「打ち込むこととは。」ひゃくえむ。 観たい日は休みますさんの映画レビュー(感想・評価)
打ち込むこととは。
抑揚のない喋り方の登場人物が多いのに、どうしてこんなにも感情が揺さぶられるんだろう。
キーパーソンたちのセリフは、どれも抽象的で一瞬「?」となる。(たぶん私の理解力がやや低め、汗)
でも、頭で理解するというより、体で感じ、経験を通して理解する――アスリートのための言葉だからこそ、深くて重いのかもしれない。
だからこそ、誰かの人生を変える“開眼”のきっかけになるのだと思う。
たった一瞬の出来事で、人生がひっくり返るほどの経験って本当にあるのかもしれない。
私はまだそんな瞬間を経験したことはないけれど、そんな経験ができる人を羨ましく思う一方で、平凡でいられることにも少しホッとする。
私はきっと浅草タイプ。そして、海堂さんが好き。
物語は“熱血スポ根!”というより、人間味あふれる人生ドラマ。
時間軸の進み方がスピーディなので、想像力を働かせながら観る必要があるけれど、それがまた面白い。
他の人の考察を読むのも楽しくて、配信でまた観返したくなる作品だった。
スポーツに限らず、何かに本気で打ち込んだことがある人。
そして、今まさに何かと向き合っている人。
そんな人たちにこそ観てほしい映画です。
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