだろう。
おそらく、衝動・緊迫感・強迫観念、そしてキャラクターの人間味だと思う。
この映画作品にそれがあっただろうか。
ただただ物語が流れていただけように感じた。それでも確かに面白いのかもしれない。
ただ、胸を動かされるようなナニカは全くなく、
キャラクターも「人間味のない、長々と語る、いいヤツ」ばかり。
原作のトガシは、こんなにもただのいいヤツだっただろうか。コミヤへの思いもこんなものだったか。
コンプラやご時世や関係各所多方面に気を遣いすぎたあげくの無個性の走り屋映画。
明らかに言い過ぎなのは確かだが、そう言ってしまいたくなった。
100mと哲学
原作読了後の鑑賞です。原作に忠実であってアニメーションでより活かされた作品と思いました。
陸上の100mを通じてひとつのことに人生を賭ける意味を哲学的に問う物語。
レースシーンの臨場感はなかなかアニメで感じたことのない種類のものでした。レース前のシーンは実際のレースと同じタイム感だし、選手たちの動きや緊張感をよく表していて息を呑みました。
音に関してもより実写に近く、街の音、公園の音、スタジアムの音、レースの音。それぞれリアルで世界観に入り込む要素になっていました。
完全に感情移入しまして、エンドロールの主題歌「らしさ」の「納得できちゃいない」「これしかないから」「居場所が欲しかったんだ」で号泣でした。
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