「現代版の自省録、魂に響く言葉の数々」ひゃくえむ。 カイジラさんの映画レビュー(感想・評価)
現代版の自省録、魂に響く言葉の数々
「なぜ何のために100メートルに人生のすべてを捧げるのか?」
この哲学への問いと答えが映画の中心。人生をかけた100メートル、10秒に凝縮された瞬間に宿る魂の言葉の数々。年齢による衰え、ライバルの出現、スランプ、自分が走る現実は目まぐるしく変わる。劇中の海堂の言葉、「現実を逃げずに直視するからこそ、思い切った現実逃避が出来る。」
この矛盾に満ちた言葉こそ人生の真理ではないだろうか?
自省録のマルクス=アントニウスに通じる徹底的な振り返りと言語化。一つ一つの言葉が刺さる。まさに、ランニング・フィロソフィー
この映画には仕事にも、人生にも通ずる真理がある
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