ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価
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好評価に騙された。今年ワースト級
予告編見て映画.comでも好評価で楽しみにしてたのですが、
先ほど見てきてがっかりしたのでレビューを書きます。
原作未読です。
【良かったところ】
・主人公トガシのキャラや描写、声もマッチしてて好感が持てた。
・シンプルでさわやかなストーリー、背景絵も清涼感あって落ち着く。
・エンディングのOfficial髭男dismの疾走感のある曲、
映画のエンドロールで聞けて少しスッキリしました。
【がっかりポイント】
・CG映像のレベル低すぎ…令和の時代にこのレベルですか?
隣のシアターでは鬼滅やチェンソーマン、予告編でも映像レベルの高いアニメ映画が
流れるのにひどすぎですね。背景から人物が浮いて見えてもはや笑えました。
・染谷さん、俳優としては大好きなのに小宮のセリフが棒読み過ぎて無理でした。
・映像ダメでもストーリー良ければと思ったのですが、
ラストのトガシ、小宮が話す場面で、
トガシのセリフはそれまでの展開から納得感あったけど
小宮のセリフは棒読みに加えて根拠となる描写が不十分で全く響かなかったです。
原作でも同じ展開あるならより深い描写があったのではないでしょうか?
公開4日目なので平日ながらシアターにもたくさん人がいたのですが、
見終わったあとの皆さんもテンションも低く、微妙な表情をされていたので
楽しめた人は少なかったのではないでしょうか?
今まで映画.comの評価で4以上ある映画は総じて楽しめていたので信頼していたのですが
今後はもう少し慎重に吟味しようと思います。
陸上はほとんど見たこともないですが、、、
チ。 ひゃくえむ。 句点のこだわり
いつもさっくり感想をXにあげてからこっちに捕捉しつつの感想をあげてるんすが、映画タイトルの「。」が抜けていること、というか、あることに気づいていなかったことに気づいて、「チ。」といい、原作者の魚豊さんは句点「。」にどんなこだわりがあるのか知りたいって思ったっす。
世界陸上が盛り上がったのでヒットしそう。原作が「チ。」の魚豊さん、監督が「音楽」の岩井澤さんで楽しみでもあったけど、いつものことですが原作は知らないわたし。競技の技術面に脚光が当たるのかと勝手に期待していたせいで、100mの技術面より心理面に対して理屈っぽい感じが合いませんでした。
話のなかの年月の飛び方も原作に忠実なら仕方ないのかもだけど疑問符。特にインターハイから実業団の契約にビクつくところまで飛ぶところ。小学校時代の感じは好きでしたが…。
理屈っぽいなんて書いてしまったけど、名台詞認定したくなるようなフレーズはいくつもあって、すぐ忘れちゃうのでメモしたい気持ちにはなりました。向上心のある特に若い人にはお勧めしたいと思いましたが、こちらは20年は停滞したままで現状維持にも汲々としているアラ環なので一晩寝たら細かいセリフはすっかり忘れていると思います、マル。
あ、主題歌は、髭男さんの最近のタイアップの中ではけっこう良かったと思います。髭男らしさを感じたっす。
走る意味とは答えとは(爆音推奨)
100m走。たったの10秒で全てが決まる世界。
なぜ彼らは走るのか。
その答えは、登場人物によって異なる。
その答えは、時や場面に応じて異なる。
その答えのどれもが正解で、そもそも正解なんてないのかもしれない。
でもたったひとつ、シンプルなルールはある。
物語が始まる主人公の小学生時代、そして社会人で迎えるラストで再度それが提示される。
10秒に満たないそのセリフに、終演間際の10秒に、この物語の全てが詰まっていた。
104分の上映時間だが、体感は10秒。
映画視聴後に走り出した方は私だけではないはず。
爆音上映で観たが、常時爆音だからこその100m10秒の静寂、そして響き渡る足音が心を揺さぶった。
音楽も最高でした。
〜1日経って〜
原作を見て来ました。
原作は心理描写が多く、言葉数も多い。
映画は良い意味で改変が多く、あの圧巻の視聴体験は削ぎ落とされたスピード感によるものだと感じた。
原作を見て、また映画を観たくなりました。
100mというシンプルな競技上、才能という壁にぶつかって何人もの人...
10秒の世界に人生のすべてをつめて
知る人ぞ知る100m走の陸上漫画。原作が結構好きだった作品でエモさはアニメでも健在。
昨今3DCGアニメを使った画風が多くなってきたけど、本作は手描き感満載だった。
ただ疾走感はしっかり表現されていて、エンドロールのスタッフロールからモーションキャプチャーのようなものは使って動作を作画していたのだと思われる。あえて線を歪まさたり、ボヤっとさせたりと画風ならではのこだわりを感じた。
原作から少し心の葛藤の表現が削られてる気はしたが、小学生·高校生·社会人とそれぞれの時代でキャラクターのプライドを感じるし、見ていると自然と力が入るシーンも多かった。
世界陸上まったく興味無く見てないけど、スゴい世界だなとは思い直した。
10秒の世界
良いエンディングだった!
原作は知らないです!
あらすじを見て興味が出たので観ました!!
絵柄は癖が強い方ですが画は作画演出等含めて見せ所が上手い映画でした。
作品について何の知識もなく勝手にスポ根アニメかな〜と思って見たのですが、スポーツをやってる人に限らず現実で生きる人全てに響くメッセージ性があって観て良かったなとすごく思いました。
見ている最中、人生ってそうだよな…みたいなこと思ったりトガシくんの心情を考えてうんうん…!泣ってなったり。
社畜の拡大解釈なんですが…単に陸上ってスポーツを語る物語じゃなくて陸上ってスポーツを通して人生を考える物語に感じました…!
キャラクターは海棠さんが格好良かったですね!
仁神くんもトガシくんもリアルな人間くささがあって好きですけど海棠さんの現実逃避の話などは普通に為になる話でリアルのメンタルケアに役立ちそう!
多くを語らない作品で見終えた今は実にこの映画らしいラストだったなと思います!
エンディング曲がこの物語全体の印象とラストのその先を語っているようでとっても清々しい爽やかでさっぱりした気持ちになりました!!
後味良い映画は良い映画ー!!♪
陸上選手の人生を2時間で描く濃密さ
原作未読ですが、チラシを見て興味が湧いたので鑑賞。
割とよく映画館に行くのですが、なぜか本作の予告編を見た記憶がありません。
あまり宣伝してないのでしょうか?(見たけど印象に残らなかった?)
絵柄が今どきのカッコいいアニメキャラ風ではないので、気骨のあるリアルな物語を期待してましたが、それ以上でビックリ。
小学生に始まり高校生に進学したあたりで、廃部寸前の弱小陸上部を立て直しライバル校に勝利!部活に誘ってくれた先輩と恋に落ちて大団円・・・なんて想像してました。しかし、高校時代の敗北からあっさり10年後、生活のために陸上にしがみつく情けない状況とそれ以降の葛藤まで描かれるとは思いもよらないうえ、これだけ短時間に詰め込んでいるのにダイジェスト感を感じませんでした。
陸上競技に対するモチベーションも小学校、中学校、高校の陸上部入部以前と以降、社会人前期、後期でそれぞれ揺れ動いており、夢中になったり、冷めてみたり、生活のためにしがみついてみたりと、人生そのもの。悪いこと続きで子供の前で泣きじゃくる主人公の姿には、会社生活で少し挫折を味わった時期の自分を重ねて心が痛みました。
現実的に考えて絶対に勝てない事が分かっているなら、現実逃避しろ(現実を無視して超えてしまえ)という髭の先輩選手の言葉、良かったです。これから自分の人生にも使わせてもらいます。
原作を知っていれば改変部分や削除部分がノイズになったかもしれませんが、予備知識なしで本作のみ鑑賞した印象は、最高の人生物語でした。これから原作コミックも読んでみようと思います。
本当に映画の中の一人一人が生きているよう
奇妙な画面と静かさ
走ることはシンプルで恐ろしい
原作未読、様々なキャラクターたちが100m走に成功と挫折と再起、そして「なぜ走るのか?」という哲学的な言葉を上乗せした作品。
オープニングのBGMは迫力があり、劇中もシーンごとに静音と爆音で心情表現の使い分けをしていたのは良かったです。
走る時の疾走感やリアルなセットアップ、普段凡人が見れないような景色を見せてくれる構図は面白かったです。高校での大会400m走で仲間と思いっきり走る姿に感動を覚えた。
ただ、それ以外のアニメーションはCGのようで好みが分かれそう。作画は悪くないのにフラフラと揺れる人物に違和感があった。
脚本も正直端折感が拭えず財津選手の走りは何処へ、トガシと小宮の関係性も不完全燃焼に思えた。
逆にバックボーンも気になり原作を読みたくなりました。
走り続ける理由というより走り続けられる理由
音楽と躍動感あるキャラクターの動き、疾走感はとてもマッチしていてわくわくしました。それからスタートする前の緊張感も伝わってきて、なにより走る姿はどのキャラクターもかっこよかった!
漫画原作は未読ですが、上下巻あるので内容は濃いのかなと思いきやそこまで盛り沢山のストーリーではなかった。高校1年のトガシが陸上部でリレーに挑むシーンが一番好きです。ただ、もっと内面というか主人公たちの成長とか青春とか泥臭いのが見れるかと思ったが、意外とそこはさらりとしていたかも。中学時代もなくいきなり高校1年生になり、それからまた一気に10年後になるのは、やっぱり気持ちが付いていけない。先輩がトガシと話してる場面は、なんか人物が揺れ動き過ぎて違和感があったし、人間の動きをトレースするロトスコープ技法だけど、体がブレるような落ち着きのないようなキャラクターの動きに目が疲れてしまった。
『走り続ける理由』というより『走り続けられる理由』としてライバルや羨望の目標、後輩の脅威など10秒の壁(100メートル走)に挑む自分以外の強者たちがいてこそなんだなぁと心打たれるものがあった。彼らの世界を垣間見ることができてよかったです。
財津か小宮
ひゃくえむ。
10秒の世界に一人ひとりの人生が見えた!
100メートル走というのは、学生生活を無難にこなしてきた人間にとっては、一つの憧れのようなものがあるのかもしれません(少なくとも私は?)。眩しい太陽の光を浴びて、凄まじい勢いでグランドを駆ける姿はある意味、極上の美学のような気がします。作品の中でトップランナーと言われるメンバーたちが、最高の人生の記録を目指して大地を蹴って走る靴音がめちゃくちゃ涙を誘うような気がしたのは私だけではないでしょう。だから、青春時代の夢や希望が満ちているこの作品に、心が鷲掴みにされたような気がしました。作品の中では、小学校でのライバルの出現、高校でのライバルとの再会、社会人としての人生を賭けたライバルとの決着という風に淡々と描かれますが、ド直球のスピードへの執念にはただただ圧倒されます。人生を真剣に生きている人間の凄みのようなものです。ただ真剣と言っても、私には人生を楽しんでいるとしか思えません。私なりのなんのために走るのかの答えは、「人生を楽しむため」だと、この作品を見て腑に落ちました。あと、素晴らしい哲学的な言霊が続々と出てくるのでただただリスペクト!心に残ったセリフをあげておきます。「不安は対処すべきではない。人生は常に失う可能性に満ちている。そこに命の醍醐味がある。恐怖は不快ではない。安全は愉快ではない。不安とは君自身が君を試す時の感情だ。栄光を前に対価を差し出さなきゃならない時、ちっぽけな細胞の寄せ集め1人。人生なんてくれてやれ」
私見 才能とは生まれ変わるごとに磨かれて行く。今世で果たせなくても、来世以降で果たせるということはいくらでもあると考えます。感謝!!
圧倒的な絵力と達観した台詞でねじ伏せられた感じを受ける。
原作未読
映画を観る限り、作者をはじめ製作陣の圧倒的な熱量やパワーを感じさせる力強さがあり、絵の迫力と細密な描写、脚本(セリフ)による伝えたいことをド直球に伝える空気感や緊張感があった。
また大学陸上部、(音響だけの様だが)強豪高校陸上部、名だたるスポーツメーカー、競技場などなど多くのホンモノの協力を得ての製作は、作品に誠実であろうという意思があり、観る側もちゃんと対峙して鑑賞しないといけない雰囲気があったw。
一方、作者の溢れ出る哲学は人生観でもあり、極論100m走ではなくても成立してしまい、また子供だろうが大人だろうが関係なく登場人物を通してその哲学を語らせているのには違和感を感じた。(コレがこの作者が支持されている所以という事は十分わかっています)
主役2人が小学生時代に語る言葉はまるで借り物のようで、「大人びた」で済ますにはさすがに無理があり、少し気持ち悪さを感じてしまったのは残念だった。
生き方、考え方の参考になります
何といっても世界陸上が東京開催で盛り上がっておりましたので、タイミングよく陸上物のアニメが上映されると知って観に行きました。
テーマは100メートルと言う短距離走。一流のアスリートであれば、10秒弱の短い時間の競技ですね。確か桐生選手は47歩で100メートルを駆け抜けると聞いた記憶があります。
この物語は小学校時代に出会った2人の生き方を対比させながら、中学校・高校で新たに出会うライバルや先輩との交流、そこにチームメンバーとのコミュニケーションが織り交ぜられ、特に先輩からの助言に人生の生き方や考え方にとても参考になる言葉がたくさん出てきます。
10秒と言う短い時間に人生全てをかける競技だからこその尖った考え方が垣間見られ、50過ぎのおっさんにもとても響きました。
映画を見終わった直後に、世界陸上の最終競技4 × 100メートルリレー決勝をテレビで見ました。日本人選手のインタビューの様子が、何かこの映画の余韻を感じさせるものであって、とても沁みましたね。
スポーツ物のアニメにあまりハズレは無い気もしますが、私にとって短距離走のアニメは初めてで、とても内容の濃い良い映画だったと思います。
いくらなんでも
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