「命の燃やし方は人それぞれ」ひゃくえむ。 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
命の燃やし方は人それぞれ
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原作は未読だが、魚豊が描きたい事は、
『チ。』とも共通な気がする。
命を何に燃やすのかを描いていると思う。
この作品では、何のために走るのか。の問い。
私がいちばん刺さったのは小学生時代。
やはりここでの経験が
大人になってもずっと残っているのだな。
高校時代、社会人になるにつれ、
何のために走るのかの解像度に変化が訪れていると
思う。
基本はトガシと小宮から始まり、
この二人に収斂されていく。
それぞれの時代にそれぞれの考えで、
それぞれの走りをしているが、
究極的に行き着くのは二人の関係における
走るということの意味への気づきな気がする。
表現としては、
特に走っているときの表情や、
泣き崩れるトガシの表情が刺さった。
ラストのぶったぎりエンディングも私は好き。
勝負をハッキリ描きたいわけではなく、
ひゃくえむ。に取りつかれた二人の生き様を
描いた作品だと思った。
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