ひゃくえむ。のレビュー・感想・評価
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🏃♂️💨 ひゃくえむ。2回目鑑賞完了!
📖 1回目:原作未読で鑑賞
📚 2回目:原作読了後に再鑑賞
**映画の魅力**
セリフは少なめ、でも表情や雰囲気で心情を丁寧に描写。
原作を読んでいると"見えない心の動き"がより深く伝わってきて、まるで答え合わせをしているような楽しさが✨
**でも、やっぱり初見は原作なしが最高**
先入観ゼロで純粋に物語の世界に飛び込む。
あの一度きりの感動体験は本当に特別🔥
(個人的には!)
**個人的に印象的だったシーン**(ネタバレなし)
雨が降る中、100m走のスタートラインに選手たちが立つ場面。
アナウンスで名前を呼ばれた選手が一歩前に出てお辞儀をする──そのわずかな所作がとても自然で、まるで本物の大会を目の前で見ているかのような緊張感✨
「これから始まる!」って興奮しました🔥
**結論**
原作を読んでから ➡︎ 深い理解と発見の楽しみ
原作なしで鑑賞 ➡︎ 純粋な感動と驚き
どちらも違った形で心を揺さぶられる、そんな素晴らしい作品でした!
世界陸上見た人は必見!
アスリートの方々みなそうですが、その一瞬のために色んな犠牲を払ってると思います。
一般人にはわからないような孤独や苦悩があり、結果を出すことの大変さ。
世界陸上での涙を見るとニワカでも応援しないと、と思いました。
トガシと小宮の関係性もはじめの一歩みたいで見入ってしまいましたし、海棠の言葉には誰もが悩んでることへのアドバイスがあるのでぜひ見て欲しいです。
最後に絵がほんとに実写みたいで圧巻で素晴らしい!!
胸のモヤモヤが晴れる映画
脳を直撃します
原作マンガ未読(帰りに買いました)で、アニメ「チ。」に感動して初放送・再放送ともリアルタイムで全部みている者です。
絵柄やテーマがちょっと地味なんじゃないかという想像を木っ端みじんにする迫力で、人物のリアルな動きに「THE FIRST SLAM DUNK」をみた時の感動を思い出しました。
長い陸上競技生活の中で悲喜こもごもありつつも、100メートルという一瞬にすべてを注ぎ込む登場人物たちの集中力と熱量がビリビリと感じられて、競技シーンの緊張感といったらなかったです。
台詞のパワーは強烈です。物語に何度も登場する「なぜ走るのか」の問いは、その時々のいろんな答えを聞きながら「なぜ生きるのか」になって脳を直撃します。我(利害や効率)を忘れるほど真剣に打ち込めるものがある幸福感、を目にする感動で、心が熱くなりました。
他を圧倒する現実離れした強さとかはありませんが、観終わってじんわり体温が上がり、「よし!生きるぞ!」という気分にさせてくれた作品でした。
10秒の歓喜
足の速い人って大変ね…
好きなアニメ表現
原作好きで、松坂桃李が好きで鑑賞
予告を見た時は、松坂桃李と染谷将太がハマってないかもなーとか思ってたけど通しで一本見ると違和感は感じなかった
むしろ松坂桃李は良かった
アニメーションとしてただ綺麗なだけじゃない、リアルさや疾走感、苦悩を表現していてとても好きだった
アニメーション映画として表現したいことや衝動が伝わってきてとても楽しめた。
82/100
⭐︎3.9 / 5.0
10秒を大事にしているが、10秒は大事じゃない
・ロトスコープを使ったり、天候などの表現を工夫しているおかげで、ポスターやウエブサイトの絵柄より、アニメ感が薄れているので、アニメが苦手でも観賞できる。原作者の味として、みんな三白眼でちょっと怖いけど、髪形も漫画風味は薄く現代的に実在感があるのは良かった。
・陸上短距離を題材とすると、10秒を何分にも引き伸ばして、駆け引きを描きそうなものだが、せいぜい1分程度になっているのは好印象。陸上競技経験者から言えば、レースは一瞬でもあり、すごく長い時間で色んなことを考えていたりする、相対性理論ぽい空間なのだ。そうかと思うと、非現実的な『何とか走法』とか『何とか作戦』も出てこないのも良い。何なら大会の結果やその後の経過はすっ飛ばしており、スポーツを題材としていそうで、走ることを重視している気がする。
・色んな走者が、色んな論理で100m走を語る。ときには、説教を垂れる。感化される場合もあるが、結局それぞれ勝手にやっている。セリフを聞いている時には、情報量が多すぎて良く理解できない。これは、実際には走る理由なんで実はどうでも良くて、そんなセリフは理解できなくても100m走の価値は変わらないんだと言われているような気がする。それが、ラストシーンに反映されていると思った。
・主人公の声優が誰かと思ったら、松坂桃李でした。すごく、上手でした。このまま、声優も続けて欲しいくらい。悠木碧は気付きませんでした。ごめんなさい。
・ある意味地味で、感動を煽るシーンは全くないので、これを見て陸上競技人口が増えるとは思えません。競争を描いたものとして、ブラピノF1は傑作ですが、それの対局的な作品として見る価値があると考えます。万人受けする分けではないので、星は4つにしました。
観に行って本当に良かった!
陸上の熱い魂を思い出させてくれる
100メ−トルで哲学する
観ようかどうしようか迷っていた作品だった。結果、観て大正解!ホントに良かった!
たった10秒ちょっとの中に込められている感情に、自分の心がゆさぶられる。一つの事をとことん極める中で、自分の可能性を知り限界を知り絶望し歓喜する。勝つためには才能が必要なのか、それともあきらめないしぶとさか…。歓喜の先にいつの間にか停滞があり諦念があり…なぜ自分は走っているのかを常に問いかけている。すごい内省するなぁ~と思いながら見ていたが、走るという単純な行為の上に人生を築いてきた選手たちには当然か。
子供の頃は勝つことが当たり前で、優勝トロフィーなんて雑に飾っていたトガシが、走る事に勝つ事に倦んでいる頃、小宮は静かに気持ちを昂らせ黙々と練習に励み高校で爆発する…2人の活躍の対比が効いていて、高校で一緒に走ったレ―ス後に明暗が分かれていく…。トガシが選手生命のホントの瀬戸際に立たされてぐしゃぐしゃに泣いて静かに覚悟を決めた所は、10年間のおそらく小宮に負けてパッとしなくなった自分、走る事の意味がぼやけたままできた彼の現実のピントが合った瞬間なんだろう…。100メ―トルを一番速く走れば大抵のことは解決する、それを実現して人生を変えてこの先が見えなくなりかけていた小宮と、やっとホントのガチで100メ―トルにかけるトガシと。そんな彼らが再び喜びの中にいるラストは勝敗は気になるが、なんというか晴れやかな気持ちにさせてくれる。一瞬の中に彼らの人生が詰まっている!
そして映像と演出、音楽も良かった!画がきれいに…というよりは心情に合った描き方が際立っていた。小宮に負ける試合で豪雨の中、最後に雨と音の中に消えていく所は、勝つことに慣れていていつの間にか驕っていたトガシの打ちのめされている今と今後か暗示されていたし、心が揺らいでいるシーンはホントに画がぶれる!音楽も緊張感と高揚感があってこっちも緊張してきてしまう!とにかく必見の映画!
やはり原作を読んでないと・・
最初、短距離の迫力と音楽で滑り出しが良かった。そしてトガシと小宮の対比も良く、高校くらいまで青春を感じました。そこらへんから、少し登場人物が増え、何となくトガシと小宮の躍動感が薄れてきた印象がありました。あっと言う間に10年後、最後はすでにトガシは社会人でうだつの上がらない感じになってしまい、最後の100Mは余り期待できない印象になりました。最後の100M、接戦になるのかもしれなかったですが、今一つ説得力に欠ける終わりだったかな。原作を知っていれば、もう少し奥深く考察が出来たきがするのですが・・
人生を変える映画、そんな一本のひとつ。
正直がっかり
ギリギリの表現が大迫力で押し寄せてくる
哲学のために物語がある感じ
全ての人類が観てほしい
面白かった!(原作は全く知りませんが)
「足が速い、という才能が無条件に評価される時代」に生まれた男達の苦悩と歓喜が味わえる最高の映画だった。
「10秒」という短い時間の中で競い合う陸上競技に、小学校から中学、高校、社会人というライフステージの中でそれぞれの選手がそれぞれの人生を掛けて向き合っていく姿に胸が熱くなった。
(スラムダンクと比較しての感想)
スポーツ競技と向き合う気持ちは年齢によって変わっていく。
生まれ持っての天才と遅咲きの努力家が一つの競技の中で、それぞれの人生のある場面を交錯させてドラマを作っていく醍醐味を「ひゃくえむ」は感じさせてくれる。
「ひゃくえむ」はスポーツ競技に対する愛憎の気持ちや、他には得られ難い歓喜の瞬間の記憶、それらを自分の人生にどう重ねて生きていくかを描こうとしているように僕は感じた。
「ひゃくえむ」を観ながら、(スラムダンクの愛すべき登場人物たちは、あの後どういった人生を歩んだのか)ということが非常に気になった。
連載終了後は、バスケットを高校卒業後も続けている選手達のバスケット人生はどのようなものだったのか知りたいと思ったものだが、「ひゃくえむ」では社会人の頃まで描いてくれていたので、観ていて清々しい気持ちになった。
「天才」と呼ばれる選手に立ちはだかるのは競技だけでは無く社会生活にも存在し、それに立ち向かっていくことも競技人生の大きな意味だと「ひゃくえむ」は教えてくれていた。
「作画について」
今回、作画が各場面でガラリと変わる事が多く、それが観ていて面白かった。
高畑勲や大友克洋っぽいな、と思える場面もあったりして、画面が画一的な印象ではなくなり(人の手が作っている)という生々しさが感じられた。
陸上シーンも臨場感のあるシーンも多かったし、映画版の「スラムダンク」もこんな感じで作画するとCG感が少なくて良かったかもしれないなと思った。
僕は原作を全く知らないが、この映画だけでも楽しめた。映画では描ききれていないであろう人物描写も、こちらの想像を膨らませて観る感じで十分に楽しめた。
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